豊岡市で新交通モードの実証実験開始 経済学部 新井研究室が豊岡市で3回目の現地調査へ
近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)准教授 新井圭太研究室(交通経済学)は、令和元年(2019年)8月10日(土)~12日(月)の3日間、兵庫県豊岡市において公共交通の新モード(コミュニティバス)実証実験に関する調査研究を実施します。
【本件のポイント】
●豊岡市のバス交通体系の見直しに向けて、学生も参加して現地調査を実施
●公共交通の維持に地域主体で取り組むための産官学連携プロジェクト
●参加学生は、地域社会の実情を現地で把握し地域の活性化に貢献する
【本件の内容】
経済学部の新井研究室では昨年度、夏と冬にヒアリング調査を行い、現行のバス交通体系の見直しと再編を実施し、平成31年(2019年)2月に市長や地域住民へ新交通モードの必要性を提言しました。今年度は昨年度の提言に従い、次年度からの本格運行を見据えて、新たなバスの実証実験に取り組みます。
このプロジェクトでは、住民の足である「公共交通」をいかに、「地域が主体」となって維持に取り組むかが重要となっています。豊岡市は温泉や海、そして魚介類といった魅力的な観光資源が多く、国内のみならず海外からも毎年多数の観光客が訪れていることから、これらのインバウンド層も取り組むことを視野に入れ、制度設計を行っています。
現在、観光客を主な対象としたバスの運行の実証実験を行っており、今回これにあわせて、新井研究室に所属する3年生24人が参加し、どのような利用形態が見込めるのかを中心に、バスの利用者へのヒアリング調査を実施します。本実験をPRするためのポスターやSNS作成といった業務も、研究室の学生たちが主体的に実施しており、本研究で得られた知見と結果は、市内または大学でのプレゼンを実施することで、地域住民および地域交通に関心のある方々に還元する予定です。
【開催概要】
日時:令和元年(2019年)8月10日(土)~8月12日(月)9:00~18:00
場所:竹野駅および城崎温泉駅(実験バス利用者ヒアリング)
対象:地域住民・観光客・事業者
【関連リンク】
経済学部総合経済政策学科 准教授 新井 圭太(アライ ケイタ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/193-arai-keita.html