平成31年度入試 英語の外部試験利用制度を拡充 文系全学部で英語4技能を評価する制度を導入

近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成31年度(2019年度)推薦入学試験(一般公募)において、英検等の民間検定試験の資格・スコアを英語の得点として利用できる「外部試験利用制度」を文系全学部※に導入します。これまで国際学部で先行導入していた本制度を拡大実施することで、幅広い学部で受験生の英語4技能を評価します。
※法学部、経済学部、経営学部、文芸学部(文学科日本文学専攻を除く)、総合社会学部、国際学部

【本件のポイント】
●平成31年度(2019年度)推薦入試(一般公募)において、民間検定試験の資格・スコアを英語の得点として採用する外部試験利用制度を文系全学部に導入
●先行導入した国際学部では本制度で入学した学生が優秀な成績を修める
●本学入学試験の「英語」は必須受験とし、民間検定試験による「みなし得点」と比較して高い方を採用

【本件の概要】
大学入試センター試験に替わり平成32年度(2020年度)入試から始まる「大学入学共通テスト」の英語では、「読む、書く、聞く、話す」の英語4技能を評価するため、民間検定試験の活用が検討されています。
本学では、平成28年度(2016年度)入試から、国際学部の推薦入試(一般公募)において、民間検定試験の資格・スコアに応じて試験科目「英語」のみなし得点を与える「外部試験利用制度」を先行導入しました。本制度を利用して入学した国際学部1期生は留学後の2年次TOEICスコアが平均715点(国際学部全体平均700点)となり、優秀な成績であることから、平成31年度(2019年度)入試から文系学部全体への導入を決定しました。試験当日は本学の「英語」を受験し、民間検定試験の資格・スコアに応じたみなし得点と比較して、高い方を「英語」の得点として採用します。例えば、英検2級の場合はみなし得点は80点となるため、本学の「英語」で92点だった場合は92点、75点だった場合はみなし得点の方が高いため、「英語」の得点は80点となります。
本学はこれまでにも、紙の願書を廃止した完全インターネット出願の導入や他学部等の多彩な併願制度など、受験生の利便性を考慮した入試を実施してきました。今回導入する「外部試験利用制度」により、高校在学中の英語民間検定試験への取り組みを評価し、英語4技能と本学の「英語」試験の2技能の多面的な観点から受験生の英語力を測ります。

【外部試験利用制度の詳細】
対象入試制度:推薦入試(一般公募)
入試日程  :平成30年(2018年)11月17日(土)・18日(日)
       平成30年(2018年)12月1日(土)・2日(日)
対象学部  :法学部、経済学部、経営学部、文芸学部(文学科日本文学専攻を除く)、総合社会学部、国際学部
対象判定方式:スタンダード方式、高得点科目重視方式
本学が指定する各種資格試験等の得点、資格を「外国語」の得点にみなして換算します。本制度を利用する場合でも、「外国語」を受験する必要があります。合否判定は、得点の高い方を採用し、判定します。

外部試験利用制度のみなし得点
外部試験利用制度のみなし得点

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