「第5回近畿大学エネルギーフォーラム」を開催 世界的研究者3名による最新の研究成果についての講演会を実施

令和4年(2022年)開催「第4回近畿大学エネルギーフォーラム」の様子
令和4年(2022年)開催「第4回近畿大学エネルギーフォーラム」の様子

近畿大学理工学総合研究所(大阪府東大阪市)は、令和5年(2023年)11月11日(土)、東大阪キャンパスにて、「第5回近畿大学エネルギーフォーラム」を開催します。「持続可能な社会のエネルギー&マテリアル」をテーマに、多孔性材料、次世代太陽電池、水分解用光触媒の開発の分野で世界をリードする研究者である京都大学特別教授 北川進 氏、京都大学教授 若宮淳志 氏、東京大学特別教授/信州大学特別特任教授 堂免一成 氏の3名をお招きし、最新の研究成果についてご講演いただきます。

【本件のポイント】
●京都大学特別教授 北川進 氏、京都大学教授 若宮淳志 氏、東京大学特別教授/信州大学特別特任教授 堂免一成 氏が登壇
●世界をリードする研究者3名が「持続可能な社会のエネルギー&マテリアル」に関する最新の研究成果を講演
●参加する学生・教職員が、今後どのような姿勢で研究等の活動に臨むべきかを再考する機会とする

【本件の内容】
近畿大学大学院総合理工学研究科と理工学部では、平成26年度(2014年度)に文部科学省「平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択された5カ年計画の研究プロジェクト「太陽光利用促進のためのエネルギーベストミックス研究拠点の形成(研究代表者 藤原尚)」を契機として、学内共同研究ならびに学外との研究交流を推進してきました。5年間の研究期間中、化学および電気電子工学に軸足をおく研究者の活動を支えると同時に、躍動する変化の時代に持続的かつ柔軟に対応できる人材を発掘し奮い立たせることを目的に、学内外の研究者との連携を図るための場として「近畿大学エネルギーフォーラム」を近畿大学理工学総合研究所主催で開催してきました。さらに令和4年(2022年)には、理工学部に新学科「エネルギー物質学科」を開設するに至り、新時代のエネルギー研究にふさわしい教育研究拠点へと進化を続けています。
今回開催する「第5回近畿大学エネルギーフォーラム」では、多孔性材料、次世代太陽電池、水分解用光触媒の開発に関して世界的に著名な3名の研究者を講師としてお招きし、「持続可能な社会のエネルギー&マテリアル」をテーマに、最新の研究成果についてそれぞれご講演いただきます。講演後は、持続可能な社会について、登壇者と参加者が討論できる場も設けます。
エネルギー問題は、将来に生きるすべての人が当事者となる問題であり、社会的にもさまざまな視点から議論が進められています。本学学生や教職員には、エネルギー問題に対して何ができるのか、今後どのような姿勢で取り組んでいくべきかなど、自身の活動を発展的に再考する機会として本フォーラムを活用することを期待しています。

【開催概要】
日時:令和5年(2023年)11月11日(土)13:15~16:30
会場:近畿大学東大阪キャンパス 11月ホール・小ホール
   (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対象:近畿大学生、教職員(定員200人、事前申込不要)

【プログラム】
13:15~13:20
開会挨拶
細井美彦(近畿大学 学長)
13:20~13:30
趣旨説明
若林知成(近畿大学理工学部理学科化学コース 教授)
13:30~14:30
講演(1)「気体の時代の科学技術~『かすみ(水蒸気、空気)』を食って生きることは可能か?~」
北川進 氏(京都大学 特別教授)
14:30~14:40
休憩
14:40~15:20
講演(2)「ペロブスカイト太陽電池のマテリアルサイエンス」
若宮淳志 氏(京都大学 教授)
15:20~16:20
講演(3)「太陽エネルギーと水から水素を製造する光触媒」
堂免一成 氏(東京大学 特別教授/信州大学 特別特任教授)
16:20~16:30
公開討論、閉会挨拶
藤原尚(近畿大学副学長/理工学総合研究所長)

【講演者プロフィール】
北川進 氏
所属  :京都大学 特別教授
学位  :工学博士(京都大学)
研究分野:無機・錯体化学、多孔性材料化学
昭和26年(1951年)生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了後、近畿大学理工学部助教授、東京都立大学理学部教授、京都大学大学院工学研究科教授、京都大学物質―細胞統合システム拠点長などを経て、平成29年(2017年)から京都大学高等研究院特別教授、令和2年(2020年)から京都大学高等研究院副院長に就任。

若宮淳志 氏
所属  :京都大学 教授
学位  :博士(工学)(京都大学)
研究分野:構造有機化学、物理有機化学
昭和49年(1974年)生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了後、名古屋大学物質科学国際研究センター助教、京都大学化学研究所准教授などを経て、平成30年(2018年)4月から京都大学化学研究所教授に就任。平成30年(2018年)1月には、京大発スタートアップの株式会社エネコートテクノロジーズを共同設立、取締役、最高科学責任者を兼任。

堂免一成 氏
所属  :東京大学 特別教授/信州大学 特別特任教授
学位  :理学博士(東京大学)
研究分野:機能物性化学、基礎物理化学
昭和28年(1953年)生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了後、IBMアルマデン研究所客員研究員、東京工業大学資源化学研究所准教授・教授、東京大学大学院工学系研究科教授などを経て、令和元年(2019年)から東京大学特別教授、平成29年(2017年)から信州大学先鋭材料研究所特別特任教授に就任。

【関連リンク】
理工学総合研究所 副学長・教授 藤原尚(フジハラヒサシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/335-fujihara-hisashi.html
理工学部 理学科 教授 若林知成(ワカバヤシトモナリ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/342-wakabayashi-tomonari.html

理工学総合研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/rist/
理工学部
https://www.kindai.ac.jp/science-engineering/


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