近畿大学工学部、赤穂市教育委員会が教育連携協定を締結 理科教員養成やSTEAM教育の推進で協力

(左から)赤穂市長 牟礼正稔、赤穂市教育長 尾上慶昌、近畿大学工学部長 萩原昭夫、工学部講師 小川智弘
(左から)赤穂市長 牟礼正稔、赤穂市教育長 尾上慶昌、近畿大学工学部長 萩原昭夫、工学部講師 小川智弘

近畿大学工学部(広島県東広島市)と赤穂市教育委員会は、令和6年(2024年)5月22日(水)に教育連携協定を締結しました。

【本件のポイント】
●近畿大学工学部と赤穂市が教育連携協定を締結
●赤穂市の中学校に近畿大学の教員を派遣し、ICT機器を利活用した研修会を開催
●理科教員を目指す工学部生が、赤穂市の中学生を対象に理科の面白さを伝える実験教室を開催

【本件の内容】
近畿大学工学部の在学生に占める兵庫県出身者は、地元広島県に次いで2番目に多く、将来はUターン就職を希望する在学生もいます。また、理科や数学等の教員免許を取得できる教職課程を履修する学生は、将来中学校や高等学校の教諭をめざし、出身地の学校で教育実習等に参加しています。
一方、赤穂市教育委員会では、令和3年度(2021年度)から「第2期赤穂市教育振興基本計画」を策定し、ICTの活用などによる学力向上への取り組みを進めており、STEAM教育※ など情報化社会への対応を推進しています。これらを推進するにあたり、実際の教育現場で指導する中学校教員の技能向上は必要不可欠であり、大学との連携による指導力向上が期待されていました。
このたびの教育連携協定に基づき、近畿大学から赤穂市に教員を派遣し、中学校教員向けにICT機器等を利活用した授業に関する研修会を開催するほか、教職課程を履修している近畿大学の学生を中学校に派遣し、理科実験の面白さを体験してもらうための実験教室の開催なども予定しています。また、赤穂市内の小中学校の授業において、大学教員や学生による講義や研修を行うことで、より高いレベルの知見を広げることも計画しています。
※ STEAM教育:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念

【教育連携内容】
(1)赤穂市教育委員会は、教員養成に関し、工学部生に教育実習の受入れの機会を提供し、指導及び助言すること
(2)近畿大学工学部の教員及び学生は、赤穂市主催の中学生等を対象とした理科実験教室において、多様な学びの場や授業等を提供すること
(3)近畿大学工学部の教員は、赤穂市の理科教員の資質向上のための実技(ICT機器の活用を含む。)の向上研究に関する支援をすること

【関連リンク】
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/


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