中学生・高校生向け体験型公開講座「深海微生物探検隊」を開催 大学生と一緒に「深海微生物の不思議」について学ぶ

昨年の同イベントの様子(左)、手作り顕微鏡(右)
昨年の同イベントの様子(左)、手作り顕微鏡(右)

近畿大学工学部(広島県東広島市)は、令和4年(2022年)7月30日(土)近畿大学広島キャンパスにて、中学生・高校生を対象とした体験型公開講座「深海微生物探検隊 高圧力に耐える微生物の不思議」を開催します。
本イベントは、独立行政法人日本学術振興会の科学研究費による研究成果の社会還元・普及事業である「ひらめき☆ときめきサイエンス」の一環として実施します。

【本件のポイント】
●自作の顕微鏡で深海微生物を観察し、実験室見学を行う体験型公開講座を開催
●科学研究費助成事業に採択された研究成果を社会に還元
●中学生、高校生が、大学生と一緒に化学、生物、工学の魅力・面白さを体験

【本件の内容】
本校では毎年中学生、高校生を対象に体験型公開講座を実施しています。7回目となる今回は深海微生物をテーマに「深海微生物探検隊 高圧力に耐える微生物の不思議」を開催します。
深海は、血液さらさら効果に効く薬を作る微生物など、人間生活に役立つ深海微生物が数多く存在する、まだまだ解明されていない未知の世界です。本講座では、学校の授業では学ぶ機会の少ない、高圧で冷たい暗黒"深海"について知り、高圧力に耐える微生物の性質について学びます。さらに幾つかの有用微生物を知り、地球上に生きる微生物の大切さについても学びます。
また、大学にある機器や設備を使い、大学生と一緒に実験を行うことで、中学生、高校生に、化学、生物、工学の魅力・面白さを体感してもらいます。

【開催概要】
日時:令和4年(2022年)7月30日(土)10:00~17:00(受付開始 9:40)
会場:近畿大学広島キャンパス(工学部)D館 D116実験室
   (広島県東広島市高屋うめの辺1 番、
    JR山陽本線「西高屋駅」からバス約5分)
対象:中学2・3年生、高校1~3年生 合計15人 ※ 定員に達したため申込締切済み
講師:近畿大学工学部 化学生命工学科 教授 仲宗根 薫(なかそね かおる)

【当日スケジュール】
10:00 開会式
10:20 講義1 「深海環境と深海微生物」(30分)
10:50 施設見学 化学生命工学科の実験室見学(30分)
11:30 実験1 「深海微生物に高圧力をかけてみよう」(30分)
12:00 休憩
13:00 実験2 「深海微生物と普通の微生物の違いを知ろう」(30分)
13:40 講義2 「有用微生物と人間生活」(30分)
14:20 実験3 「深海微生物を自作顕微鏡で観察してみよう」(40分)
15:20 実験4 「有用微生物の酵素の性質を理解しよう」(30分)
16:00 ディスカッション
16:30 修了式(未来博士号授与)

【講師プロフィール】
仲宗根 薫(なかそね かおる)
所  属:近畿大学工学部 化学生命工学科 教授
学  位:博士(医学)
専門分野:応用微生物学
科研費採択研究課題:「黒麹菌フェノール酸脱炭酸酵素(PAD)の特性解析と古酒熟成を目指した育種研究」


【ひらめき☆ときめきサイエンス】
独立行政法人日本学術振興会が、全国の国公私立大学や大学共同利用機関等の研究機関と協力して開催する、科学研究費助成事業による研究成果の社会還元・普及事業です。日本の将来を担う子どもたちを対象に、研究者が科研費による研究成果から科学の興味深さや面白さを分かりやすく発信し、科学的好奇心を刺激することで得られるひらめきやときめきの楽しさを通じて、心の豊かさと知的創造性を育んでもらう教育プログラムです。修了時には、受講者全員に「未来博士号」が授与されます。なお今回のイベントは、近畿大学工学部化学生命工学科教授 仲宗根 薫の研究が採択されたことを受けて実施するものです。

【関連リンク】
工学部 化学生命工学科 教授 仲宗根 薫(なかそね かおる)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/887-nakasone-kaoru.html

工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/


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