直下型地震発生を想定した災害対策訓練を実施 県警機動隊・航空隊ヘリコプター、消防はしご車による救助訓練も

2021-10-25 14:00
那賀消防組合消防はしご車「ひまわり」(左)、県警航空隊ヘリコプター「きのくに」(右)

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、令和3年(2021年)11月11日(木)和歌山キャンパスにおいて、約300人の学生・教職員を対象に、直下型地震が発生したとの想定での避難訓練を行います。また、近畿大学学生と教職員で構成されている「紀の川市消防団本部近畿大学部」による避難誘導訓練、和歌山県警機動隊および航空隊ヘリコプター、那賀消防組合中消防署消防はしご車を用いた救出救助訓練も実施します。

【本件のポイント】
●直下型地震発生を想定した避難訓練を、県警、消防、学生消防団が合同で実施
●消防はしご車「ひまわり」や県警航空隊ヘリコプター「きのくに」による救助訓練を披露
●本訓練を通じて学生・教職員の防災意識の高揚を図り、非常時の対応力を強化

【本件の内容】
近畿大学生物理工学部は、11月5日の「津波防災の日」に合わせ、令和3年(2021年)11月11日(木)に、災害発生時の早期避難等に対する意識を高め、防災対策の強化を図るため、直下型地震の発生を想定した災害対策訓練を実施します。和歌山県では、県内全域が、南海トラフ地震により著しい地震災害が生じるおそれのある「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されており、キャンパスのある紀の川市には、中央構造線断層帯の一部である根来断層・桜池断層帯が走っています。
本学部では、これまでに学生、教職員を対象にシェイクアウト訓練(地震発生直後の危険回避のための初期行動訓練)や避難訓練等を実施し、災害対策に取り組んできました。
また、平成31年(2019年)4月には、学生と教職員で地域の消防活動に貢献する消防団「紀の川市消防団本部近畿大学部」を結成し、地域の防災啓発活動に取り組んでいます。定期的に訓練を行っており、今回の訓練には19人(うち学生14人)が参加します。
避難訓練終了時には、岩出警察署警備課長から訓練の講評を受け、今後の災害対策に生かすとともに、訓練に併せて、キャンパス内で熱海土石流災害等発生時の活動記録に関する県警の災害パネル展示を行います。

【開催概要】
日   時:令和3年(2021年)11月11日(木)12:10~13:00
場   所:近畿大学和歌山キャンパス(生物理工学部)
      (和歌山県紀の川市西三谷930、
       JR阪和線「紀伊駅」からバスで約25分)
対   象:学生及び教職員 約300人
訓練参加者:和歌山県岩出警察署警備課長以下 13人
      那賀消防組合中消防署副署長以下 5人
      紀の川市消防団本部近畿大学部 19人
※ 災害パネル展示は令和3年(2021年)11月1日(月)~12日(金)に開催

【当日の訓練の想定・流れ】
今回の訓練は、中央構造線断層帯での直下型地震の発生により、和歌山キャンパスにおいて震度6強の揺れが約10秒間続き、建物内から脱出できない教職員が屋上に避難しているという想定で行います。
12:10 地震発生(震度6強、約10秒間)
    守衛室から緊急地震速報、シェイクアウト、避難を学内にアナウンス
12:15 教職員及び学生の避難訓練、学生消防団員らによる避難誘導訓練
12:20 和歌山県岩出警察署警備課長による講評
    生物理工学部長による講評
12:30 那賀消防組合中消防署救助隊員による救助訓練
    はしご車「ひまわり」による屋上からの要救助者救助訓練
12:45 県警航空隊員らによるヘリコプター「きのくに」を使用したホイスト救助訓練※
13:00 航空隊ヘリコプター、消防はしご車等展示見学
※ ヘリコプターが空中停止した状態で、機体に装備しているホイスト装置からワイヤーを伸長し、救助隊員を降下させ、要救助者を救助すること

【関連リンク】
生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/

NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.