医療業界初!VR講義にて外科専門医認定のための単位付与!日本外傷学会でVRゴーグル100台同時接続の大規模VRセミナーを実施
〜6月30日(木)第36回日本外傷学会総会・学術集会にて〜
株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、6月30日(木)「第36回日本外傷学会総会・学術集会」にて、VRゴーグル100台同時接続の大規模医療VRセミナーを実施いたします。
本VRセミナーでは、ドクターカー内での外傷処置、転落による重傷患者の転院などのVRコンテンツを受講者に体験・学習いただき、受講者は外科学会「外科専門医」認定のための単位を取得することができます。VR講義で専門医認定のための単位を付与することは、医療業界では日本初の試みとなります。
なお、本VRセミナーは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和2年度医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に採択された「外傷診療におけるVR遠隔臨床学習プラットフォームの構築に関する研究」(以下、本事業)の一環として行われ、当日は初年度の事業活動報告及び2ヵ年目の活動展望についても発表する予定です。
■VRセミナーの概要
テーマ:『テクノロジーが叶えるチーム医療!VR外傷教育による知の加速、実践への架け橋』
概要:外傷救急領域を牽引する3施設の医師が制作したVRコンテンツを活用したVR講義を実施
※本講義の受講により外科学会「外科専門医」の単位を取得することが可能です。
※会場にお越しいただいた方の中から、先着100名はゴーグルを使ったVR講義の体験が可能です。
日時:2022年6月30日(木)17:00〜18:30
受講方法:第36回日本外傷学会総会・学術集会 第3会場
登壇者:
座長 横堀 將司(日本医科大学付属病院 高度救命救急センター)
松岡 哲也(りんくう総合医療センター/大阪府泉州救命救急センター)
福間 博(りんくう総合医療センター/大阪府泉州救命救急センター)
比良 英司(島根大学医学部附属病院 高度外傷センター)
谷河 篤(東北大学病院 高度救命救急センター)
細木 豪(株式会社ジョリーグッド)
VR講義の映像コンテンツ:
① 症例:初寮室における外傷処置(撮影:りんくう総合医療センター)(予定)
② 症例:ドクターカー内での外傷処置(撮影:島根大学)
③ 症例:転落外傷のショックの転院症例(撮影:東北大学病院)
<本事業の背景>
外傷救急の現場では、人命に関わる緊急性の高い判断や適切かつ迅速な処置が求められることが数多くあり、医師・看護師・救急救命士をはじめとしたチーム医療の重要性が示されています。一方で、新型コロナウイルスによる臨床実習の制約、働き方改革による労働時間制限など、臨床現場に立てる機会は著しく低下しており、外傷救急における若手医師の教育方法にもシフトチェンジが求められています。
本事業は、VRによる臨床実習を通じて、全国の医師がいつでもどこでも効率良く学ぶことができるため、日本の外傷診療における医療水準の向上と、外傷死亡の低減にも貢献することが期待されています。
<本事業の概要>
本事業は、3ヵ年10億円をかけた事業で、ジョリーグッドが代表機関となり、各種制度や指針の環境構築の監修に日本医科大学付属病院を始め、日本救急医学会、日本外傷学会、日本外傷診療研究機構の3学会と提携し、全国から専門医など42名をむかえ、「VR遠隔臨床学習プラットフォーム」の完成を目指しています。本事業は2年目を迎え、全国35を超える実証協力パートナーの医療施設と共に、数々の実症例・模擬症例の制作を進め、その運用や導入における課題や倫理指標・運用フローなどの検証、構築を進めています。「VR遠隔臨床学習プラットフォーム」の構築を通じて、全国の医療教育における臨床学習を標準化してまいります。
採択事業について(参考:AMEDホームページ)
https://www.amed.go.jp/koubo/07/01/0701C_00007.html
AMED「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」についてhttps://www.amed.go.jp/program/list/index07.html
<出展:第36回日本外傷学会総会・学術集会会場内>
出展エリアでは、オペクラウドVRのデモ体験や、講義でも活用する視線データやスコアリング機能による学習の可視化のデモ体験、VR講義コンテンツを展示します。
会期:2022年6月30日(木)17:00〜18:30
会場:大阪国際会議場(大阪府大阪市北区中之島5丁目3−51) ブース番号:11
第36回日本外傷学会総会・学術集会HP:https://site.convention.co.jp/36jast2022/
■オペクラウドVR(https://jollygood.co.jp/opecloud)
オペクラウドVRは、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単に高精度VR化し、術者目線の技を360度視点で体験学習できるVR臨床教育プラットフォームです。必要機材の設置から撮影・編集レクチャーをジョリーグッドが行い、臨床実習VRをセルフ制作することができます。
本サービスは、コロナ重症患者で需要が増した人工心肺ECMOのトレーニングや、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、全国各地の医療機関で豊富な導入実績を誇っています。
導入・問い合わせはこちら:https://opecloudvr.com/contact/
■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/)
ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
【企業理念】
テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。
【ミッション・ビジョン・バリュー】
ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに。』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』