農学部「大和の里山 いきもの展」開催 12月21日、22日 レストラン「coto coto」にて

近畿大学農学部(奈良県奈良市)環境管理学科保全生態学研究室は、大和伝統野菜の提供で有名なレストラン清澄の里「粟」を経営する株式会社「粟」と共同で、奈良県に生息する「多様な生物の種」と「大和野菜の種」を守る「虹色のたね」プロジェクトを実施しています。その一環として、平成28年(2016年)12月21日(水)、22日(木)、レストランcoto cotoにて、展示イベント「大和の里山 いきもの展」を開催します。

【本件のポイント】
●自然農法で育てた大和伝統野菜と大和の里山に生息する生物の関係性を学生が紹介
●来場者には食を支える生物が生息する大和の里山の自然に興味を持っていただく
●学生はこのイベントを通して、コミュニケーション力を身につける

【本件の概要】
奈良の里山には、環境省のレッドリストで、近い将来に絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧IA類」に指定されているニッポンバラタナゴをはじめ、珍しい生物や面白い生態をもつ生物が生息しています。しかし、奈良県では、生物多様性の保全や、一般に向けての社会啓発が十分ではありません。そこで、本学農学部環境管理学科保全生態学研究室と大和伝統野菜の提供で有名なレストラン清澄の里「粟」を経営する株式会社「粟」は共同で、奈良県に生息する「多様な生物の種」と「大和野菜の種」を守る「虹色のたね」プロジェクトを実施しています。その一環として、今回はレストランcoto cotoのギャラリースペースにて、本学学生(7人)が農作物の伝統的な生産の場でもある奈良の里山に生息する多様な生物を展示しご紹介します。このイベントを通して、来場者の方に里山の自然に目を向け、私たちの生活を支える生物の生息環境について興味を持っていただく機会とします。

■日時:平成28年(2016年)12月21日(水)、22日(木)11:30~17:00
■会場:ならまちセンター1階 レストランcoto coto
    (奈良県奈良市東寺林町38、近鉄「奈良駅」から徒歩約10分)
■対象:一般の方(入場無料)

【「虹色のたね」プロジェクトについて】
奈良県に生息する「多様な生物の種(しゅ)」と人々が昔から作り継いできた数々の「大和野菜の種(たね)」。二つの「虹色のたね」を守るために、「虹色のたね」プロジェクトとして、平成28年(2016年)4月から、近畿大学農学部環境管理学科保全生態学研究室は大和伝統野菜の第六次産業を展開している株式会社「粟」と共同で取り組んできました。
今回は、その取り組みについて、本学農学部環境管理学科4年生の糟谷絹衣さんが、イベントや展示を企画しました。

【株式会社粟について】
株式会社「粟」は、奈良市の中山間地域である精華地区を舞台に、NPO法人「清澄の村」、地元の集落営農組織である「五ヶ谷営農協議会」との協働を通して、奈良県の大和伝統野菜を中心とした農業の六次産業化に取り組み、農家レストラン清澄の里「粟」、粟ならまち店および奈良市との官民協働事業レストラン「coto coto」を運営。
■設   立:平成20年(2008年)11月
■代表取締役:三浦 雅之
■所 在 地:奈良県奈良市高樋町843番地
■ホームページ:http://kiyosumi.jp/

【レストラン「coto coto」について】
「coto coto」は、ならまちセンター1階の展示コーナーがリノベーションされ、奈良の情報を発信する「ギャラリー&インフォメーションスペース」と清澄の里で作られた大和野菜を使った料理を中心に奈良の食材やお酒を楽しめるレストラン「キッチン&ダイニングスペース」の二つの空間で構成されたスペースです。

展示の様子
展示の様子

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