近畿大学農学部×奈良県曽爾村「そにのわの台所katte」 農学部生らが曽爾村特産のほうれん草のレシピブックを制作

2022-10-12 15:00
曽爾村のほうれん草のレシピブック(左)、曽爾村のほうれん草を使用した特製弁当(右)

近畿大学農学部(奈良県奈良市)農業生産科学科農業経営経済学研究室と、奈良県曽爾村が運営するシェアキッチン「そにのわの台所katte」が連携し、曽爾村の特産品であるほうれん草をPRするためのレシピブックを共同制作しました。その完成を記念して、令和4年(2022年)10月15日(土)に学生も参加するお披露目イベントを開催し、曽爾村のほうれん草を使用した特製弁当を販売します。

【本件のポイント】
●農学部生が奈良県曽爾村と連携し、特産のほうれん草をPRするレシピブックを制作
●曽爾村運営のシェアキッチン「そにのわの台所katte」で、特製弁当を販売するイベントを開催
●学生は農産物の販売促進や有効活用法を検討し、農業マーケティングや地域活性化について学ぶ

【本件の内容】
近畿大学と奈良県曽爾村は、令和元年(2019年)8月に包括連携協定を締結し、共同で地域活性化に向けた取り組みを進めています。その一環として、近畿大学農学部農業生産科学科農業経営経済学研究室(担当:准教授 大石 卓史)の学生2人と、曽爾村運営の「そにのわの台所katte」が中心となり、曽爾村の特産品であるほうれん草をPRするためのレシピブックを共同制作しました。
学生は、曽爾村でほうれん草を栽培している農業者に取材を行い、レシピの考案や試作等を担当しました。調理のシチュエーションやテーマに応じて好みのレシピを選ぶことができるよう、「そにのわの台所katte」監修のもと、20品のオリジナルレシピを掲載しています。レシピブックのデザイン・レイアウトは、6年前に曽爾村に移住して「そにのわの台所katte」オリジナル商品のデザインを手掛ける、グラフィックデザイナーの山本 真由さんにご協力いただきました。
このレシピブックの完成を記念して、令和4年(2022年)10月15日(土)に、「そにのわの台所katte」にてレシピブックのお披露目イベントを開催し、学生も参加して曽爾村のほうれん草を使用した特製弁当を販売します。

【レシピブック概要】
タイトル :『曽爾村産 ほうれん草 レシピブック』
発行   :曽爾村
価格   :無料配布(1,000部)
配布場所 :「そにのわの台所katte」(奈良県宇陀郡曽爾村今井466)
配布開始 :令和4年(2022年)10月15日(土)
レシピ考案:近畿大学農学部農業生産科学科 農業経営経済学研究室
レシピ監修:そにのわの台所katte
ページ数 :36ページ

【掲載レシピ】
[朝食×ほうれん草]
(1)さっぱり豆乳のグリーンスムージー、(2)緑のクロックムッシュ、(3)グリーンオムレツ
[洋×ほうれん草]
(4)サーモンとほうれん草のクリームパスタ、(5)ほうれん草カレー、(6)グリーンシチュー、(7)リメイク!ライスコロッケ
[中華×ほうれん草]
(8)ホットケーキミックスで簡単!緑の肉まん、(9)ぎゅぎゅっとほうれん草たっぷり餃子、(10)緑の炒飯
[和×ほうれん草]
(11)緑の茶碗蒸し、(12)ゆずポンでさっぱりほうれん草ハンバーグ、(13)具材はほうれん草のみミルフィーユカツ、(14)鯖缶とほうれん草の炊き込みご飯
[おやつ×ほうれん草]
(15)餃子の皮に包むだけ!おやつパイ、(16)黒豆とほうれん草のカップケーキ、(17)ほうれん草のパウンドケーキ、(18)もっちり緑のドーナツ、(19)ほうれん草のチーズケーキ、(20)ぷるぷるほうれん草ゼリー

【お披露目イベント】
実施日  :令和4年(2022年)10月15日(土)11:30~12:00
場所   :そにのわの台所katte
      (奈良県宇陀郡曽爾村今井466 奈良県曽爾村役場前、
       近鉄大阪線「名張駅」からバスで約45分)
出席予定者:近畿大学 農学部 農業生産科学科 農業経営経済学研究室
      (准教授 大石 卓史、所属学生4人)、
      曽爾村のほうれん草農家、曽爾村役場職員、
      「そにのわの台所katte」関係者
実施内容 :共同制作したほうれん草のレシピブックの紹介
※ イベント終了後、12:00頃より曽爾村のほうれん草を使用した特製弁当(800円(税込)、限定50個予定)の販売を行います。特製弁当購入の事前申し込みは不要です。

【近畿大学と曽爾村の包括連携協定】
近畿大学と曽爾村は、令和元年(2019年)8月に包括連携協定を締結しました。15学部49学科を有する近畿大学の知見と、曽爾村の有する豊かな自然環境、歴史、文化を生かして、農業の6次産業化(農業などの1次産業が、農産物の生産に加え農産物の加工や流通・販売なども手がけること)や、豊かな林業資源の活用等の様々な分野で連携を進めています。

【そにのわの台所katte】
令和2年(2020年)7月、曽爾村役場前にオープン。かつて、蕗の佃煮や桑の実ジュースの製造が行われていた農産物加工所をリノベーションし、製造許可付きシェアキッチンとして生まれ変わりました。農業者や移住者などの地域住民が集い、気軽に商品開発や製造にチャレンジできます。村のゆかりの郷土料理や加工品づくりをワークショップ形式で学べるシェアルーム、来訪者が商品を買い求めるSHOPルームも併設。食を起点に人がつながりあえる交流拠点を目指しています。近畿大学など村外の多様な団体との共同商品開発も進行中。毎週水曜日には農産物市場「そにのわマルシェ」を開催しています。

【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 准教授 大石 卓史(オオイシ タカフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1245-oishi-takafumi.html

農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/

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