出版不況のなかで"売れる学術書"について研究 レポートに苦手意識を持つ学生に向けた「文章の書き方」本を発売

完成した『ゆるレポ』を確認する岡本准教授と学生たち
完成した『ゆるレポ』を確認する岡本准教授と学生たち

近畿大学総合社会学部(大阪府東大阪市)総合社会学科社会・マスメディア系専攻准教授 岡本 健がゼミ学生とともに制作した、論文やレポートの書き方を学べる書籍『ゆるレポ 卒論・レポートに役立つ「現代社会」と「メディア・コンテンツ」に関する40の研究』が、令和3年(2021年)11月30日(火)に株式会社人文書院(京都府京都市)から出版されます。
本書は、学生も企画、編集、執筆に携わり、出版不況といわれるなかで"売れる学術書"、"安い教科書"をテーマに制作されました。

【本件のポイント】
●"売れる学術書"、"安い教科書"を目指し、学生が表紙デザインやタイトルなどを工夫
●大学教員や、学生、大学院生、若手研究者が執筆した「レポートの見本」40本を掲載
●学生は企画から執筆まで書籍の制作に携わることで、出版社・出版業界に関する学びを深める

【本件の内容】
本書は、大学教員や学生が、大正11年(1922年)創業の老舗学術出版社とともに、出版不況のなかで"売れる学術書"とはどんなものかを研究して発行するものです。学生が企画から参加し、書名や内容、価格についてもリサーチしながら考えました。
たとえば、『卒論・レポートに役立つ「現代社会」と「メディア・コンテンツ」に関する40の研究』というサブタイトルには数字が入っていますが、これは書店での調査で「ベストセラーになっている本には数字が入っている」ということを学生が発見し、それを応用したものです。また、大学教員をはじめとする専門家が書いた書籍は売れにくく、結果的に初版部数を絞らざるを得ないため価格が上がり、学生や一般の人々が手に取りにくくなるという現状があります。今回は、その状況を打破すべく、初版部数を増やすことで求めやすい価格での出版に踏み切りました。
本の内容は、「読む」「書く」に対する学生の苦手意識をなくすこと、また、大学生活や就職活動だけでなく、社会人生活や大学卒業後も暮らしに役立つスキルとして「情報を集める力」「自分の考えていることを相手に伝える力」「文章に書かれていることや相手の話の内容を正確に読み取る力」のトレーニングを目的に、調べ方、書き方の具体例がわかるレポートサンプル集としました。複数大学の学生、大学院生、教員、若手研究者が書いた「レポートの見本」が40本掲載されており、レポートの書き方や、他者の研究に対してコメントをする際のポイント、建設的なディスカッションの方法などに関するコラムも綴られています。

【書籍概要】
書籍名 :
『ゆるレポ 卒論・レポートに役立つ「現代社会」と「メディア・コンテンツ」に関する40の研究』
発売日 :令和3年(2021年)11月30日(火)
判  型:四六版、206ページ
価  格:1,800円+税
発  行:株式会社 人文書院
編  者:岡本 健(近畿大学)、
     松井 広志(愛知淑徳大学)、
     松本 健太郎(二松學舍大学)
書籍情報:http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b593286.html

【目次】
はじめに
第1部 量を分析する
第2部 質を分析する
第3部 メディア・コンテンツについて考える
第4部 現代社会について考える
おわりに―本書の使い方

【株式会社 人文書院】
所在地 :京都市伏見区竹田西内畑町9
代表者 :代表取締役社長 渡辺博史
創  立:大正11年(1922年)
事業内容:出版業
資本金 :10,000,000円
従業員数:10名

【関連リンク】
総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 准教授 岡本 健(オカモト タケシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2339-okamoto-takeshi.html

総合社会学部
https://www.kindai.ac.jp/sociology/