建築学部『熊野ニスム!』を開催 熊野のアート・イン・レジデンス・プロジェクト

近畿大学建築学部(大阪府東大阪市)では、講師 佐野こずえ(住宅計画研究室)のゼミ学生(4年生2人、3年生13人)と非常勤講師で建築家の多田正治らのグループが、三重県熊野市神川町神上(こうのうえ)で空き家をリノベーションして地域交流拠点とした“コウノイエ”と旧神上中学校にて、展覧会『熊野ニスム』を平成29年(2017年)4月1日(土)~4月9日(日)に開催します。

【本件のポイント】
●空き家となった古民家をリノベーションし建築学部の学生らが地方創生の場として活用
●熊野産の木材を使用することで産業をアピール
●空き家を人が集う空間にリノベーションすることで、学生は実践的に建築学を学ぶ

【本件の概要】
『熊野ニスム!』では通常の展覧会と違い、その土地に滞在しながら作品を制作する「アート・イン・レジデンス・プロジェクト」として、アーティストたちが熊野に住み、地元産の木材などにこだわって展示会場の設計(空間デザイン)や展示物の作成を行った展示会です。現地の人とのふれあいをもとに人が集まる空間を創造し、地元の活性化につなげたいと考えています。
本学学生も、数日間熊野に滞在し、地元の人とふれあい、空間デザインをすることで地方創生に貢献します。本イベントの『熊野ニスム!』は「熊野に住む」そして「熊野イズム!」を掛け合わせたものとなっています。

【イベント概要】
■日  時:平成29年(2017年)4月1日(土)~4月9日(日)
■場  所:“コウノイエ”(三重県熊野市神川町神上938)
      旧神上中学校(三重県熊野市神川町神上198)
■対  象:一般の方入場可能(定員なし、入場無料、申込不要、入退場自由)
■お問合せ:熊野神川桜まつり実行委員会 TEL(0597)82-0001

【本件の背景】
神川町は三重県熊野市の山間部に位置します。かつては林業やダム開発で賑わいましたたが、現在は人口300人ほどの集落です。地方は人口が減少することにより、仕事が減り商業が衰退、交通が不便になり、さらに人口が減少していきます。しかし、都市と地方が交流を行い、お互いに刺激しあうことによって、新たな取り組みが生まれると考え、人的交流を行うためには、その地域にある程度の期間滞在し、コミュニケーションをとることが必要です。しかし、多くの地方は滞在できる場所がなく、交流の拠点となる場所が求められています。
そこで、近畿大学建築学部では、神川町の旧神上中学校の活用プロジェクトの提案を企画しました。その展覧会を行い、この取り組みを多くの方に知って頂きたいと思います。

【プログラム】
4月1日(土)13:30-18:00
4月2日(日)11:00-18:00
4月5日(水)11:00-18:00
4月6日(木)16:00-21:00
4月8日(土)16:00-      桜まつり前夜祭
4月9日(日)10:00-16:00  桜まつり
※4月3日(月)4月4日(火)4月7日(金)休館日
※学生は4月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)に参加予定です。

【関連リンク】
建築学部建築学科 講師 佐野 こずえ(サノ コズエ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1145-sano-kozue.html

昨年竣工した“コウノイエ”
昨年竣工した“コウノイエ”

AIが記事を作成しています