複数のECサイトを意識して使い分けている人は3割
~「ECサイトの使い分け」に関する調査結果を発表~
株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケートlight』を利用し、全国に住む20代~60代の男女を対象に「ECサイトの使い分け」に関するWEBアンケートを実施いたしました。調査期間は2020年12月4日(金)~2020年12月8日(火)。有効回答は899人から得ました。
調査サマリ
●ECサイトで購入する際に最も重視するのは「商品の価格」で8割。次いで重視しているのは、ECサイトならではの「送料・手数料」で7割
●複数のECサイトを使い分けている人は7割。意識して使い分けている人は3割
●複数のECサイトを使い分ける理由は「価格、ポイント、送料などをサイト別の強みで使い分ける」。使い分けない理由は「個人情報を登録するのが不安」
ECサイトで購入する際に最も重視するのは「商品の価格」で8割。次いでECサイトならではの「送料・手数料」で7割
ECサイトで購入する際、重視している点を聞いたところ「商品の価格」が82.9%で最も高い結果となりました。次いで「送料・手数料(78.2%)」、「品揃え(47.9%)」と続きます。
「送料・手数料」を重視している女性は83.6%に対し、男性は72.7%。「レビュー・口コミ」は女性28.4%に対し、男性18.3%となりました。実店舗にはないECサイトならでの「送料・手数料」や「レビュー・口コミ」などを男性よりも女性が重視している傾向が見られ、男女間で10ポイント以上差が出ています。(図1)
送料・手数料に対しては各社様々な対応が行われており、Amazonの「Amazonプライム」や楽天市場の送料無料ライン対応ショップ「39(サンキュー)ショップ」などがあります。
ECサイトを使い分けしている人は7割。意識して使い分けている人は3割
商品を購入する際にECサイトを使い分けているか聞きました。使い分けている人は74.9%(「意識して使い分けている(30.8%)」と「なんとなく使い分けている(44.1%)」の合計)と、使い分けていない人は25.1%となりました。
また、年代別に見てみると「使い分けていない」割合が高いのは30代で32.0%、次いで20代で28.2%となり、最も低い50代になると19.8%にまで下がっています(図2)。
複数のECサイトを使い分ける理由は「価格、ポイント、送料などをサイト別の強みで使い分ける」使い分けない理由は「個人情報を登録するのが不安」
複数のECサイトを使い分けている理由・使い分けていない理由について聞きました。下記に、興味深い回答を一部紹介いたします。
複数のECサイトを使い分けている理由
●セールやポイント倍増等の時に使い分けている。(40代男性)
●送料が安かったり、ポイント還元率が高かったりと、それぞれに強みがあるため。(20代女性)
●価格、ポイント、送料価格、到着日数により使い分けをします。(40代女性)
複数のECサイトを使い分けていない理由
●複数の会員に登録するとメールがたくさん来てしまうため(20代男性)
●たくさんサイトを使っているとガチャガチャし過ぎて、逆に使いきれなくなってくるので。(50代女性)
●サイトごとに個人情報を登録することが不安だから(漏洩など)。(20代女性)
調査項目
●インターネットサイトで購入する頻度(SA)
●閲覧しているインターネットサイト(MA)
●購入しているインターネットサイト(MA)
●最も購入しているインターネットサイト(SA)
●以下のサイトの有料会員サービスを利用しているかどうか(Amazonプライム、楽天プレミアム、Yahoo!プレミアム、ZOZOプレミアム)(SA)
●【サイト別】購入しているインターネットサイトの満足度(SAマトリクス)
●【サイト別】どのようなデバイスで閲覧、購入(MAマトリクス)
●【サイト別】インターネットサイトで商品を購入する頻度(SAマトリクス)
●【サイト別】インターネットサイトで購入している商品(MAマトリクス)
●【サイト別】インターネットサイトを閲覧、購入する時間帯(MAマトリクス)
●インターネットサイトで購入する際に重視していること(MA)
●商品を購入する際にインターネットサイトを使い分けているかどうか(SA)
●複数のインターネットサイトを使い分けているのはなぜか(FA)
●複数のインターネットサイトを使い分けていないのはなぜか(FA)
「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」など様々なECサイトについても満足度、閲覧する時間帯、購入する商品などのデータを取得しました。各ECサイトの詳細な数値は下記からダウンロード可能です。
会社概要
企業の商品開発や商品育成支援を目的に、マーケティングサービスを提供しています。リサーチ事業では、定性調査と店頭調査に強みを持ち、マーケターの仮説づくりや検証のためのリアルな事実データの収集・提供を行っています。また、プロモーション事業では、ネット上でのサンプリングや店頭購買型サンプリングでのトライアー獲得支援、クチコミによるファン育成支援を行っています。
会社名 :株式会社ドゥ・ハウス
設立 :1980年7月7日
代表者 :代表取締役社長 小笠原 亨