近大附属豊岡中の生徒が研修旅行の企画として東京で但馬の特産品を販売 コラボ商品を開発した地元企業と結団式を実施
近畿大学附属豊岡中学校(兵庫県豊岡市)は、令和6年(2024年)10月19日(土)に、3年生の令和6年度研修旅行(修学旅行)に向けた「結団式」を実施します。10月20日(日)から23日(水)に実施する研修旅行では、総合探究活動の授業の一環として、早稲田商店街(東京都新宿区)において、但馬(たじま)の特産品や地元企業と本校生徒のコラボ商品など計10種類の商品を販売し、但馬のPRを図る研修を実施します。結団式では、ご協力いただいた豊岡市内の企業や職人の方をお招きし、生徒たちから販売に向けての思いや感謝を伝えます。
【本件のポイント】
●近大附属豊岡中学校3年生が、人口減少という地元但馬が直面する課題に向き合う
●生徒が豊岡市内の地元企業とのコラボ商品開発に挑戦し、研修旅行先で販売
●地元但馬の特産品の魅力を東京で発信し、都市部からの観光人口の増加をめざす
【本件の背景】
近畿大学附属豊岡中学校では、1年次から地元但馬についての総合探究活動を行っています。令和5年度(2023年度)は「30年後の但馬」をテーマに14の課題について探究活動を行い、文化祭「近梅祭」で発表を行いました。研究発表を通して人口減少に直面する但馬の課題が浮き彫りになり、その課題へどう向き合うかのヒントを得るため、城崎温泉観光協会会長である温泉旅館 山本屋の高宮浩之氏に「この先100年の城崎温泉街の新たなグランドデザイン」について講演いただきました。この講演をヒントに「中学生が提案する城崎の楽しみ方」をテーマにしたポスターを作成し、城崎温泉街で観光客向けに掲示し、地元但馬の魅力をアピールしました。
【本件の内容】
今年度は、これまでの学習を基に、新たに「但馬⇔東京戦略」をテーマに掲げ、本校生徒が但馬の特産品に「+1の付加価値を付ける」ことで都市部からの観光人口の増加をめざす企画を行っています。10月20日(日)から23日(水)に実施する研修旅行において、全国から中学・高校の修学旅行生を受け入れ販売体験実習の場を提供している早稲田商店街を訪れ、生徒が商店街で但馬の特産品を売り歩くとともに、生徒が制作した特産品を紹介するポスターを商店街に掲示しPRを図ります。
伝統工芸品である豊岡杞柳細工の製造を手掛ける企業とコラボした柳行李(柳で編んだ箱型の入れ物)を用いた雑貨や、豊岡鞄の製作中に出た端材を用いてレザー工房とコラボしたコードクリップなど、地元企業と生徒が共同制作したオリジナル商品のほか、商品に付けるオリジナルステッカーやパッケージデザインを生徒が考案した商品なども販売します。なお、販売する商品は、地元企業と本校生徒がコラボしたことから「近中コラボ商品」と名付けました。
また、研修旅行に先駆けて実施する結団式では、コラボ商品の開発にご協力いただいた地元企業や職人の方をお招きし、東京での販売に向けた生徒たちの意気込みや感謝を伝えます。
【結団式】
日時 :令和6年(2024年)10月19日(土)9:30~10:30
場所 :近畿大学附属豊岡高等学校・中学校 武道場(D棟4階)
(兵庫県豊岡市戸牧100、JR山陰本線「豊岡駅」から徒歩約15分)
参加者:近畿大学附属豊岡中学校 3年生 82人
ご協力いただいた地元企業の方、職人の方
【「近中コラボ商品」販売概要】
日時 :令和6年(2024年)10月21日(月)15:00~17:30
場所 :早稲田商店街(東京都新宿区西早稲田1-93)
販売者 :近畿大学附属豊岡中学校 3年生 82人
対象 :一般の方
ホームページ:https://sites.google.com/kindai-toyooka.ed.jp/27kisei-tazima-tokyosennryaku/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
【販売予定商品(すべて税込価格)】
●柳行李のイヤリング、ピアス、髪ゴム、ブレスレット(500~1,000円)
伝統工芸品である豊岡杞柳細工の製造を手掛ける「KORI ANRI JAPAN<柳>自分堂」と本校生徒によるオリジナル商品。「伝統を日常に」をテーマに"中学生が本気で欲しいと思う柳行李"を考案し、デザインや製作、染色を本校生徒が担当。作品の総称は「Willow Flower With 近大」と命名。
●レザーコードクリップ(500円)
レザー工房「KOMOREBI」とのオリジナル商品。豊岡鞄の製作中に出た端材を使ってコードクリップを製作。本校生徒が企画・デザインを担当。
●オリジナルスイーツ「ガレット・タジマンヌ」(400円)
豊岡市内で活動するパティシエ、ゴージャス☆和代さんとのオリジナルスイーツ。関西屈指の水質と透明度を誇る竹野浜の海水のみで作られた「誕生の塩」を使用。商品名とパッケージデザインも本校生徒が考案。
●農産物加工所・憩「本場 朝倉さんしょ佃煮」(600円)
地元但馬の特産品である朝倉さんしょ(山椒)を用いた佃煮。瓶に貼るオリジナルステッカーのデザインを本校生徒が担当。
●角谷製菓株式会社「カニせんべい」(500円)
「カニ王国」と呼ばれる城崎温泉で獲れたカニの殻を用いたせんべいの割れて規格外となったものを油で揚げて今回のために商品化。本校生徒がデザインしたオリジナルステッカー付き。
●ニッポンエールご当地グミ「豊岡ぶどうグミ」(250円)
豊岡市内で獲れたぶどうの果汁を用いた「豊岡ぶどうグミ」。本校生徒がデザインしたオリジナルステッカー付き。
●有限会社湖月堂「干しそば」(700円)
豊岡市出石町産のそば粉を用いた「干しそば(乾麺)」。本校生徒がデザインしたオリジナルステッカー付き。
●株式会社日高振興公社「神鍋高原 キャベツチップ」(600円)
水はけがよく、肥料を保持する力が強い神鍋高原の火山灰の土で育てた、甘みが高く評価されている「神鍋高原キャベツ」を練り込んだオリジナルチップス。本校生徒がデザインしたオリジナルステッカー付き。
●片島成好堂「ブランマール」(700円)
農薬や化学肥料を一切使用せずに栽培する城崎温泉のブランド米「コウノトリ育むお米」を用いた、地元のグルテンフリー・スイーツ専門店である片島清成好堂のクッキー「ブランマール」。本校生徒がパッケージロゴを考案。
●八鹿(ようか)畜産養豚部「おだがきさん家の八鹿豚 キーマカレー」(600円)
但馬唯一の八鹿豚の生産者である小田垣さんが営む八鹿畜産養豚部の八鹿豚を使用したレトルト食品のキーマカレー。
【関連リンク】
附属豊岡中学校
https://www.kindai-toyooka.ed.jp/