環境管理を学ぶ学生がキャリア形成について発表 「エコではたらく2016」開催 7/17(日)農学部公開講座「里山学連続講座」にて
近畿大学農学部(奈良県奈良市)環境管理学科の3年生(37人)は、農学部が実施する一般向けの公開講座「里山学連続講座」にて、環境管理を学ぶ学生の将来の進路についての研究成果を発表します。本発表は、学生らの卒業後のキャリア形成を目的とした体験型進路学習の一環として行われます。
【本件のポイント】
●環境に関する専門的な知識を生かせる仕事についての研究成果を発表
●研究・発表を通じて、既存の進路だけでない新たなビジネスの可能性を模索
●環境管理分野における新たな雇用創出と卒業生の活躍を応援する
【本件の概要】
近畿大学農学部では、平成18年(2006年)5月から、「里山学連続講座」と題して、地域の方などを対象とした公開講座を実施しています。
今回の里山学連続講座では、里山の修復などに取り組む環境管理学科における体験型進路学習の一環として、同学科の3年生が、自らの習得した能力を社会に生かせる仕事について研究した成果を発表します。同講座で、学生がキャリア形成について発表する催しは昨年から実施され、今年で2回目となります。
■日 時:平成28年7月17日(日)13:00~16:30(受付12:30)
■場 所:近畿大学奈良キャンパス 203教室
(奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス10分)
■対 象:地域・一般の方、教職員・学生(定員約400人、入場無料、申込不要)
■お問合せ:近畿大学環境管理学科 准教授 北川 忠生
TEL(0742)43-6372 E-mail tkitagaw@nara.kindai.ac.jp
【今回の発表内容について】
近年、絶滅危慎種や生物多様性の保全といった環境問題の解決が求められる一方で、環境管理を専門的に学ぶ学生の受け皿となる就職先はいまだ限られています。それを踏まえて、本学農学部環境管理学科では、2年次および3年次の履修科目の1つである「特別演習」において、環境管理を学んだ学生が自分たちの専門性を生かせる仕事や新たなビジネスといったキャリア形成について調査してきました。
今回の発表会では、学生が9つのグループに分かれて、12分間のプレゼンテーションを行います。既存の環境管理に関連する職業への就職から新たなビジネスの創出まで、多岐にわたるテーマで、環境管理を学ぶ学生の進路に関する研究成果を発表します。
(1)野生保護官(環境省レンジャー)になる
自然に関心がある学生のあこがれの仕事。その実態とは?
(2)地方公務員技術職として働く
公務員の中でも、デスクワークではなく、主に現場で活躍する技術職として、地域社会における環境基盤整備への貢献を目指す。
(3)環境系NPO法人で働く
自然保護において重要な役割を果たすNPOについて解説します。
(4)環境調査会社で働く
現場に出て環境を調査・評価する仕事は社会においてどのような役割を担っているのでしょうか?
(5)エコ民泊をはじめる
観光都市・奈良で、環境への優しさをテーマに人を呼び込む民泊事業を提案します。
(6)エコファーマになる
環境に配慮した持続性の高い農業に取り組むエコファーマとは?
(7)新規ビジネス「森のお医者さん」をつくる
環境の専門家による森林の健康状態を診断・治療する新たなビジネスを創造する!
(8)水族館の学芸員になる
あこがれの水族館の学芸員。その仕事内容とは?
(9)奈良に水族館をプロデュース
水族館がない奈良県に、新しいコンセプトの水族館建設計画を提案!
【関連リンク】
農学部環境管理学科 准教授 北川 忠生
http://www.kindai.ac.jp/meikan/890-kitagawa-tadao.html