農学部 公開講座「マグロを取り巻く世界の情勢と完全養殖の技術開発」「これからの農業のあるべき姿」 10/8(土)名古屋マリオットアソシアホテルにて(入場無料)

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、平成28年(2016年)10月8日(土)、名古屋マリオットアソシアホテル(愛知県名古屋市)にて、「農学部公開講座」を開催します。

【講座の内容】
(1)マグロを取り巻く世界の情勢と完全養殖の技術開発
   講師:近畿大学農学部水産学科 教授 澤田 好文
世界中で急速に需要が増しているマグロ類の天然資源枯渇が危惧されています。将来にわたって持続的なマグロ類利用を図るため、天然資源に頼らない完全養殖でマグロを市場に供給する近畿大学の取り組みをご紹介します。

(2)これからの農業のあるべき姿
    -「快適・きれい・健康」のユニバーサル農業を目指して-
   講師:近畿大学農学部農業生産科学科 教授 林 孝洋
我が国の食料自給率は、カロリーベースで39%です。昭和40年(1965年)の食料自給率は73%程度ありましたが、現在は食料の約6割を輸入に頼っています。一方、農業就業人口は現在192万人で、この5年で59万人減少しています。就業者の高齢化と後継者不足は大きな社会問題です。安心・安全な食料を自給するために、これからの農業はどうあるべきでしょうか?本講演では障がい者、高齢者、若者が快適に取り組めるユニバーサル農業について、近畿大学の取り組みをご紹介します。

■日  時:平成28年(2016年)10月8日(土) 10:30~13:30(受付開始10:00)
■会  場:名古屋マリオットアソシアホテル 16階タワーズボールルーム
      (愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4、JR「名古屋駅」から徒歩1分、
       名鉄「名古屋駅」から徒歩2分)
■対  象:一般の方(定員120人、入場無料、申込不要)
■お問合せ:近畿大学農学部 公開講座担当
      〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
      TEL(0742)43-1849 FAX(0742)43-1155

【開催の背景】
近畿大学農学部は、世界の国々が抱える諸問題、生きることにかかわる全ての問題を「環境」「生命・健康」「食糧」というキーワードに、産業的利用をはじめ、社会的な応用を意識した基礎から実学までの教育と研究を行っています。その研究・教育成果を社会に還元することを目的に、名古屋では平成25年度(2013年度)から公開講座を実施しています。
本公開講座は、生涯学習の機会とする方から科学に興味をもつ子どもたちまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、名古屋では受講者数は延べ570人を超えました。今年度も愛知県名古屋市で公開講座を開催します。

【講師プロフィール】
農学部水産学科 教授 澤田 好史(さわだ よしふみ)
学   位:博士(農学)
専門 分野:水産増殖学、水産海洋学
研究テーマ:クロマグロとキハダの人工種苗の生産技術開発と品種改良 等
著   書:「Chapter 13. Genetics in Tuna Aquaculture」
      Advances in Tuna Aquaculture. (Academic Press, 2015.)
論   文:澤田好史 他(平成25年)『人工孵化太平洋クロマグロの成長解析』
      (水産増殖 61(3),315-319) 他
受 賞 歴:第3回海洋立国推進功労者表彰(平成22年)
      農林水産大臣賞民間部門農林水産研究開発功績者表彰(平成16年)

農学部農業生産科学科 教授 林 孝洋(はやし たかひろ)
学   位:博士(農学)
専門 分野:花卉蔬菜園芸学、植物・人間関係学
研究テーマ:植物の機能性香気成分がヒトの心理・生理に及ぼす影響
      健康に良い高ミネラル野菜の生産について 等
著   書:農山漁村文化協会(平成7年)『農業技術大系.花卉編3.分枝の発生と草姿.
      花器の構成と発達』 他
論   文:細川宗孝、林孝洋 他(平成16年)『強い単為結果性を持つ良食味トマト品種の
      茎頂分裂組織からの植物体再生法の確立』 (日本味と匂学会誌 11,61-68) 他

【関連リンク】
農学部水産学科 教授 澤田 好史(さわだ よしふみ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/175-sawada-yoshifumi.html

農学部農業生産科学科 教授 林 孝洋(はやし たかひろ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/149-hayashi-takahiro.html


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