子育て中の働き方をみんなで考えよう!在宅で働くママのためのメディア『はたママproject』がリニューアル!

「在宅」という働き方を広げ、子育てや家事など、孤軍奮闘しているママたちの自立や社会との接点を作ることをミッションとする株式会社シンプルメーカー。企画運営をしているメディア『はたママproject』(前・働くママ応援プロジェクト)がリニューアルし、カテゴリーや気になるワードを直接検索することが可能になりました。

リニューアルした『はたママproject』

在宅ワークなら仕事と家庭、両立できる?

今回、コロナウィルス感染への対策として在宅ワークを経験し、魅力を感じた女性は多いのではないでしょうか。
在宅ワークは通勤時間がないから、働く時間をしっかり確保できます。また、周りの目も気にせず楽な装いで仕事をすることが可能。何かあった時にすぐに家族のもとに駆けつけられる安心感があります。
そう考えると仕事も家庭も大事にしたい女性にとって、在宅ワークは理想的な働き方なのかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。
9割ママ社員、2年前より全員在宅勤務を実現するシステム開発会社シンプルメーカーが、メディアを通してその疑問に答えます。
『はたママproject』は「自分が望む働き方で働きたい」「今の働く環境を変えたい」と考えるママたちが今後を考えていくヒントの詰まったメディアです。

在宅ワークを実践する先輩ママ達に話を聞こう!

在宅ワークといっても、職種は様々。
これまで取材をさせていただいたママ達は、Webデザイナーやエンジニア、英語講師、ライターに料理講師、コーチング講師と、バラエティーに富んでいます。全て在宅というわけではないけれど、一部在宅ワークという方も多いようです。そんなママ達のタイムスケジュールや働き方・考え方を取材する人気コンテンツ、「在宅ママインタビュー」。
仕事にかける時間は皆さん様々。ただ、どの方も近くでお子さんに自分の働く姿を見せられることが、子供にとってよい方向に働いていると感じていらっしゃるよう。
今も、女性は子育てのステージへ上がると、「働きたい」という気持ちがあるにもかかわらず、時間の制約などがあり、実現が難しいと諦めてしまう人が多いのではないでしょうか。
そんな中、彼女達は自分たちができる最善の方法で仕事や育児とのバランスを取っていました。

『はたママproject』の人気コンテンツ「在宅ママインタビュー」の一部をご紹介します!

『働くママ応援プロジェクト』の人気カテゴリー「在宅ママインタビュー」

タイトル:フリーランスで仕事をするなら、直感や違和感に耳を傾けること

在宅・フリーランスという働き方を選択した”働くママ”への「在宅ママインタビュー」。今回は、一般社団法人EduQ国際ナチュラルタッチ協会で代表理事をしている、伊吹砂織さんにお話を伺いました。(一部編集しています。)

コロナ前のレッスンの風景。今は人数を減らし、徐々に戻りつつあります。

−伊吹さんの仕事内容を聞かせてください

EduQメソッドの親子マッサージを認知してもらう活動が中心で、主にこれらのレッスンをおこなっています。
・親子マッサージ教室主宰
・インストラクター養成講座開催
・女性のセルフケア教室

EduQメソッドとは協会創始者のドリス・シュー先生が長年にわたる学びと経験から中医学をベースに、ツボや経絡、リフレクソロジー、アロマセラピー、エネルギーセラピー、ヨガ、ストレッチ、音楽、養生料理の東洋と西洋の自然療法を融合し、0歳から18歳の子どもと女性のために生み出した、EduQオリジナルのナチュラルタッチメソッド

−今のマッサージのお仕事を始めたきっかけはなんでしょうか?

中国で暮らしていた時に、協会創始者のドリス先生との出会ったことです。当時、小学校4年生だった息子の膝に成長痛が出て、ドリス先生からマッサージを教えてもらったことがきっかけでした。

−マッサージをしたことで、お子さんはどんなふうに変化されましたか?

息子から「お母さんがマッサージの先生で良かった!」と言われたことは一生忘れられません。息子は中学時代にサッカークラブに所属していましたが、運動後、マッサージでケアしたおかげか、サッカーで怪我はしたことはありませんでした。私がマッサージをしていることを知った、同じクラブチームのママ友達に子どもへのマッサージをお伝えしたこともあります。反抗期で、普段母親とは会話すらしない…という子どもにどうやってマッサージをしたらいいのか悩むママもいましたが、マッサージをしてあげるようになったら、落ち着いたと聞きました。それを聞いた時はうれしかったですね。

−どうして今のマッサージのお仕事をしようと思ったのですか? 不安はありませんでしたか?

自然な流れで初めて、自然な流れで仕事をしているので不安はありませんでした。

−元々マッサージの仕事をされていたわけではなかったんですね。

夫とは20代半ばで結婚して、26歳で出産しました。もうすぐ育休が終わる1ヶ月…という時に夫のベトナム転勤が決まりました。産休が終わったら、元の職場に戻るつもりだったのに、ビックリでしたね…。(元々働いていた会社で社内のIT環境をサポートするお仕事をされていたそうです。)その頃は、マッサージ講師をやるなんて思ってもみませんでした(笑)。でも、この時の経験や技術は、とても役立っています。今は告知など全てSNSが中心ですし、インターネットの利用が不可欠ですよね。これらの作業も楽しくできているのは、最初に働いていた会社での経験があったからだと思います。SNS用の画像と文章の作成は私の息抜きの時間でもあるんですよね。

−仕事はどのタイミングでスタートしましたか?

子どもが小学生になった時、そろそろ働いてもいいかなと考えました。でも、子どもが、「自分が帰ってきた時、おかえりを言って欲しいな」を言われました。なので、その時は断念しました(笑)。

−今のマッサージのお仕事を始めるにあたって、どのような行動をしましたか?(仕事の探し方、スキル習得など)

自分の子どもへのマッサージ経験とドリス先生からの学びから初めて、そこから必要だと思うスキルを自分で学び積み上げてきました。
私たちは当時、夫の転勤で中国の深センで暮らしていました。ドリス先生の息子さんたちと私の息子が同級生だったのが縁ですね。実はママ友でした(笑)。成長痛に悩むママ友数名で、マッサージをドリス先生から教わり、その時は子どもに施術していた程度です。あの頃は人に教える、なんてことは思ってもみなかったですね。
その後、ドリス先生は中国の深センからタイのバンコクに行かれていて、日本人向けのカルチャースクールに入って、マッサージを教えていました。ママ向けの講座だったんですが、日本人受講生の中から「私も人に教えたい!」と考える受講者が出てきたようです。そこで、テキストや内容を考えなきゃいけないということになりました。その時、ドリス先生から私に「日本語のテキストを作ってくれない?」と打診があったんです。その時、私も自分の子どもにマッサージをやっていたし、特に迷いもなく引き受けました。作っているうちに私も習いたい!…と思うように。当時はzoomもなかったので、「習うなら行くしかない!」と判断して、思い切って私も日本からバンコクへ旅立つことに。集中的にドリス先生からマッサージ講習を受講しました。

−スキル取得のために、バンコクにまで行かれたんですね!素晴らしい行動力だと思います。

ちょうどその時、私の親もバンコクで暮らしていたのと、息子が小6か中1くらいで、自分のことを自分でやれるようになっていたので、安心して挑戦することができました。
初めは幼児向けの講座を、1週間くらい受けました。その後、小中学生向けのマッサージをやりたいという意見も出てきたので、約半年後にそれを学びにバンコクへ行きました。ドリス先生からテキスト作りを依頼されて作成し、再びマッサージをバンコクに習いに行って…。そこで、やはりベビー向けも必要だよね、ということになり、その講座も受けました。というわけで、バンコクへは1年間の間に3回くらい行って、学びましたね。

−在宅(フリーランス)でよかったことは?(働いていてよかったことは?)

転勤を重ねていくうちに、私には会社員は無理だなって思うようになりました。雇われるのって無理かもって(笑)。働くならちゃんと働きたいな、というのがありました。転勤で移動ばかりだったので、社員になるのって難しいな、と感じていましたしね。
今は自分の好きなことを仕事にしているので、色々あっても楽しく仕事ができています。自分で仕事の量や時間を調整できるのもいいですよね。子どもの予定に合わすことができるのもメリットだと思います。

−在宅(フリーランス)で困ったことや大変だったことは?(それをどう解決していったか?)

本格的に仕事を始めた三重県ではなかなか集客出来ず、思い切って車で1時間の名古屋へ出ました。名古屋でやり始めたら、人が少しずつ集まるようになりました。自分の地元(滋賀)にも山を越えれば行けたので、友達のネットワークも活用して、講座を開いていました。
フリーランスは基本的にすべてを一人でこなしていかないといけませんが、大変だとは思っていません。自分が選んだ好きな仕事なので。
在宅ということに関係なく、今までになかったものを認知してもらうということの大変さはありますが、それも楽しんでいます。

−大事にしていること、ルールなどがあれば教えてください。

直感に従うことですね。同じくらい違和感は大事にしています。
「これ違うな?」というのをやってしまうとダメなんですよね。
違和感あっても、他の人がいいと言うと合わせる時がありませんか?それは自分の心に正直ではないですよね。私は、「やめようと言えばよかった…」と後悔することが何度かありました。ダメならダメだし、別のアプローチを考えればいいと思うんですよ。
あと、講座の最後にはお母さんたちが笑顔になれるように、心が軽くなれるように、その人に寄りそったサポート(講座の中での話)ができるように心がけています。
そしていつも応援してくれたり、支えてくれたりしている皆さんに感謝を忘れないことです。

−仕事、家事、育児をどうやってバランスをとっていますか?

子どもが小学生、中学生、高校生のときは、子どもの学校行事、習い事などの予定に合わせて仕事を入れていました。子どもを優先にしたいという私の考えです。
家事は好きじゃないので(笑)、息子と協力しながら最低限やっています。家の中は見せられません!

−息子さんの高校入試で首都圏に来られたんですよね。親子で素晴らしい行動力だと思いました!

息子が高校に上がるタイミングで、夫の赴任先がフィリピンに決定。そこで、どの地域の高校でもいいし、好きな高校を受けたらどう?と息子に提案しました。当時は三重県にいましたが、首都圏で息子が受けてみたいという高校を何校か受験したんです。大学受験並みに1週間で5、6校受けたかな?私も自分の仕事の拠点を首都圏に変えたかったので、親子でチャレンジしました!受かった高校の近くに住もうと決めていたので、拠点が横浜になりました。

(後半に続く)

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前編

後編

リニューアルした『はたママproject』では、以前から人気の高い「在宅ママインタビュー」などのインタビュー記事を増やす方向です。
私たちは、「働きたいけれど限られた時間の中でしか働けない」「在宅という働き方をもっと知りたい」と考えているママたちに少しでも笑顔になっていただきたいです。
ママたちが望む生き方のヒントになるような記事をこれからもどんどん発信していく予定です。

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