空家再生プロジェクト第一期完成披露会を開催 築100年超の古民家を地域交流拠点として学生がリノベーション

近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科准教授の谷川大輔と同学科の学生は、東広島市福富町にある古民家のリノベーションを手掛け、平成29年(2017年)5月3日(水)~7日(日)に第一期完成披露会を行います。完成披露会終了後、広島県で開催中の「ひろしま さとやま未来博 2017」の「ココロザシ応援プロジェクト」の一環として、外壁塗装のワークショップを行います。

【本件のポイント】
●教員が購入し、学生が主体となって改修してきた築100年超の古民家の第一期工事完了
●古民家の一部は移住・定住促進の情報発信および地域交流の拠点として活用
●学生は、古民家の伝統的構造を実地で学びつつ、地域住民と共に改修後の活用方法を考えながら設計することで、実践的な建築を学ぶ

【本件の概要】
工学部建築学科の准教授 谷川大輔は、平成27年(2015年)に東広島市福富町の築100年を超える古民家を自宅として購入し、建築学科の学生(参加学生延べ61人)や地域住民と古民家の活用方法を検討し、リノベーションを行っています。星空が美しい福富町の魅力を生かした「星降るテラス」をコンセプトとし、納屋は谷川の自宅、母屋は学生と地域住民の交流スペースであると同時に、田舎暮らしが体験できる、福富町への移住促進の情報発信拠点とします。
このたび、第一期工事が完了し、完成披露会を開催します。福富町の活性化と移住促進を図る本プロジェクトは、広島県で開催されている「ひろしま さとやま未来博 2017」の「ココロザシ応援プロジェクト」に採択され、その一環として、完成披露会終了後に学生と共に外壁塗装作業を行うワークショップを行います。
今後は、第二期工事として、かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建を行い、平成30年(2018年)3月の完成を予定しています。

■日  時:平成29年(2017年)5月3日(水)~7日(日)10:00~15:00
■場  所:広島県東広島市福富町下竹仁1240 ※敷地内に駐車スペース有
■お問合せ:近畿大学工学部 歴史意匠研究室 TEL(090)9326-2842(谷川)

【イベントスケジュール】
5月3日
10:00 開会
10:15 福富源流太鼓 演奏
10:45 内覧会
12:00 昼休憩
13:00 ワークショップ 外壁塗装
15:00 終了

5月4日~7日
10:00 ワークショップ 外壁塗装
15:00 終了

【谷川大輔(たにかわだいすけ)プロフィール】
近畿大学工学部建築学科 准教授。博士(工学)。東京都出身。
東京工業大学大学院博士課程在学中に「一級建築士事務所 谷川大輔建築設計事務所」を設立
平成24年(2012年)4月、講師として本学に着任
平成29年(2017年)4月から現職
〈東広島市関連の委員等〉
東広島市地方創生審議委員、東広島市大規模小売店立地審議会委員、東広島市建築審査会委員、東広島市美術館建設設計者等選定審査委員会委員、東広島市空家等対策協議会委員、東広島市歴史文化基本構想策定委員会委員

【ひろしま さとやま未来博 2017について】
広島の中山間地域に広がる里山の豊かな自然、住民同士がみな顔見知りのような温かなコミュニケーションなど、里山ならではの醍醐味を体験できる体験型イベントが「ひろしま さとやま未来博 2017」です。平成29年(2017年)3月25日(土)~11月26日(日)の長期間に亘って、都市生活と中山間地域の生活の橋渡しとなるさまざまなプロジェクトが行われます。さとやまで過ごし、さとやまの魅力を発見してもらうことを目的としています。
主なプロジェクトとしては、3つの廃校を地域の拠点として再生する「廃校リノベーション」、さとやまのスポットを専用アプリでガイドしながらめぐる新感覚サイクリング「さとやまソーシャルライド」、豊かな自然の中で気持ち良く走る「さとやまスマイルラン」、さとやまの魅力を活かした地域活動や、意欲的な取り組みを応援する「ココロザシ応援プロジェクト」などがあります。

【関連リンク】
工学部建築学科 准教授 谷川 大輔(タニカワ ダイスケ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1146-tanikawa-daisuke.html

学生によるリノベーション作業の様子
学生によるリノベーション作業の様子

AIが記事を作成しています