4人に1人がアクセルとブレーキの踏み間違いが不安、 それでも低い免許証返納意向  (「高齢者未充足ニーズ調査 2019年」より) 高齢者の自動車運転事情についての結果報告

 株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原 正昭)は、60~90歳の高齢者を対象として調査した過去の自主企画調査の中から、高齢者の自動車運転状況に関する調査結果を抜粋して発表いたします。高齢者が、ヒヤリとしたり怖い思いをしながら運転しつつも、なかなか免許返納には至らない実態が浮き彫りとなりました。

調査結果1
調査結果1

調査結果のご紹介

1. 男性高齢者の運転率は70代前半まで8割を超え、その後は加齢とともに低下。80代前半で約5割、80代後半でも約3割が現役ドライバー。女性は男性より低いものの70代後半でも運転率は約3割。

2. 居住地域で比較してみると、都市部居住者よりも都市近郊・郊外居住者のほうが運転率が高い。

3. 現在、運転している高齢者のうち「運転していてヒヤリとしたり、怖いと思うことが増えた」と答えた人は60~70代で2割未満であるが、この割合は高齢になるほど高まり、80代前半で27.5%、80代後半で38.5%に達する。

4. 「運転免許証の返納を考える様になった」の回答率は70代前半では7.2%と低い。70代後半になると16.0%に上昇し、80代前半では26.4%。

5. 運転中に感じる不安と免許返納の関係性をみると、「アクセルとブレーキの踏み間違いが不安」と回答した人は免許返納を考える傾向が高いことが示された。ただし、それでも返納意向は26.4%にとどまり、残りの73.6%の人は免許返納を考えていないことが示唆された。

調査概要

調査名 :高齢者未充足ニーズ調査 2019年
     ※今回のリリースでは、上記調査の中に収録されている自動車運転状況
      に関する設問のみを抜粋した。
調査期間:2019年2月1日~2月15日
調査対象:日本能率協会総合研究所が保有する「高齢者6090リサーチモニター」
     (全国に居住する60歳から90歳までの男女)
調査方法:郵送調査
回答者数:2,500名(配布数4,000名、回収率62.5%)
     性別・年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して回収

調査結果詳細

【調査結果1】年代別にみる運転率の変化
 男性高齢者の運転率は70代前半まで8割を超え、その後は加齢とともに低下。ただし、80代前半で約5割、80代後半でも約3割が現役ドライバーである。女性は男性より低いものの70代後半でも運転率は約3割。

Q. あなたは自動車の運転をしますか。

調査結果1
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調査結果2

 居住地域で比較してみると、都市部居住者よりも都市近郊・郊外居住者のほうが運転率が高い。
 その背景には、自動車の代替となる交通手段の有無(充実度)が影響していると考えられる。

Q. あなたは自動車の運転をしますか。

調査結果2
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調査結果3

 現在、運転している高齢者のうち「運転していてヒヤリとしたり、怖いと思うことが増えた」と答えた人は60~70代で2割未満であるが、この割合は高齢になるほど高まり、80代前半で27.5%、80代後半で38.5%に達する。

Q. 自動車の運転について、現在のあなたの状況にあてはまることはありますか。

調査結果3
調査結果3

調査結果4

 「運転免許証の返納を考える様になった」の回答率は70代前半では7.2%と低い。70代後半になると16.0%に上昇し、80代前半では26.4%。

Q. あなたは自動車の運転をしますか。
Q. 自動車の運転について、現在のあなたの状況にあてはまることはありますか。

調査結果4
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調査結果5

 運転中に感じる不安と免許返納の関係性をみると、「アクセルとブレーキの踏み間違いが不安」と回答した人は免許返納を考える傾向が高いことが示された。ただし、それでも返納意向は26.4%にとどまり、残りの73.6%の人は免許返納を考えていないことが示唆された。

調査結果5
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― 本レポートについて ―
 今回のリリースでご紹介した「高齢者未充足ニーズ調査 2019年」は有償にて販売しています。本リリースではご紹介できなかった他の困りごとについても、有償版では詳細な分析を行っています。詳しくは下記ページをご参照ください。
https://www.jmar.biz/report2/

レポート販売のご案内

アウトプット

高齢者未充足ニーズ調査 2019年

(1) 調査報告書(冊子、A4版・132ページ):2019年3月発行
(2) 集計表(電子データ、性別・年齢別/家族別/経済別/他 クロス集計表一式):2019年3月発行
  ◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にてお承りいたします。
   【都度お見積りさせていただきます】
  ◆ローデータ(Excelファイル)は別売りとなります。
   【一式15万円(税別)】

生活の中の困りごとインタビュー

(3) 調査分析レポート(冊子、A4版・41ページ):2019年3月発行
※弊社は、本調査にご参加・購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物のご利用はご参加・購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。

調査購入のご案内

 本調査は、弊社自主企画による調査に複数企業に参加・購入いただく方式で実施いたします。
【高齢者未充足ニーズ調査 2019年】【生活の中の困りごとインタビュー】セット価格
 ・定価700,000円(税別)・MDBメンバー価格660,000円(税別)
【高齢者未充足ニーズ調査 2019年】のみ
 ・定価600,000円(税別)・MDBメンバー価格580,000円(税別)
【生活の中の困りごとインタビュー】のみ
 ・定価200,000円(税別)・MDBメンバー価格180,000円(税別)

株式会社日本能率協会総合研究所

 株式会社日本能率協会総合研究所は、お客様の課題解決を使命とする日本能率協会グループの調査・研究機関として、専門性に裏打ちされた確かなリサーチを提供しています。民間企業や大学、公共機関のお客様に、インターネット調査、紙媒体(郵送・FAX)調査など、さまざまなリサーチを長年ご利用いただいております。

本件についてのお問い合せ先

株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
担当 : 土井・山口
TEL : 03-3578-7607
FAX : 03-3578-7614
Email: info@jmar.biz

※本件引用の際は、お手数ですが、上記あてに掲載紙をご送付ください。


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