「近畿大学工学部研究公開フォーラム」「院生サミット」を同日開催 産官学の関係構築および大学院生・学部生同士の交流を深める機会に
近畿大学工学部(広島県東広島市)は、令和5年(2023年)8月31日(木)、広島キャンパスにおいて、「近畿大学工学部研究公開フォーラム2023(以下、研究公開フォーラム)」と「近畿大学大学院第11回院生サミット in Hiroshima(以下、院生サミット)」を同日開催します。
2つのイベントを通じて、地元企業や行政関係者を対象に研究成果の発表や情報交換を行い、産官学連携の新たなネットワークの構築をめざすとともに、キャンパスが6拠点にまたがっていることで日頃の交流が難しい近畿大学の大学院生・学部生同士の交流を深める機会とします。
【本件のポイント】
●4年ぶりに対面で、地元企業や行政関係者向けに研究公開フォーラムを開催
●6つのキャンパスの大学院生・学部生が集結し研究発表等を行う院生サミットも同日開催
●最新の研究について情報交換を行い、産官学の新たなネットワーク構築をめざす
【本件の内容】
近畿大学工学部が主催する「研究公開フォーラム」は、地元企業や行政関係者を対象に、工学部研究者の研究シーズを公開し、地域産業のイノベーション創出に必要な産官学の人的ネットワークをつくることを目的に、平成13年度(2001年度)から開催しています。23回目となる今回は、令和元年(2019年)以来、4年ぶりに対面での開催となります。
工学部教員による研究発表や研究シーズについてのポスターセッションのほか、地元企業や行政関係者と情報交換を行い、関係構築を図ります。また、特別講演として株式会社アクアビット 代表取締役/チーフ・ビジネスプロデューサーの田中栄氏をお迎えし、「未来予測2035~GXとDXという2つの歴史的変化にどう向き合うべきか?~」と題してご講演いただきます。
同日午後に開催する「院生サミット」では、東大阪、奈良、大阪狭山、和歌山、広島、福岡の6つのキャンパスに在籍する近畿大学大学院生・学部生が広島キャンパスに集結し、研究発表を通して交流を深めます。院生サミットは、オール近大のサイエンスネットワークを形成し異なる研究分野同士が交わることで、新たな発想に基づくイノベーションを創出することを目的として、平成21年(2009年)から開催しています。
11回目の開催となる今年度のテーマは「KINDAIで育む創造力と実践力~不確実性の時代を生き抜くために~」で、口頭による発表「分野横断院生シンポジウム」7テーマと、96演題の「ポスター発表」を行います。それぞれの研究発表を通じて多角的な議論を交わし、知識の融合をめざします。
【近畿大学工学部研究公開フォーラム2023】
日時 :令和5年(2023年)8月31日(木)10:00~14:00(受付開始9:30)
場所 :近畿大学広島キャンパス メディアセンター1階 マルチメディア講義室
(広島県東広島市高屋町うめの辺1番、
JR山陽本線「西高屋駅」から徒歩約20分)
対象 :事前予約済みの企業、自治体、一般の方 約100名(入場無料)
近畿大学大学院全研究科・全学部の在学生、教員
内容 :工学部教員による研究発表・ポスターセッション、特別講演等
お問合せ:近畿大学次世代基盤技術研究所 TEL(082)434-7005
<プログラム>
10:00~10:10 開会挨拶 近畿大学工学部長 荻原昭夫
10:15~10:50 学科別研究室訪問 1回目
11:05~11:40 学科別研究室訪問 2回目
11:45~12:30 昼休憩
13:00~13:50 特別講演(院生サミットと共催)
株式会社アクアビット 代表取締役 田中栄 氏
「未来予想2035~GXとDXという2つの
歴史的変化にどう向き合うべきか?~」
14:00 閉会
【近畿大学大学院第11回院生サミット in Hiroshima】
日時 :令和5年(2023年)8月31日(木)12:45~18:30(受付開始12:00)
場所 :近畿大学広島キャンパス 多目的ホール、メディアセンター、C館
(広島県東広島市高屋町うめの辺1番、
JR山陽本線「西高屋駅」から徒歩約20分)
対象 :近畿大学大学院全研究科・全学部の在学生、教員 約300名
※ 研究公開フォーラム参加者は参加可能
内容 :「分野横断院生シンポジウム」7テーマ、「ポスター発表」96演題
お問合せ:近畿大学広島キャンパス学生センター(教務担当)
TEL(082)434-7006
<プログラム>
12:45~13:00 開会の言葉 近畿大学大学院システム工学研究科長 栗田耕一
開会挨拶 近畿大学学長 細井美彦
13:00~13:50 特別講演(研究公開フォーラムと共催、同内容)
13:50~14:00 休憩
14:00~16:00 口頭発表「分野横断院生シンポジウム」(7テーマ、後述)
16:00~16:15 休憩
16:15~17:35 ポスター発表(96演題)
17:35~17:50 休憩
17:50~18:15 口頭発表優秀賞の表彰、閉会式
総評 近畿大学大学院部長 松本和也
閉会挨拶 院生サミット実行委員長 兼 建築学科長 兼
次世代基盤技術研究所副所長 崎野良比呂
【講演者プロフィール】
田中栄(たなかさかえ)氏
株式会社アクアビット 代表取締役 兼 チーフ・ビジネスプロデューサー
北海道札幌市出身、昭和41年(1966年)生まれ。平成2年(1990年)、早稲田大学政治経済学部卒業。同年、株式会社CSK入社、社長室所属。CSKグループ元会長 故・大川功氏の下で事業計画の策定、業績評価など実践的な経営管理を学ぶ。平成5年(1993年)、マイクロソフト株式会社入社。WordおよびOfficeのマーケティング戦略を担当。平成10年(1998年)、ビジネスプランナーとして日本法人の事業計画立案を統括。さらにXboxの創業メンバーとして、ビジネスの全体設計を担う。平成14年(2002年)12月に同社を退社後、平成15年(2003年)2月に株式会社アクアビットを設立し、代表取締役に就任(現職)。幅広い分野の企業で中長期戦略立案を支援。戦略やビジョンを議論するための前提として、平成16年(2004年)から法人向けレポート『未来予測レポート』シリーズを刊行。シリーズ累計で1700社以上に導入。平成27年(2015年)5月~令和元年(2019年)4月、あずさ監査法人KPMGジャパン 総合研究所 顧問。
【「分野横断院生シンポジウム」のテーマ】
(1)化学・生物の力で生き抜く未来
(2)脱炭素・スマートエネルギー社会構築のための機械系技術の掛け合わせ
(3)異分野融合で新時代を切り拓くロボティクス・メカトロニクス
(4)高度情報化社会のリアルを支えるエレクトロニクスとフォトニクスそしてエネルギー技術
(5)不確実性・複雑性の時代を生き抜くための人間×情報×知能システム
(6)安心安全でサステイナブルな社会を構築するための建築技術と実践的社会活動
(7)表現することの重要性:文化と技術の探求
【関連リンク】
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/
近畿大学次世代基盤技術研究所
https://kuring.hiro.kindai.ac.jp/