【保育関連ITサービス】カオスマップ2022年版 公開いたしました
株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、日本国内における主要な保育関連のITサービスを20分野に分類し、273の製品・サービスにとりまとめ、「保育関連ITサービス カオスマップ JAPAN 2022」として作成・公表しました。2018年より毎年公開し、今年で5年目となります。
【カオスマップ2022版公開】保育関連のITサービスについてまとめました
2021年度は、保育の受け皿整備が進む一方で出生数が低下し続け、長年課題であった待機児童問題が急速に解消されました。保育の供給超過時代を迎える中で、保育士確保に加えて園児募集や保育の質向上に関する課題が高まってきました。保育士資格を所有していても保育所に就業していない「潜在保育士」も100万人近く(※1)、保育士の働く環境を改善し、長く働きやすい職場環境を作ることが重要と再認識されました。そんな中、保育ICTシステムの普及は進み、2022年1月時点では全国の保育園の約5割程度がICTシステムの導入を完了していると考えられます(※2)。
また、保育の質向上への注目がより高まり、子ども主体の保育を実現するための保育ドキュメンテーションの利用施設が増加しました。
注目サービスとしては「保育士向けオンライン研修」が登場しました。オンライン会議やセミナーが日常化したことで、オンライン研修による、日常の保育に活かせる事例や緊急時に備えるための内容など、様々なテーマを学ぶ機会が増加しました。
さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大は続き、2022年2月には全面休園している保育所等が過去最多を記録しました(※3)。昨年に引き続き防疫対策のため検温の日常化や非接触の推進など様々な面でITサービスの活用が見受けられました。
このような背景から、今年も保育に関連したITサービスが数多くリリースされており、保育の現場に関わるみなさまの要望が少しずつ実現しているように感じられます。
このマップが保育に関わるみなさまにとって、保育の質向上やこれから求められる「地域に必要とされる施設づくり」に向けて、有益な情報となれば幸いです。
※1 厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ(令和3年4月1日)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000821949.pdf
※2 プレジデントオンライン「『手書きだからこそ気持ちが伝わる』小学校が非効率で危険な"紙の連絡帳"をやめられない本当の理由」(令和4年4月19日)
https://president.jp/articles/-/56579
※3 株式会社コドモン 「休園する前に準備しておく5つのこと
〜感染症による保育園等『休園のお知らせ数』推移分析レポート〜」
(令和4年2月9日)
https://newscast.jp/news/2076177
保育関連ITサービスとは
主に未就学児の保育や子育てに関して、ITの力を使って課題を解決するサービスと定義し、カオスマップにまとめました。
ポイント
◎「SaaS型業務支援」「保育ドキュメンテーション」
→職員の業務負担軽減のためのSaaS型業務支援はさらに普及が進み、保育の質向上のためのドキュメンテーション活用施設が増加。
◎ 「オンライン研修」
→時間や場所を選ばず研修を受講できるオンライン研修の需要が急増。2023年度よりキャリアアップ研修(※3)が必須となるため、オンラインでの受講環境が整っているかどうかがポイントです。
◎「おむつのサブスク」
→保育所での使用済みおむつ持ち帰り問題を解消するため、おむつが直接保育施設に届くサブスク型のサービスが普及。BABY JOB株式会社の調査によると「使用済みおむつ」を4割の市区町村で公立保育園から保護者が持ち帰っている実態が判明(※4)。
◎「EC」
→保育施設向けのWEB通販サイト。日用品や衛生用品をはじめ、絵本・ 知育玩具・ 保育備品・行事用品 · 遊具など、幅広い商品が取り揃えてあります。
◎「非接触型体温計」「検温」
→感染症対策のため健康管理ツールはスタンダードに。休園中も園児 / 児童や家族の体温・体調把握のため、インターネット上やICTソフト上で家庭状況を把握する施設も増加。
※3 保育士等キャリアアップ研修とは、保育現場におけるリーダー的職員の育成するため、保育所等の保育現場でそれぞれの専門分野に関してリーダー的な役割を担う方を対象に実施される研修です。専門分野別研修(①乳児保育、②幼児教育、③障害児保育、④食育・アレルギー対応、⑤保健衛生・安全対策、⑥保護者支援・子育て支援)、マネジメント研修、保育実践研修で構成されます。
厚生労働省 「保育士等キャリアアップ研修の実施について」(令和元年6月24日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/careerup-kensyu.files/guideline010624.pdf
※4 BABY JOB株式会社 「公立保育園における使用済みおむつの持ち帰り状況に関する全国調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000038762.html
カオスマップに関してのご意見お待ちしています
サービスを提供されている事業者の方で、マップへの抜け漏れのご指摘や訂正がありましたら是非ご連絡ください。
EMail: press@codmon.co.jp
上記にご連絡をいただければ随時アップデートさせていただきます。また、各社のロゴを使用させていただいておりますが、使用上問題のある場合はご連絡いただければ削除等対応いたします。
本データの引用について
本データを一部引用・二次利用等される場合は、必ず下記メールアドレスまでご連絡ください。
また「株式会社コドモン調べ」と表記の上、リンクのご協力をお願いいたします。
リンク先:https://www.codmon.co.jp/?p=6323
メールアドレス:press@codmon.co.jp
追記
2022/6/20
・一部カテゴリにおいてロゴの変更・追加を反映いたしました。ご指摘ありがとうございました。
【株式会社コドモン 会社概要】
◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F
◆資本金:68,250,000円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆WEB:https://www.codmon.co.jp/
◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。
◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育ICTシステム「コドモン」の開発・提供。2022年3月時点で、全国約11,000施設、保育士約20万人が利用。全国約220の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位(※)
◎保育士採用を支援するウェブサービス「ホイシル(https://www.hoicil.com/)」の提供。こども施設が簡単に施設の魅力を発信でき、保育学生や再就職希望者が採用情報にアクセスしやすいような情報提供を行う。
その他、保育園向け写真ネット販売「コドモンプリント(https://www.codmon.com/print/)」こども施設を対象とした専門のECサイト「コドモンストア(https://store.codmon.com/)」、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的としたオンライン研修サービス「コドモンカレッジ(https://college.codmon.com/)」、こども施設職員への福利厚生サービス「せんせいプライム」などを展開。
※(2022年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)
【こども施設向けICTシステム「CoDMON」概要】
コドモンは、保育園や幼稚園で働く先生と保護者に対して、子どもたちと向き合うゆとりを持っていただくための各種支援ツールを提供するSaaS※1です。
園児情報と連動した成長記録や指導案などをスマートに記録する機能をはじめ、登降園管理や、保護者とのコミュニケーション支援機能など、先生の業務負担を大幅に省力化しながら、保育の質を高める環境づくりの支援をしています。また同時にベビーセンサーなどのIoTデバイスとAPI連携するなど、園内のICT/IoT環境を統合管理できるソリューションを提供しています。保護者アプリでは施設との連絡機能のほか、子どもの成長管理や写真アルバム、保育料の支払い機能といったサービスを展開しています。
※1 SaaSとは、ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組みのこと
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株式会社コドモン
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