ロシアの大学生が短期留学で異国間交流 相撲部見学・茶道部体験や東大阪の企業訪問で日本文化に触れる
近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和元年(2019年)7月8日(月)から18日(木)まで、文部科学省による「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」のプログラムの一環として、ロシアの9大学から学生11人を受け入れます。プログラムとしてロシアの学生を受け入れるのは、今回が3回目です。
【本件のポイント】
●ロシア国内の9大学から様々な学問分野を専攻する学生を受け入れ、理工学部の学生が中心となって異国間交流を実施
●日本文化体験に加え、学生がロシアで学んでいる分野に共通した授業を受講し、研究に役立てる
●相撲部や茶道部での日本文化体験や、東大阪の企業見学など、日本文化に触れる
【本件の内容】
近畿大学は、文部科学省の「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」に選定され、ロシアとの大学間交流形成支援を平成29年度(2017年度)より実施しています。「日露間で活躍できるモノづくり中核人材の育成」というテーマのもと、理工学部の学生が中心となって学生交流を行ってきました。
今回は、ロシアの学生が興味を持っている分野の講義および研究室を見学したり、ロシア語の授業に参加し、学生と交流します。また、相撲部や茶道部の見学、東大阪の企業訪問、市役所の表敬訪問など、日本文化を体験できる豊富なプログラムを予定しています。
<受け入れ大学(9大学、学生11人)>
モスクワ国立大学、ITMO大学、チュメニ大学、極東連邦大学、サンクトペテルブルグ国立大学、モスクワ工業物理大学、ドン国立工科大学、スコルコボ科学技術大学、カザン連邦大学
【開催概要】
日時:令和元年(2019年)7月8日(月)~7月18日(木)
場所:近畿大学東大阪キャンパス 他
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約10分)
【主なプログラム】
7月8日 (月)オリエンテーション、日本文化の講義、ウェルカムパーティ、キャンパスツアー、近畿大学生との交流会
7月9日 (火) 相撲部見学、日本文化の講義、ロシア語授業への参加
7月10日(水)~12日(金)理工学部での講義および研究室見学(分野別)
7月16日(火)東大阪市役所表敬訪問、クリエイション・コア東大阪見学、竹中製作所見学
7月17日(水)近畿大学生との交流会、クラブ見学(茶道部)、ロシア語授業への参加
7月18日(木)修了式、フェアウェルパーティ
※内容は変更される場合があります
■竹中製作所見学
ロボット教育で貸し出している理工学部機械工学科(ロボット研究会)が開発した「ラジオ体操ロボット」、竹中が東大阪市の節句人形工芸士(小出工芸士)とのコラボで開発した「鎧かぶとロボット」などをロシア学生に操作を実際してもらいます。
【大学の世界展開力強化事業とは】
国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力の強化を目指し、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の戦略的受入を行うアジア・米国・欧州等の大学との国際教育連携の取組を支援することを目的として、文部科学省において平成23年度(2011年度)から開始された事業です。本学は平成29年(2017年)に私立大学では初めて選定され、平成33年(2021年)まで継続して実施する予定です。
【「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」における交流実績】
平成30年(2018年)ロシア協定校大学生の短期受入
本学学生のロシア協定校への短期派遣、記念フォーラムを実施
後期から日露双方向の1セメスター留学を開始
令和2年(2020年)学位取得を目的とするロシア協定校の学生を総合理工学研究科東大阪モノづくり専攻に受け入れ。
今後も短期および中長期の交流を令和3年(2021年)まで継続して実施する予定。