路上喫煙等マナー向上をめざすプロジェクトを開始します ―デザインの力で行動を変える―

学生が考案した喫煙所
学生が考案した喫煙所

近畿大学と堺市は、中百舌鳥駅周辺での路上喫煙とポイ捨てのない、安全できれいなまちをめざすプロジェクトをスタートします。
本プロジェクトは、近畿大学文芸学部 文化デザイン学科教授 森口 ゆたかゼミの学生が、文化芸術の力を用いて、様々な社会的課題の解決を図るプロジェクトの一環として、路上喫煙・ポイ捨て(以下「路上喫煙等」)が多い中百舌鳥駅前の喫煙所周囲をプロデュースするものです。

【プロジェクト概要】
このプロジェクトは、本市が路上喫煙等マナー向上重点啓発区域※1 に指定する中百舌鳥駅周辺地域において、デザインの力で喫煙者の行動変容を促し、路上喫煙等マナーの向上に取り組むものです。
第一弾として、学生がデザインを手がけた喫煙所と路面シートが令和3年11月10日(水)に完成し、同日設置されます(天候等の影響により、設置日が順延になる場合があります)。あわせて、学生が11月14日(日)に開催される地域イベント『なかもずフェスティバル2021』※2 に参加し、地域住民及び駅利用者へ取組内容を広く発信することで、マナー啓発を実施します。
このプロジェクトを通じて、路上喫煙とポイ捨てのない、安全できれいなまちをめざします。

※1 路上喫煙等マナー向上重点啓発区域
公共の場所のうち、路上喫煙及びポイ捨てによるまちの環境の悪化を防止するため、通行者が多く、路上喫煙やポイ捨てが多いなど、特に必要があると認めて市が指定した区域。現在、堺東駅西側周辺、中百舌鳥駅周辺、三国ヶ丘駅周辺、堺市駅周辺の4区域を指定しています。
※2 なかもずフェスティバル2021
中百舌鳥駅前通商店街振興組合が主体となって、毎年11月に中百舌鳥駅前広場で実施されるイベント。商店街の逸品販売や、音楽、ダンス等のステージ発表など、地域参加型のプログラムを通じて、地域住民とのコミュニケーションを深め、商店街の認知度を高めるとともに、周辺地域の活性化につなげてもらうために行っています。
11月14日に開催されるイベントでは、学生がステージに登壇し、中百舌鳥駅前の路上喫煙等マナー向上への思いを発表するなど、マナー啓発を行います。

学生が考案した路面シート(左)、路上喫煙等マナー向上重点啓発区域(右)
学生が考案した路面シート(左)、路上喫煙等マナー向上重点啓発区域(右)

【協力】
日本たばこ産業株式会社

【森口 ゆたか(もりぐち ゆたか)教授 プロフィール】
近畿大学文芸学部文化デザイン学科教授、美術家、NPO法人アーツプロジェクト副理事長
美術制作のかたわら、イギリス滞在中にホスピタルアートと出会い、医療現場でのアートの可能性を探る活動を始める。平成16年にNPO法人アーツプロジェクトを設立。これまでに関西を中心とする30カ所以上の病院で、ホスピタルアートの企画、運営、実施に携わる。堺市文化芸術審議会委員(平成27年7月~令和3年6月)。

<コメント>
この度のプロジェクトは、実際に地域で起こっている社会的課題に対して、デザイン思考を用いることによって課題解決にあたるという、学生達にとっても非常にやりがいのあるプロジェクトです。自分たちのアイデアが市民の方々の行動変容にまで繋がるという経験は学生にとって何よりも貴重な学びとなります。

【関連リンク】
文芸学部 文化デザイン学科 教授 森口 ゆたか(モリグチ ユタカ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1482-moriguchi-yutaka.html

文芸学部
https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/


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