検索エンジン順位変動と動向(2016年4月)
【2016年4月の順位変動について】
添付画像参照
【順位変動観測指標の説明について】
下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html
人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2016/20160516.html
【PC・モバイルの変動状況のまとめ】
2016年4月のPC・モバイル検索の順位変動状況は、4月7日にPC検索のみで若干規模の大きな順位変動があり、モバイル検索と乖離が発生しています。また4月下旬にも大きな乖離が発生しました。
4月3日、15日、29日は、PC・モバイル検索ともに同規模の非常に大きな変動が発生しています。
【2016年4月 検索エンジン動向】
2016年3月31日
■Google 、ローカル検索結果の最適化方法を更新
2016年3月31日、Google はローカル検索結果における最適化方法のヘルプ記事を更新しました。ローカル検索とは、Google のWeb検索結果に表示される3packや、Google マップでの検索結果のことを指します。
今回の変更点は主に下記3点です。
- ローカル検索がどのようなシーンで利用されているか、記載の明確化
- 「知名度」の解説内、「Google の各種サービス上でのレビュー」が評価へ影響する旨の追加(これまではローカル検索の評価指標として「クエリとの関連性」「距離」「知名度」を挙げていた)
- Google が「サービス内容」「所在地」「評判」などを認識するための、「Google マイビジネス」への登録案内の追加
「サービス内容」「所在地」「評判」は、「クエリとの関連性」「距離」「知名度」を判定するために必要な要素になります。
https://support.google.com/business/answer/7091
2016年4月1日
■米Google 、検索品質評価ガイドラインを更新
2016年3月下旬に、米Google が検索結果の品質を評価する際の基準である「検索品質評価ガイドライン」の2016年3月28日版を公開しました。
主な変更点は下記のとおりです。
・ユーザーエクスペリエンスを損なう要素を具体的に記載
・不適切なポルノ広告への評価の厳格化
・YMYL(金銭・人生に影響するコンテンツ)の「金銭」に関する表現変更
http://www.alphaseo.jp/seo-column/160418_113001.html
2016年4月7日
■米Google 、不自然な「発リンク」に対する手動対策を実施
2016年4月7日以降、米Google が不自然な「発リンク(Outbound Link)」に対する手動対策を実施したと見られる複数の報告が、米国を中心に確認されました。
今回「商品やサービスを対価としたリンク」が対象となっていると思われ、米Google は3月11日の公式ブログにて、商品やサービスを対価とするリンクは自然に生じたものではないためrel=nofollow を付与する必要があると説明していました。
2016年5月2日現在、日本国内での発生例・報告例は確認されていません(当社調べ)。
不自然な発リンクに対するメッセージ例 (2016年4月10日時点)
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2016/20160516.html
http://www.sem-r.com/news-2015/20160412164025.html
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2016/03/best-practices-for-bloggers-reviewing.html
2016年4月12日
■Google 、ブログ上でソーシャルエンジニアリングコンテンツへの制裁を再周知
2016年4月12日、Google はソーシャルエンジニアリングコンテンツへの対応について、ウェブマスター向け公式ブログで発表しました。
「ソーシャルエンジニアリング」とはソフトウェアのアップデートメッセージ(図1参照)やダウンロードボタン(図2参照)など、広告を偽装してユーザーが望まないソフトウェアをインストールさせる攻撃のことを指します。Google は、このような安全でないコンテンツが含まれているWebページを閲覧しようとしたユーザーに対して警告画面を表示する取り組みを行っています(図3参照)。
本件は、2016年2月3日のGoogle Online Security Blog で掲載された内容と同じで、一般のウェブマスターを対象としたブログに掲載することで、注意を喚起する意図があると考えられます。
(図1)ソフトウェアのアップデートメッセージに偽装した例
(図2)Webサイト上のダウンロードボタンなどに偽装した例
(図3)安全でないコンテンツが含まれているWebページを閲覧したときに表示される警告画面の例
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2016/20160516.html
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2016/04/no-more-deceptive-download-buttons.html
【2016年4月の総括】
2016年4月の順位変動は、PC・モバイル検索において上・中・下旬それぞれ非常に大きな順位変動が発生しました。また4月7日にはGoogle のみで比較的大きな順位変動が発生しています。この変動は主に不動産業界と旅行業界の地域掛け合わせ系キーワードで発生しており、おそらくローカル検索の調整が行われたためと考えられます。
検索エンジンの動向では、Google の検索品質評価ガイドラインの更新に伴う検索結果の評価の明確化や、スパム対策の強化などが相次いで実施されました。
以上
■株式会社アイレップ について
アイレップは広告主のマーケティング成果を最大化するデジタルマーケティングエージェンシーです。国内圧倒的ナンバーワンのSEM領域に、データを起点とした新たな広告事業・ソリューション事業を加えることで、「ユーザーへの最適な情報流通により、国内外のクライアント企業の成果を最大化へと導くエージェンシー」の立場を確固たるものにしていきます。
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【社名】 :株式会社アイレップ
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【代表者】:紺野俊介
【設立年月】:1997年11月
【資本金】:5億5,064万円 (2015年12月末現在)
【事業内容】:
・広告代理事業
・ソリューション事業
・ツール事業
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