国内の私立大学としては初の採択 近畿大学生物理工学部の開発事業が日本中央競馬会(JRA)の畜産振興事業に

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市、学部長:細井美彦)の松本和也教授らの研究開発グループが推進する「黒毛和種肥育牛の生産性向上とその安定化を実現する新たな肥育診断技術の開発事業」が、日本中央競馬会(以下JRA)が畜産振興の取り組みとして助成する「日本中央競馬会畜産振興事業 平成25年度公募事業」に採択されました。


実施期間は平成25(2013)年度~平成27(2015)年度で、「日本中央競馬会畜産振興事業」としては、国内私立大学で初めての採択となります。
畜産農家は、品質の良い肉用牛の安定確保による生産性の向上と農業経営の安定化を求めていますが、現状では、ほとんどの生産現場が科学的な裏付けなしで、長年の経験に基づく農業経営を行っています。


今回採択された事業では、牛一頭ごとに肥育状況を予測・診断可能なバイオマーカー測定システムを確立させ、肥育期間中、早期に肉質を診断するためのマニュアル開発を行います。バイオマーカーとは、尿や血清などに含まれるタンパク質などの物質を示します。牛の肥育状態を評価するための指標となるバイオマーカーを測定することによって、科学的根拠に基づく適切な飼養管理と飼料設計が可能となり、肥育コストの低減や生産性の向上を図ることができます。同時に、安定経営の基盤が構築できるため、新規就農者の参画を促し、持続的な畜産経営を可能にすることも期待されます。


関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/07/post-461.html