一目千本の桜を守りたい!小学校児童が「吉野の桜募金運動」実施 宿泊学習の際に「吉野の桜を守る会」に贈呈

過去の桜募金の様子(2019年度)
過去の桜募金の様子(2019年度)

近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)では、毎年吉野の自然を守るための「吉野の桜募金運動」を実施してきましたが、令和2年度(2020年度)は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、募金活動を実施することができませんでした。今年度は、3年生児童が新型コロナウイルス感染防止対策を実施したうえで、令和3年(2021年)4月19日(月)・20日(火)の2日間、小学校内の下足室前にて募金活動を実施します。
集まった募金は、5月12日(水)~14日(金)の日程で3年生児童130人が参加する宿泊学習「吉野学舎」の際に、児童代表が「吉野の桜を守る会」に贈呈します。

【本件のポイント】
●吉野の桜を守る社会活動に、児童が募金活動を通じて貢献
●集まった募金を「吉野の桜を守る会」に贈呈し、宿泊学習「吉野学舎」で桜の植樹式を実施 
●児童は募金活動を行うことで、協力し合うことの重要さや集めたお金の大切さ、人の心の温かさを学ぶ

【本件の内容】
「吉野学舎」を実施する吉野山では、近年、ウメノキゴケやナラタケ菌類の繁殖などによって一部で桜の生育不良が問題になっています。そこで、桜の保護・育成を図るため、地元団体「保勝会」(「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞)などが中心となって、平成20年(2008年)に「吉野の桜を守る会」が設立されました。
本校では、毎年素晴らしい学習の機会を与えてくれる吉野町への感謝の気持ちを込めて、美しい吉野の自然「一目千本」の桜を守るための「吉野の桜募金運動」を実施しており、今年で12回目となります。募金活動を通して、勢力が衰えつつある吉野山の桜の実情を多くの方に知ってもらい、吉野山の桜の保護・育成につなげるとともに、児童は協力し合うことの重要さや集めたお金の大切さ、人の心の温かさを学ぶ機会とします。

【開催概要】
日   時:令和3年(2021年)4月19日(月)・20日(火)8:00~8:30
場   所:近畿大学附属小学校 下足室前(奈良市あやめ池北1-33-3)
      (近鉄奈良線「菖蒲池(近畿大学附属小学校・幼稚園前)」駅
       下車すぐ)
参加者  :3年生児童を中心に8人
一昨年実績:募金額 約114,115円

【「吉野学舎」の概要】
近畿大学附属小学校では教育活動の一つとして、昭和31年(1956年)から奈良県吉野町で宿泊学習「吉野学舎」を実施しています。大自然の中で歴史を学び、集団生活の中で食事作法や規律正しい生活習慣を身につける機会として行われてきました。
今回は、紙すき体験や、吉野の木材を使った箸づくり体験を通して、児童は伝統文化に関心を持ち、その技や心に触れます。また、集団生活を通して食事作法や規律正しい生活習慣を身につけるとともに、保護者への感謝の気持ちを育む機会とします。さらに、事前に「吉野の桜募金運動」で集めた募金を「吉野の桜を守る会」に贈呈。閉舎式で予め植えられたシロヤマ桜に土をかける桜の植樹式を行います。
日  時:令和3年(2021年)5月12日(水)~14日(金)
場  所:旅館「竹林院群芳園」(奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2142)
     (近鉄吉野線「吉野」駅下車)
参加者 :3年生児童 130人
募金贈呈:5月12日(水)時間未定
桜植樹 :5月14日(金)13:00頃(予定)

【関連リンク】
近畿大学附属小学校
https://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/fes/


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