加藤厚生労働大臣、ジョリーグッドの就労支援VRを視察!VRを活用した新しい医療・福祉支援に大きな期待

~大臣自らVRを体験「自治体の特別支援学校などにも普及すると尚良い」~

 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、開発・提供する医療福祉向けVRサブスクリプションサービス「JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)」を導入いただいている就労移行支援施設に、加藤勝信 厚生労働省大臣(以下 加藤大臣)が視察に訪れたことをお知らせいたします。

 今回、加藤大臣が訪問された社会福祉法人元気村が運営する就労移行支援事業所「夢工房翔裕園」(埼玉県鴻巣市)では、2021年9月から「JOLLYGOOD+」を導入し、精神障害や発達障害を持つ方を対象に就労支援を行なっています。今回の訪問では、加藤大臣にVRを活用した就労支援向けソーシャルスキルトレーニング(*)の現場を実際にご覧いただき、今後の最先端テクノロジーを活用した新しいアプローチによる支援に大きな期待を寄せていただきました。

 今後ジョリーグッドは、社会福祉や医療課題に向き合い、政府や地方自治体など、様々な公的機関とも連携をしていきながら、VRテクノロジーを通して新たな福祉支援の形を構築していきます。

※「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」とは
社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせない対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能訓練のことです。これまでのSSTは、ワークシートやロールプレイなどで実施し、受講者は様々な場面を自身で想像するしかなく、効果は限定的でした。また支援プログラムも統一された指標がないため、支援スタッフのスキルや育成方法も確立されておらず、提供するトレーニングの質にバラツキがあることが課題と言われています。

■加藤大臣も驚嘆するジョリーグッドのVR技術とその可能性

 当日は、ジョリーグッド代表取締役CEO上路健介より、「JOLLYGOOD+」の就労支援カリキュラムや今後のビジョン説明を行った後に、実際に加藤大臣にVRを活用した支援現場を見学して頂きました。また、加藤大臣自ら弊社のVRソリューションを体験いただく中で、加藤大臣とCEO上路との間で活発に会話が重ねられ、取り組みについての理解を深めていただく場となりました。

 加藤大臣は、今回の視察前からジョリーグッドが提供するVRソリューションに注目いただいており、「最新のVR技術が医療や福祉など様々な分野で活用され、支援現場の負担軽減に繋がることは素晴らしいこと。このようなソリューションが障がい者向け就労移行支援施設だけでなく、自治体の特別支援学校など、様々な機関で普及することが今後重要になってくるのでは。」とコメントをいただいた上で、VRを活用した新たな就労支援に大きな可能性を感じていただくことができました。

■障害者福祉事業の人材不足

 近年、障害福祉サービスの利用者数が増加しており、2006年から2018年の12年間で利用者は約3倍となっています。一方で、支援者数は直近2〜3年で横ばいに推移しており、現在は利用者数に比べ支援者数は圧倒的に少なく、人材不足が大きな課題となっています。また、人材不足や人材が定着しないことが障害者福祉事業の倒産・休廃業の一つの要因となっており、2010年から2020年にかけて124施設が倒産・休廃業しており、今も倒産の増勢をたどっています。
 人材不足の背景には「賃金の低さ」だけでなく、「労働の過酷さ」も大きく影響しています。そのため、就労支援の質・効果拡大を担保しつつ、現場の負担軽減に繋がるような支援ソリューションが今障害福祉支援の現場でニーズが高まっています。

障害者福祉分野の福祉・介護職員数の推移(推計値)

出典:厚生労働省−障害福祉現場の人材確保・業務効率化について(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000698941.pdf)

「障害者福祉事業」倒産、休廃業・解散件数 年次推移

出典:株式会社東京商工リサーチ
(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1190513_1527.html)

■ジョリーグッド 代表取締役CEO 上路健介 コメント

 当社が取り組んできた障害者向けの就労支援VRを加藤大臣にご体験いただき、また実際に利用している支援スタッフの方やVR受講者の生の声を加藤大臣をはじめ厚生労働省の皆さんに届けられたことを本当に嬉しく思います。
 本視察を機に政府や自治体との連携をさらに強化し、障害者の就労支援や全国の特別支援学級に広くVR療育が提供できる環境を推進して行きたいと思います。

■社会福祉法人元気村 障害福祉サービス事業所「夢工房翔裕園」(https://www.genkimuragroup.jp/facilitylist/yumekobo/

 平成22年5月1日に法人内で初の通所型の障がい福祉サービス事業所として開設し、多機能型施設として「就労移行支援事業」「就労継続支援B型事業」のサービスを提供しています。「JOLLYGOOD+」を用いたVR訓練をはじめ様々な就労訓練プログラムと生産活動を通じて就労に向けた支援を行い、就労が出来る施設を目指しています。

■医療福祉向けVRプラットフォーム「JOLLYGOOD+」(https://jollygoodplus.com/about/jobsupport/

 「JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)」では、VRによって社会での集団生活をリアルに体験することで、相手に適切な反応をするための言語的、非言語的な対人行動を訓練することができる次世代のソーシャルスキルトレーニング(SST)コンテンツが180以上あります。専門医の監修のもと、プロの役者と高精度VR開発チームにより制作されたVRコンテンツにより、利用者の成長や年齢に合わせた計画的なトレーニングを専門スタッフでなくても実施することができます。

■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/

 ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。

【企業理念】

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