科学技術振興機構が主催する科学イベント「サイエンスアゴラ2022」で、名古屋大学×近畿大学の研究者・科学デザイナー・科学コミュニケーターが共創した「次世代コドモサイエンス」の科学捜査実験をオンライン開催します!

名古屋大学と近畿大学の研究者・科学デザイナー・科学コミュニケーターが共創した「次世代コドモサイエンス」を国立開発研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が主催する「サイエンスアゴラ 2022」のオンライン出展企画として行います。ここでは、上記の研究者・科学デザイナー・科学コミュニケーターがインタープレナー(組織やコミュニティ、カテゴリーや世代などを、目的思考で越境し価値創造していく人のこと)として、「次世代のコドモサイエンス」を提案します。

【ポイント】
●名古屋大学と近畿大学の研究者・科学デザイナー・科学コミュニケーターが共創した「次世代コドモサイエンス」を科学技術振興機構主催のイベント「サイエンスアゴラ2022」でオンライン開催します。
●参加者である小学生に実験キットを送付し、科学捜査の実験を自宅で体験してもらいます。
●子ども達が実験を通じて五感で観察した内容を自由に表現するためのエッセンスを科学デザイナーと科学コミュニケーターが伝授し、最終的に「文字をこえて伝える」ことに挑戦します。

【イベント開催場所・日時】
イベント名:科学捜査に挑戦!みて、触れて、文字をこえて伝えよう
      (サイエンスアゴラ企画番号22A10)
開催場所 :国立開発研究開発法人 科学技術振興機構(JST) サイエンスアゴラ2022 オンライン(https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/2022/
開催日時 :2022年10月22日(土)10:00-11:30
定員   :小学生20名
参加費  :無料
申込方法 :以下サイトの募集用リンクから、オンラインで申込み ※9月26日(月)から受付開始
サイエンスアゴラ 2022公式サイト(https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/2022/list/session_list.html
近畿大学生物理工学部 複合生命情報アナリティクス研究室(財津研究室)ホームページ(http://www.waka.kindai.ac.jp/zaitsu_lab/scienceagora_2022.html

【登壇者】
財津 桂(近畿大学生物理工学部 教授、元・大阪府警 科学捜査研究所 研究員)
白武 勝裕(名古屋大学大学院生命農学研究科 准教授)
高橋 一誠(科学デザイナー:名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 特任講師)
丸山 恵(科学コミュニケーター:名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部 URA)
落合 祐子(サポートスタッフ:名古屋大学)

【イベント詳細】
サイエンスアゴラ2022(用語a)では、「こえる、まぜる、つくりだそう」がテーマとなっています。本イベントでは、名古屋大学と近畿大学の研究者・科学デザイナー(用語b)・科学コミュニケーター(用語c)が新たに「科学捜査コミュニケーションデザイン研究所」という仮想ラボを立ち上げ、子ども達に事前送付したキットを用いて科学捜査(用語d)に関する実験を自宅で体験してもらいます。その実験を通して五感で感じたことを自由に表現するためのエッセンスを科学デザイナーと科学コミュニケーターが伝授するという、従来のキッズサイエンスとは一線を画した「次世代コドモサイエンス」を実施します。
子ども達が使用する試料の一部は、実際の研究の場で使用する「本物」です。科学捜査の実験パートでは、実験をよく観察し、子ども達が結果を推理します。
その後、実験を通じて子ども達が五感で感じたことを自由に表現してもらうために、科学デザイナーと科学コミュニケーターが表現のエッセンスを伝授し、最終的には子ども達が感じたことを「文字をこえて伝える」ことに挑戦します。
なお、本イベントの登壇者は科学捜査研究所で実際に勤務経験のある近畿大学 教授や、実験で用いている科学の原理を専門とする名古屋大学 准教授、科学雑誌の表紙デザインの経験を豊富に有する科学デザイナー、そして、これまでに多数のアカデミアの研究内容を一般の人向けに伝えてきた科学コミュニケーターが垣根を超えて連携し、子ども達に科学の面白さと気づきを体験してもらいます。なお、本イベントはサイエンスアゴラ2022で開催しますが、あいちサイエンスフェスティバル2022の登録イベントにもなっています。

【用語説明】
a. サイエンスアゴラ2022:サイエンスアゴラは、科学技術振興機構が2006年から主催している科学イベントです。サイエンスアゴラという言葉は、「あらゆる人に開かれた科学と社会をつなぐ広場」の総称で、「社会とともにある科学」と「科学とともにある社会」の実現を目指すイベントです。桝 太一さんや上村 遥子さんといった著名人がサイエンスアゴラ2022推進委員会のメンバーに参画されており、「まぜて、こえて、つくりだそう」が2022年のテーマになっています。出展団体は、このテーマに沿った内容で社会と科学を繋ぐイベントを開催します。
なお、サイエンスアゴラ2022の開催趣旨は以下の通りです。
「私たちの環境は、目まぐるしく変化しています。当たり前だったことが普通でなくなる場面は数多くあります。あらゆる物事はつながっていて、遠い国の問題が私たちの生活に直接的な影響を与えることもあります。発展する科学技術だけで人々の不便を乗り越えられる時期は過ぎ、今は、斬新なアイデアが価値を生む時代と言われます。誰もが暮らしやすい未来に必要なのは、自分だけでは気づけなかった、多様な問題意識や考え方です。いろんな立場の人の声には、これからの社会をつくるヒントが潜んでいます。未来の科学技術は、どんなものだと思いますか? 誰を助けるものでしょうか? 実現するには、どんな問題を乗り越えないといけないでしょうか?今年のサイエンスアゴラは、あなたの考えを聞くところから始めたい。集まった人々の知恵をまぜて、今ある枠組みや思い込みをこえて、よりよい未来をつくることに挑戦します。」

b. 科学デザイナー:科学研究から得られた結果は高度で専門的な内容である場合が多く、その内容を他分野の研究者や一般の人向けに伝えるためには、科学的に内容を理解したうえで、視覚情報を含めた伝達方法をデザインすることが求められます。科学デザイナーは、そのような伝達手段を科学的にデザインする専門家であり、科学イラストレーションや科学プレゼンテーション、科学イベントなどの開催情報をデザインします。

c. 科学コミュニケーター:科学研究から得られた結果は高度で専門的な内容である場合が多く、その内容を他分野の研究者や一般の人向けに伝えるためには、専門用語を分かりやすい言葉に置換する、あるいは比喩などを用いて表現することが求められます。科学コミュニケーターとは、科学と一般の人たちのコミュニケーションを促進するための専門家を指します。

d. 科学捜査:警察で収集した証拠資料を科学的に分析・解析し、客観的な情報を提供する捜査手法のことです。各都道府県警察には科学捜査研究所が設置されており、DNA型鑑定・化学・物理などの専門に分かれて証拠資料の科学的な解析を行っています。

【関連リンク】
生物理工学部 生命情報工学科 財津 桂(ザイツ ケイ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2758-zaitsu-kei.html

生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/