ストレスをためているシニア(高齢者)に号泣してストレス解消してもらう涙活(るいかつ)セミナーを7月6日にオンラインで実施します。

「男は泣くな」、「泣くことは恥ずかしいことだ」と教え込まれてきた今のシニア世代の思い込みを外します。「泣く」ことは「笑い」や「睡眠」よりもストレス解消に有効だとわかってきたからです。「涙活(るいかつ)」では意識的に涙を流すことで心身を整え、ストレス解消を図ります。そのような「涙活」のセミナーをストレス問題で悩まれている高齢者に向けて、「なみだ先生」こと感涙療法士の吉田英史が、涙の効能やストレス解消になる泣き方の講義を実施します。参加者には実際その場で涙活も体験してもらい泣きやすい体質に変えていきます。

2023-07-05 21:20

通称「なみだ先生」として、企業・自治体・教育機関・医療機関・福祉施設向けの「涙活」(るいかつ)セミナーなどを手がけている、感涙療法士の吉田英史は、2023年7月6日(木)20:00~21:00に、シニア(高齢者)に向けて、オンラインで「涙活」セミナーを実施します。

■シニア(高齢者)のストレス問題

厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、多くの高齢者がストレスを抱えている実態が明らかになっています。どの年代でもそれなりにストレスを抱えながら生活していますが、高齢者は特に「年齢が上がるとともにストレスを抱えている人が多くなる」という特徴があります。近年では高齢者が高齢の要介護者を世話する「老々介護」の割合も増えており、その数は50%を超えているともいわれています。そんな老々介護をしている介護者の高齢者は、家族の介護や病気、経済面、自由時間のなさをストレスとして挙げている人が多くなっています。また加齢によるストレスには、若年者のそれとは、大きく違うストレスの変化があります。高齢者は職業の退職により、人間関係によるストレスからは解放される傾向にあるとされています。しかし、この退職時期が自分の思っていた時期よりも早かった、あるいは強制されての退職だったという場合には、非常に大きなストレスを感じます。また、配偶者や兄弟との死別、家族の病気や介護といった悪いライフイベントを高齢者は体験する機会が増えます。加齢に伴いこの悪いライフイベントが増えることで高齢者のストレスは増強していくものと推測されます。

■ ストレス社会で注目される「涙活(るいかつ)」

恋愛映画やドラマを鑑賞し、思いっきり泣いた後、「なんとなく心がスッキリし、明るい気持ちになれた」という人は、多いのではないでしょうか。

「涙活」とは意識的に泣くことでストレスを発散する方法です。人は、2分から3分ほど泣くだけでも、自律神経が交感神経(=緊張や興奮を促す神経)から副交感神経が優位な状態(=脳がリラックスした状態)へとスイッチが切り替わります。また泣くことで脳が癒され、たまったストレスをスッキリ解消することができるだけでなく、心の混乱や怒りがしずまり、敵意が軽減することが研究で明らかになっています。

さらに「涙活」は、メンタル面のみならずフィジカル面でも効果を発揮。泣くことで免疫力を左右するリンパ球が活性化し、体の中から病気の原因となるウイルスを撃退してくれます。また同時に、唾液などの粘膜に存在する免疫物質であり、免疫グロブリンの一種であるIgAの活動も高まり、目や口などから侵入するウイルスをブロックして感染症にかかるリスクを減らすため、さまざまな病気の予防に役立ちます。
日頃、“泣いてはいけない”と感情を押さえ込んでいる人が多いなか、「涙活」セミナーでは、「なみだ先生」こと感涙療法士・吉田英史が“泣いてはいけない”という思い込みを取り去ってくれるので、遠慮なく誰もが号泣できる、またとない好機です。思いっきり泣くことでスッキリとストレスを解消し、リラックスし、免疫力を向上する機会に繋げていけるよう願っています。

共感して涙が出る仕組み
ストレスホルモン「コルチゾール」の数値が涙活で大幅に減少
涙活によって、ストレスが解消するだけでなく、心の混乱や怒り、 敵意も改善することがPOMSテストでわかっています
自律神経が副交感神経が優位な状態に。一粒の涙を流すだけで一週間ストレス解消効果が持続。
自律神経が副交感神経が優位な状態に。一粒の涙を流すだけで一週間ストレス解消効果が持続。

■自分だけの泣きツボを見つけ、泣きやすい体質づくりを可能に

セミナーでは、実際に涙を流してもらうことで、「涙活」を体験できる機会やノウハウを提供。恋愛もの、家族もの、動物もの、アスリートものなど、泣ける分野は人それぞれです。泣きやすくするには、自分の「泣きのツボ」を知っているとよいでしょう。「泣きのツボ」は人によってそれぞれ異なります。人が何かに共感して泣くとき、その対象に自分の人生経験を投影して重なる部分で涙を流します。歩んでいる人生、皆さんそれぞれ異なるように、「泣きのツボ」も異なります。家族もの、友情もの、子弟もの、動物もの、アスリートもの、あるいは大自然の風景に涙する人もいます。家族もの一つとっても、父と息子もの、父と娘もの、母と息子、娘、おじいちゃんもの、おばあちゃんもの等、泣きのツボは多岐にわたります。「泣きのツボ」はその人の根幹部分であり、成育歴や現在のその人の生活環境に影響を受けてつくられます。

セミナーでは、映像鑑賞や泣ける話創作ワークショップを通じて、自分だけの泣きのツボを見つけ、泣きやすい体質になれるコツを体得してもらいます。また家で簡単に実践できる涙活の方法についても伝授。「涙活」による感じ方の変化を参加者で共有します。

■セミナー概要

日時:
2023年7月6日(木)20:00~21:00

方法:
オンライン会議アプリ「ZOOM」利用

内容:
①涙の効能についての講義
なぜ泣くとストレス解消になるのかの仕組みを医学的エビデンスに基づいて解説します。
【ポイント】講義で「泣いてはいけない」という思い込みを外し泣きやすくします。

②感涙動画上映、絵本の読み聞かせ、手紙文の朗読
さまざまなジャンルの泣ける題材を使って参加者に涙を流してもらいます。
【ポイント】ジャンルは、家族もの、恋愛族もの、友情族もの、動物族もの、アスリート族ものと多彩。あらゆる角度から参加者の泣きのツボを刺激します。

③泣ける話創作ワークショップ
参加者(シニアの皆様)にこれまでの人生で泣けた感動エピソードを書いて発表してもらいます。
【ポイント】人は泣ける話創作時、無意識に自分の 「泣きのツボ」 を参照します。結果、作文にはその人の 「泣きのツボ」 が出るので、自分の 「泣きのツボ」 を発見できます。

④涙友タイム
涙活体験の気づきや感想、「どこで泣いたのか、なぜ泣いたのか」の話を参加者同士で共有します。
【ポイント】他の参加者の泣いた理由を聞いて泣き出す人が続出します。

講師・吉田 英史(よしだ ひでふみ)プロフィール

1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で、東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。感涙療法士として、教育機関(生徒・先生・PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者、職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。また『涙と旅カフェあかね』という泣けるカフェや『鎌倉涙活ツアー』という泣けるツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。他には二ヵ月に一回、感涙療法士認定講座を有田氏と実施。現在290人の感涙療法士が日本各地で活躍している。
通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)。

▼ なみだ先生 HP:
https://www.tearsteacher.com/
▼ 涙活 HP:
https://www.ruikatsu.net/
▼ 感涙療法士認定講座 HP:
https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi
▼ 涙と旅カフェ あかね HP :
https://www.ruikatsu.net/tearsandtravelcafe
▼ 鎌倉涙活ツアー HP:
https://www.ruikatsu.net/kamakuraruikatsu

なみだ先生こと感涙療法士吉田英史氏の著作『涙活力 るいかつりょく』

【涙活 参考WEB記事】

・【シニア】泣いて活力取り戻す 言語化で悲しみと向き合う(2023年7月2日 十勝毎日新聞)
https://kachimai.jp/article/index.php?no=2023629103331

・鎌倉で「涙活」ワークショップ 泣いてすっきり、ストレス解消 (2022年7月15日 鎌倉経済新聞)
https://kamakura.keizai.biz/headline/487/

・泣いてストレス解消 なみだ先生、吉田英史さんが講演 糸魚川市社協「涙活」講演会(2022年7月18日 上越タイムス)
https://digital.j-times.jp/Contents/20220717/fe982271-39a6-47b9-8b22-555868cd5e2a

・「40代以上の男性を泣かせたい」 都内開催の“涙活セミナー”に記者が参加、会場で見た意外な光景とは?(2021年7月21日『アーバンライフメトロ』)
https://urbanlife.tokyo/post/62034/

・自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう (2020年2月18日『THE21オンライン』 メンタルヘルス特集)
https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/7329

・泣くほどストレスに強くなる?「涙活」の魅力(2019年7月15日『商業界ONLINE』 サッポロビール社で社員に向けて涙活セミナー)
https://news.line.me/issue/oa-shogyokaionline/13430eac00d8

・30年泣いていなくても3秒で泣く方法教えます(2021年6月4日 『PRESIDENT 【プレジデント】』)
https://bit.ly/3TiszIr

【涙活 参考YouTube映像】

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