近小×農学部×地元シェフ 食育イベント開催 地元有名フレンチとコラボし、保護者対象の食育講演等を実施

近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)は、平成29年(2017年)10月3日(火)に食育授業の一環として1年生の保護者を対象に、地元の有名フレンチレストラン「La・Terrasse “irisee”」(ラ・テラス・イリゼ、奈良県奈良市)の福井淳介シェフと農学部学生による食育イベントを行います。

【本件のポイント】
●地元の有名フレンチレストランとのコラボ企画で、保護者対象の食育イベントを開催
●シェフと大学生が食事だけでは不足しがちな栄養を補う、美味しく楽しいおやつを紹介
●おやつの意義と上手なおやつ選択法を保護者に伝え、児童の健康増進を図る

【本件の概要】
子どもたちに悪影響を与える不規則な食事は、「食」への無関心が一因と考えられ、国を挙げて食育が推進されています。子どもが自分で食事を選択する機会はほとんどありませんが、おやつには関心があり、自分で選択する機会もあります。そこで、近畿大学附属小学校ではこれまで、児童を対象としておやつを媒体とした食育を実施してきました。
今年は、初めて1年生の保護者を対象として、附属小学校があるあやめ池の有名フレンチレストランに協力いただき、スイーツ作りのデモンストレーションと食と間食についての講演をしていただきます。また、近畿大学農学部食品栄養学科の学生が、おやつの意義と上手なおやつ選択法についてお話しします。さらに、福井シェフと学生がコラボして作ったスイーツ(3品予定)の試食を行い、家庭でも作れる菓子レシピを配布します。

■日時:平成29年(2017年)10月3日(火)10:30~11:30
■場所:La・Terrasse“irisee”(ラ・テラス・イリゼ)
    (奈良市あやめ池北1-33-3、近鉄奈良線「菖蒲池駅」下車すぐ)
■講師:福井淳介 氏(La・Terrasse“irisee”シェフ)
    近畿大学農学部食品栄養学科 学生
■対象:近畿大学附属小学校1年生の保護者34人

【講師プロフィール】
福井淳介 氏(La・Terrasse“irisee”シェフ)
ザ・リッツカールトン大阪のメインダイニング“ラ・ベ”にて2年間勤める。その後、米国のザ・リッツ・カールトン(アトランタ・バックヘッド)にて、ブルーノ・メナール氏に約2年間師事し、シェフ・ド・パルティエに就任。帰国後、ザ・ヒルトップテラスのオープニングメンバーとしてラ・テラスのスー・シェフに就任。現在、ラ・テラス“イリゼ”のシェフ。

【本件の背景】
近畿大学附属小学校では、10年前から近畿大学農学部食品栄養学科 准教授の郡俊之と連携して、児童の食育に取り組んできました。これまでは低学年の児童に対して、おやつを通して栄養や食べることについての授業を行ってきましたが、今回初めて1年生の保護者を対象とする食育イベントを開催します。地元有名レストランとのコラボや試食なども、初めての取り組みです。
地元の有名フレンチレストラン「La・Terrasse “irisee”」は、近小の隣にあるというだけでなく、毎年12月1日に行われるイルミネーション点灯式で、焼き菓子や温かいスープ、コーヒーを出張販売していただくなど深い関係性があります。

【農学部食品栄養学科生考案のスイーツについて】
本イベントでは、保護者に試食してもらうため、農学部学生が考案したレシピにシェフがアレンジを加えた2品、シェフ考案のレシピによるもの1品を用意しています。
学生考案の「さつまいもブリュレ・レモン風味」は、レモンからビタミンCが、さつまいもからビタミンCと食物繊維が摂取できます。さらに、牛乳等を使用しているため、カルシウムも摂ることができます。また、「ナッツ入り皮ごとスイートポテト」は、食物繊維や栄養が豊富に含まれるさつまいもの皮を使用し、食感をよくするためにナッツを加えました。
食物繊維には、空腹感を満たし、腸内環境をよくして便通をよくする効果があります。カルシウムについては、6~7歳児の1日の推奨量は600mgで、200mlの牛乳瓶3本分ほどです。カルシウムは成長期の骨形成に必要ですが、日本人は朝昼夕3食からのカルシウムの摂取量が不足しがちであり、おやつによってカルシウムを補給することが重要となっています。
なお、シェフ考案のレシピによるスイーツは当日お披露目します。

【関連リンク】
農学部食品栄養学科 准教授 郡 俊之(コオリ トシユキ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/848-koori-toshiyuki.html

附属小学校での食育授業の様子
附属小学校での食育授業の様子

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