本学提供の情報に1,200万件超アクセス 国立国会図書館から11年連続で御礼状

近畿大学中央図書館(大阪府東大阪市)が、全国の図書館での情報調査支援事例等を集めた「国立国会図書館レファレンス協同データベース」に登録した件数は約7,400件に上り、これまでに1,200万件以上のアクセスがありました。これは、同データベースに参加する大学図書館190館の中でも圧倒的な情報提供数とアクセス数です。
このような貢献に対し、本学は国立国会図書館から11年連続で御礼状を授与されました。

【本件のポイント】
●国立国会図書館から11年連続で御礼状を授与された大学は、近畿大学のみ
●約7,400件の調査事例等に対して、累計1,200万件以上のアクセス
●情報検索を行う多くの人々に活用され、社会貢献を果たす

【本件の内容】
何かを知りたい、探したい、解決したい人に対して、情報や情報源を入手できるよう図書館が援助するサービスを「レファレンス」といいます。国立国会図書館レファレンス協同データベースは、全国の図書館が実際の疑問をどのように解決したか、支援したかを事例として登録し、公開しています。近畿大学中央図書館は、平成17年(2005年)から参加し、継続的に事例等の登録を続けてきました。
例えば、「レポート・論文を書くためのアカデミック・ライティングについて知りたい。」「『インスタ映え』という表現がいつから使われるようになったのか知りたい。」「災害時のメンタルヘルスに関する情報」など、大学図書館ならではの調査事例や調べ方、約7,400件を登録・公開しています。これらは、インターネットで情報を検索する多くの人々に活用されており、これまでに累計1,200万件以上のアクセスがありました。このように信頼できる情報を提供することは、人と知識・情報を結びつけることであり、大学がおこなう社会貢献となっています。
これまでの活動が認められ、近畿大学中央図書館は大学図書館としては唯⼀、国立国会図書館より11年間連続で御礼状を授与されています。

【レファレンス協同データベース事業について】
レファレンス協同データベース事業は、公共図書館、大学図書館、学校図書館、専門図書館等におけるレファレンス事例、調べ方マニュアル、特別コレクション及び参加館プロファイルに係るデータを蓄積し、並びにデータをインターネットを通じて提供することにより、図書館等におけるレファレンスサービス及び⼀般利用者の調査研究活動を支援することを目的とする事業です。
国立国会図書館は平成20年度(2008年度)から、多くのデータを登録している、または多くのアクセスを集めている参加図書館に御礼状を授与しています。

国立国会図書館レファレンス協同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference

【八角聡仁近畿大学中央図書館長のコメント】
大学図書館は単に本を保存・提供するだけでなく、公共的な知の創造に積極的に貢献し、広く文化の交流を促す拠点であるべきだと、近畿大学では考えてきました。今回そうした取り組みの⼀つが評価されたことを、今後の図書館運営の励みにしていきたいと思います。

【関連リンク】
文芸学部文学科(日本文学専攻) 教授 八角 聡仁(ヤスミ アキヒト)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1107-yasumi-akihito.html

御礼状を持つ中央図書館長 八角聡仁(やすみあきひと)
御礼状を持つ中央図書館長 八角聡仁(やすみあきひと)

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