10/3(土)空中栽培によるサツマイモの収穫祭開催 空中栽培サツマイモで、発電にも挑戦! 滋賀県湖南市X近畿大学生物理工学部
■趣旨・目的
湖南市では、地域自然エネルギー基本条例に基づいた取り組みを推進するため、平成27年2月に「湖南市地域自然エネルギー地域活性化戦略プラン」を策定しました。芋(サツマイモ)については、バイオマス燃料製造プロジェクトの中で、バイオマス発電に有効な燃料として位置付けており、栽培から多くの人の関わりが可能であり、農業・福祉・エネルギーをつなぐまちづくりとして期待されています。
今回、近畿大学 生物理工学部生物工学科 鈴木高広教授が推奨されている空中栽培法よるサツマイモの収穫を行うとともに、バイオガス発電の実証実験や地域おこし協力隊によるサツマイモスイーツの試食会等を行います。
■日時
平成27 年(2015 年)10 月3日(土) 午前10 時から正午まで
■場所
こなんイモ・夢づくり農園(湖南市石部東四丁目30 番地・31 番地)
※駐車場については添付資料参照
■内容
農園で栽培したサツマイモの収穫の他、鈴木先生によるサツマイモを使ったバイオガス発電の実証実験や、地域おこし協力隊によるサツマイモスイーツの試食会等を行う予定です。
■主催
こなんイモ・夢づくり協議会
■協力
湖南市地域エネルギー課
■問い合わせ
担当課名:地域エネルギー課 担当者名:池本、坂口
【鈴木 高広教授プロフィール】
所 属:近畿大学 生物理工学部 生物工学科 教授
近畿大学大学院 生物理工学研究科 生物工学専攻担当
最終学歴:名古屋大学大学院
学 位:農学博士(名古屋大学)
主な研究:植物工場、環境バイオリアクターシステム、
太陽光エネルギーの効率的利用システム
テ レ ビ:「ホンマでっか!?TV」「ちちんぷいぷい」
「よ~いドン・人間国宝」「モーニングバード」ほか
著 書:「イモが日本を救う!」等
【芋エネルギーについて】
国内の芋の平均年間収量は15 MJ/m2ほどです。一方、初夏の快晴の日には、農地に1日で30 MJ/m2も太陽光が降り注いでいます。つまり、太陽光のエネルギーは大量に余っています。太陽光を無駄なくバイオマスに変換するには、空間的に作物を栽培し受光面積を広げればよいのです。日本にはエネルギー資源がないと思われてきました。しかし、国土には毎年100 年分のエネルギーが空から降り注いでいます。芋を国内で空間大量栽培すれば、原子力と化石燃料を全量代替するエネルギーとして有望です。水も耕作放棄地も大量にあります。炭酸ガス排出量の大幅削減と食糧問題の解決にも役立つ芋エネルギーの研究は実用化に近づいてきました。芋の空間栽培法は、日本の年間消費エネルギー2000 万TJ を毎年供給することができ、化石燃料の輸入費用年20 兆円を国内農家に振り向け、地域産業を活性化する切り札になります。