Webアプリケーション開発基盤「楽々Framework II Ver.6.3」を発売

 住友電工情報システム株式会社は、Webアプリケーション開発基盤の最新版「楽々Framework II(らくらくフレームワーク・ツー) Ver.6.3」の販売を本日より開始します。

 楽々Framework IIは、業務システム開発のためのWebアプリケーション開発基盤であり、システム設計から保守フェーズまで広範囲にわたって品質、生産性の向上とコスト削減を実現します。当社は、1999年10月にJava開発フレームワーク「楽々Framework」の販売を開始し、これまで自社システム開発用途を中心に約300社に導入いただいています。
 今回発売を開始する「楽々Framework II Ver.6.3」では、既存のデータベース構造を用いて、テーブル定義書が自動生成できます。従来は、楽々Framework II の開発に必要なテーブル定義書を手動で生成する必要がありましたが、今回の自動生成により上流設計工程の工数大幅削減が期待できます。
またSAML*1に対応し、様々なインターネットサービスと認証連携が可能となりました。これにより、ユーザID、パスワードの入力が省略できるため、利便性が向上し、さらにセキュリティの向上と運用管理者の負荷を軽減します。

本バージョンの特長は次のとおりです。
(1)テーブル定義書の自動生成
 既存のデータベース構造を用いて、楽々Framework IIのテーブル定義書が自動で生成できるようになりました。既存システムの再構築を行う際に、既存データベースを活用することでテーブル定義書作成が不要となり、工数削減が期待できます。 
 テーブル定義書はRDBMS*2毎のデータ型を自動判定して、楽々Framework IIで利用できるデータ型に自動変換します。さらに、既存のテーブルに記載されたコメントやテーブル項目毎のコメントも反映することができますので、テーブル定義書の手動生成することなく、すぐにプログラム開発に着手できます。

(2)SAML対応
 最近ニーズが高まっている複数のインターネットサービスとの連携に対し、認証機構のデファクト・スタンダードであるSAMLに対応しました。これによりsalesforce.com、GoogleAppsなどの社外サービスとも、1つのユーザID、パスワードで安全にログインできるシングルサインオンが実現できます。メリットとして、ユーザIDやパスワードを個別管理する必要がなくなり、エンドユーザの煩雑さ軽減による利便性向上、SAML独自の認証技術によるセキュリティ向上により、運用管理者の負荷が軽減できます。

(3)スマートフォン用機能の追加
 ノンストップスクロール機能と手書き入力機能を追加しました。検索結果が1ページに収まらない場合、フリック*3操作で次のデータを滑らかに表示します。また、スマートフォン上に表示した画像に手書き文字を入力できます。フリーハンド入力の他に、テキスト挿入、カラーパレットを使った色付け等ができ、スマートフォンでの利用がより一層便利になります。

 当社では、今後もWebアプリケーション開発基盤 楽々Framework IIにおいて開発者のニーズにきめ細かく対応した機能を追及し、開発・販売していきます。

以上

[補足資料]
■楽々FrameworkIIの主な特長
1.通常のJava開発と比べて5倍以上の圧倒的な開発生産性
2.部品組立型の開発ツールだから、仕様の追加・変更時も再生成が不要
3.豊富な事例、自社システム開発用途での実績No.1
4.充実のサポートメニューにより、習得が容易

■楽々FrameworkII動作環境
サーバOS :Windows Server, Linux (RedHat Enterprise Linux , SUSE LINUX Enterprise Server), Solaris, AIX, z/Linux, i5/OS
アプリケーションサーバ:WebSphere, Oracle Application Server, WebLogic, Cosminexus, WebOTX, Interstage, Tomcat 等
データベース:Oracle, DB2 UDB, PostgreSQL, MySQL, SQL Server 等
クライアント:Internet Explorer, Firefox, Android標準ブラウザ、Mobile Safari

■楽々FrameworkIIのWebサイト
http://www.sei-info.co.jp/products/products_fw_top.html?pr=n2u&fw=131025

・楽々Frameworkは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
・AIX、i5、WebSphere、DB2 は、米国 IBM Corporation の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Cosminexusは、株式会社日立製作所の登録商標です。
・ Windows、Windows Server、SQL Server、Internet Explorer は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における商標 または登録商標です。
・ Firefox は、米国 Mozilla Foundation の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。
・Java、Solaris、WebLogic、Oracle、MySQL は、米国 Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Linux は、Linus Torvalds 氏の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Safari は、米国 Apple Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・SUSE は、米国 Novell, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・WebOTX は、日本電気株式会社の登録商標です。
・Red Hat は、米国 Red Hat, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・salesforce、salesforce.com は、米国 salesforce.com, inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・Google、GoogleApps、Android は、米国 Google Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・その他、本書に記載されている会社名・製品名等は、各社の商標または登録商標です。

■ 住友電工情報システム株式会社の概要
(1) 設立:1998年10月1日
(2) 資本金:4.8億円
(3) 従業員数:440名
(4) 代表者:代表取締役社長 白井 清志
(5) 本社所在地:大阪市淀川区西宮原2-1-3(SORA新大阪21ビル)
(6) 事業内容:各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守、パッケージ・ソフトの開発・販売・保守他

<製品に関するお問い合わせ先>
住友電工情報システム株式会社 
ビジネスソリューション事業本部 
システム営業部 TEL: 03-6406-2840
西日本システム営業部 TEL: 06-6394-6731
Email:rakrak@sei-info.co.jp

<本件に関するお問い合わせ先>
住友電工情報システム株式会社
ビジネスソリューション事業本部 マーケティング室
TEL:06-6394-6754  FAX:06-6394-6762
Email:mkt@sei-info.co.jp  http://www.sei-info.co.jp

*1 SAML(Security Assertion Markup Language):インターネット上でIDやパスワードなどを交換するためのXML仕様
*2 RDBMS(Relational DataBase Management System):リレーショナルデータベースを管理するソフトウェア
*3フリック:タッチパネルにおける操作の一種。 画面に触れた指やペンを少し動かし、画面内のページや項目を移動する操作

Webアプリケーション開発基盤 楽々FrameworkII
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