近畿大学×広島県福富町 古民家『星降るテラス』プロジェクト 「築100年超えの古民家再生」クラウドファンディング成果報告・見学会 開催
近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科准教授 谷川大輔と同学科のゼミ生(10人)は、平成29年(2017年)にクラウドファンディングを使って活動資金を募り、東広島市福富町の築100年の古民家のリノベーションを行っています。平成30年(2018年)5月3日(木)、クラウドファンディングの出資者を招いて、現段階の成果報告会および一般の方も参加可能な見学会を行います。
【本件のポイント】
●近畿大学 第4弾クラウドファンディング「星降るテラス」プロジェクトの成果報告会
●クラウドファンディングのリターンとして出資者による記念植樹や、出資金で再建した囲炉裏やかまどを使った炊き出しも実施
●学生達は地域住民と共同で行うまちづくり活動、古民家改修を通して地方創生に貢献
【本件の概要】
工学部建築学科准教授の谷川大輔は、平成27年(2015年)に、東広島市福富町の築100年を超える古民家を私財で購入後、自らが住民となり、主体的に地域住民とまちづくりの在り方や古民家の活用方法を検討し、学生とともに古民家再生に取り組んでいます。
古民家の母屋を、福富町への移住促進や情報発信の拠点、また日本文化や田舎暮らしを体験できる場として活用するために、昨年6月末から9月まで(株)CAMPFIREのクラウドファンディングで資金を集め、土間・かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建を進めています。
この度、クラウドファンディングの出資者を招いた成果報告会、一般向けの古民家見学会を開催し、記念植樹、地域住民による演奏会や、完成したかまどや囲炉裏を使った炊き出し、壁の漆喰塗装体験などを行います。出資者以外の一般の方の参加も可能です。
■日 時:平成30年(2018年)5月3日(木)10:00~15:00
■場 所:広島県東広島市福富町下竹仁1240
■対 象:一般の方(申込不要、参加無料、入退場自由)
■プロジェクト名:近畿大学×広島県福富町 古民家『星降るテラス』プロジェクト
URL:http://camp-fire.jp/projects/view/32721
■募 集 期 間:平成29年(2017年)6月30日(金)~9月4日(月)(計67日間)
■目 標 金 額:500,000円
■達 成 金 額:678,000円(出資者66人)
【イベントスケジュール】
10:00 開会、主催者挨拶(近畿大学工学部 建築学科 准教授 谷川大輔)
10:10 シンボルツリーの記念植樹(クラウドファンディングの出資者による植樹)
10:30 福富源流太鼓 演奏古民家見学会
11:30 昼食炊き出し(クラウドファンディングの出資金を元に再建したかまど・囲炉裏を使用)
13:00 古民家自由見学
漆喰塗装ワークショップ
15:00 終了
【近畿大学×広島県福富町 古民家“星降るテラス”プロジェクト】
近畿大学広島キャンパスから程近い東広島市福富町は、中山間地域に位置した人口の少ない地域であり、最近は過疎化が進み、空き家が多くなっています。本学工学部建築学科 准教授の谷川大輔は、移住定住促進、中山間地域における人口減少の歯止め、空き家問題の方策を考えることを目的に、平成27年(2015年)に福富町にある築100年を超える古民家を私財で購入し、地域ぐるみのプロジェクトを開始しました。
空家古民家のリノベーションの過程では、建築学科の学生と共に建物の調査、改築の提案、内部の解体を進め、地域住民の方々と連携して建物の利用イメージなどを検討するワークショップを重ねました。福富町ではきれいな星空が見えるため、この活動を「近畿大学×広島県福富町 古民家『星降るテラス』プロジェクト」と名付け、日本文化や田舎暮らしを体験できる場所としても活用できるよう、クラウドファンディングで集めた資金を使い、段階的に土間・かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建を行っています。
住民の方々とのワークショップ、及び古民家の改修作業は学生にとって最良な学修環境になっています。
【関連リンク】
工学部建築学科 准教授 谷川 大輔(タニカワ ダイスケ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1146-tanikawa-daisuke.html