奈良キャンパスで小学生対象の公開講座「農ラボ」を開催 近畿大学農学部の研究を体験しよう!
近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、令和3年(2021年)8月21日(土)奈良キャンパスにて、小学生の理科への興味・関心喚起を目的に、奈良市内の小学校5・6年生を対象とした公開講座「農ラボ」を開催します。
【本件のポイント】
●近畿大学奈良キャンパスで、奈良市内の小学校5・6年生を対象とした公開講座を開催
●農学部教員が専門知識を生かして考案した2種類の実験を体験
●参加者に附属農場産みかんを使ったジュース「100%近大です。」をプレゼント
【本件の内容】
平成30年度(2018年度)全国学力・学習状況調査において、理科に関する児童生徒の興味・関心や授業の理解度等に関するアンケート調査が実施されました。そのなかで、「理科の勉強が好き」と答えたのは、小学生は83.5%であるのに対し、中学生は62.9%となっており、学年が上がるにつれて「理科離れ」の傾向があるという結果が出ています。
こうした課題を解決するため、近畿大学農学部では、農学という身近に感じられる理系分野を研究している点を生かし、「近畿大学農学部の研究を体験しよう!」をテーマに令和元年(2019年)に第1回小学生向け公開講座「農ラボ」を開催し、好評を得ました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりましたが、今年度は2年ぶりに第2回「農ラボ」を開催します。講座では小学校5・6年生を対象に、農学部教員が考案した2種類の実験を体験していただきます。また、参加者全員に、近畿大学附属農場で収穫した「近大みかん」のジュース「100%近大です。」をプレゼントします。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染予防対策を徹底して実施します。
【開催概要】
日時:令和3年(2021年)8月21日(土)13:00~15:30(受付12:30)
場所:近畿大学奈良キャンパス
(奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバスで10分)
対象:奈良市在住の小学校5・6年生 24組48人
※ 定員に達したため受付終了
【プログラム】
<実験1>
"チリメンモンスター*"を探そう!
魚の標本を見ながら解説を聞いた後、ちりめんじゃこを広げてカニやタコ、タツノオトシゴといった"チリメンモンスター"を探し出し、見つけたモンスターについて調べて発表します。
*「チリメンモンスター」は、大阪府岸和田市にあるきしわだ自然資料館と、きしわだ自然友の会が命名した、ちりめんじゃこ等に混じったカタクチイワシ以外の生物を示す愛称です。
<実験2>
(1)チーズ作りで化学を学ぼう!
牛乳を加熱し、レモン汁やお酢を加えてチーズを作る実験を行い、牛乳のタンパク質が固まる現象(等電点沈殿・熱変性)について学びます。
(2)目で見えない生きものを観察!
身近な生活で役立っている"目で見えない生きもの"を顕微鏡で観察し、人の暮らしにどのように役に立つのかを学びます。
【「100%近大です。」について】
「100%近大です。」は、農学部生らが近畿大学附属湯浅農場(和歌山県有田郡湯浅町)での実習で栽培・収穫した「近大みかん」を丁寧に搾った、無添加100%のみかんジュースです。
【関連リンク】
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
近畿大学附属農場
https://www.kindai.ac.jp/farm/