災害看護を実践的に学ぶ『災害訓練』を実施 看護専門学校生240人が参加 9/3(土)附属看護専門学校にて
近畿大学附属看護専門学校(大阪府大阪狭山市)は、平成28年(2016年)9月3日(土)、学生(240人)を対象に、災害医療および看護の基本を理解する事を目的とした災害訓練を実施します。
【本件のポイント】
●大阪府災害拠点病院に指定されている近畿大学医学部附属病院の医師や日本集団災害医学会セミナー、消防関係者の指導のもと、災害現場で活躍できる看護師を育成する
●災害発生時の医療現場を想定し、学生が実践的な災害看護を学ぶ
●現場の第一線に立つ医療者から直接学ぶ経験を通じて、医療者としての自覚を高める
【本件の概要】
本校では、災害看護の基礎教育として、平成23年(2011年)から毎年、近畿大学医学部附属病院救命救急センターの医師を中心に、日本集団災害医学会セミナーや消防関係のボランティアの方々の協力のもと、災害訓練を実施しており、今回で6回目となります。
東日本大震災以降、医療関係者への災害教育の必要性はますます高まっており、災害時の医療現場という非日常体験を通じて、急性期の救護活動に必要な基本救護技術など、災害看護の知識を習得し、看護師としての自覚を高める事を目的としています。
■日 時:平成28年(2016年)9月3日(土) 10:00~12:00
■場 所:近畿大学附属看護専門学校(大阪府大阪狭山市大野東377-21)
南海高野線「金剛駅」/泉北高速線「泉ヶ丘駅」よりバス約15分
■対 象:1年生120人、2年生120人 合計240人
■お問合せ:近畿大学附属看護専門学校(担当:新木)TEL(072)366-0221(代表)
【演習内容】
1.災害発生時の医療スタッフや地域との連携
2.発災現場での1次トリアージ※と搬送体験
3.現場救護所での2次トリアージ※と応急処置体験
4.搬送トリアージ※体験
※トリアージ
負傷者選別を意味する言葉で、災害・事故現場などで一時に大勢の負傷者が発生した時に、重症度によって治療の順番を決めることを言います。医療資源を効率的に配分し、最大多数の人命を救うことを目指しています。
【災害拠点病院について】
災害拠点病院とは、近隣のエリアで地震・津波等の災害が発生した緊急時に傷病者の受け入れや医療救護班の派遣等を行う病院です。
近畿大学医学部附属病院は、平成8年(1996年)5月に大阪府災害拠点病院に指定されました。平成25年(2013年)12月には「救急災害センター」を設立し、平成26年(2014年)10月には大規模災害患者受け入れ訓練を実施するなど、災害時の医療拠点としての機能を強化し、地域医療に貢献しています。