地元大阪の名産品を、産学連携で若い世代へ伝えたい 近畿大学経営学部の学生が泉州タオルをプロモーション

近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和元年(2019年)10月25日(金)、26日(土)の2日間、大阪タオル工業組合(泉佐野市、代表理事・金野泰之)と共同プロジェクトを展開している、経営学部 山縣 正幸ゼミの学生が、グランフロント大阪北館1階ナレッジプラザにて、地元大阪の名産品の一つである泉州タオルを使ったブース展示を行います。本プロジェクトは、高い品質を誇る泉州タオルの価値を再発見するものです。

【本件のポイント】
●近畿大学経営学部山縣ゼミの学生が、地元・大阪の名産品である泉州タオルのリブランディングに挑戦
●「タオルをおしゃれに」をキーワードに、新たな価値を提案する産学連携プロジェクト
●学生はゼミにおける「価値創造デザインプロジェクト」での研究成果を生かしてタオルを展示する

【本件の内容】
近畿大学経営学部山縣ゼミでは、「価値創造デザインプロジェクト」と題して、企業をはじめ、さまざまな組織とコラボレーションし、新たな価値のあり方を発見し、価値の流れをデザインするという実践的な学びに取り組んでいます。
大阪タオル工業組合は、大阪の伝統的な産業の一つである泉州タオルのリブランディングに取り組んでおり、その一環として「サービスデザインにもとづく地場産業の持続的な発展可能性の探求」というテーマのもと、近畿大学経営学部山縣ゼミと共同研究を展開しています。
今回はグランフロント大阪で行われる「大阪・泉州こだわりタオル展」にて、学生が調査・考察・企画した泉州タオルの新たな価値を、「おしゃれで持ち運びたくなるようなタオル」をテーマに空間プロデュースし、実際にタオルを展示してプロモーションを行います。

【開催概要】
日  時:令和元年(2019年)10月25日(金)、26日(土)11:00~19:00
場  所:グランフロント大阪北館1階 ナレッジプラザ
     (大阪市北区大深町3-1、JR「大阪駅」から徒歩約6分)
対  象:一般(入場無料)
お問合せ:大阪タオル工業組合 TEL(072)464-4611

【泉州タオルについて】
明治20年(1887年)、佐野村(現泉佐野市)の里井圓治郎氏により、日本で初めてタオルが製造されました。里井氏は、織り上げた後、カルキで晒し仕上げたことから、以来泉州タオルは、「後晒(あとざらし)タオル」と呼ばれ、その特徴は、吸水性が良く、清潔ですぐに使える、日常使いのタオルとして愛用されています。

【参加学生のコメント】
経営学部経営学科3年 中川 稔貴(なかがわ としき)さん
経営学部経営学科3年 伊藤 沙也佳(いとう さやか)さん
このプロジェクトを行うにあたり、未来に泉州タオルを受け継いでいくためには、今の若者に泉州タオルが認知される必要があると私たちは考えました。そこで、ターゲットを若者に絞り、泉州タオルのデザインという点に着目し、近畿大学の"学生デザイナー"を起用した、従来の泉州タオルとは異なる新しいタオルを生み出し、新たな価値提案を行います。また、日常生活であたりまえに使うタオルを、"持ち運びたくなるようなおしゃれなタオル"ということをテーマに分析、活動をしています。
タオルは"日常生活で使うもの"ということから、日常をテーマにシンプルなデザインになっています。本展示会にあたり、空間デザインでは、人が足を運ぶシーンをディスカッションし、ストーリー化することでよりターゲットにとって心地よいと思わせるような空間にすることを心がけました。そして、その空間に入れば、一気におしゃれで憧れる日常のワンシーンが広がり、その中に私たちの提案するタオルが溶け込む様を展示会として表現しました。

【関連リンク】
経営学部 経営学科 教授 山縣 正幸(ヤマガタ マサユキ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/125-yamagata-masayuki.html

製造現場を見学し、ヒアリングを行う学生
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