AR機能付き「近大ICTメロンジェラートセット」販売開始 コロナ禍での友人・家族とのコミュニケーションのきっかけに!

スマートフォンでパッケージを読み込むとアニメーションが表示(左)、 工学部生がデザインした近大ICTメロンのロゴマーク(右)
スマートフォンでパッケージを読み込むとアニメーションが表示(左)、 工学部生がデザインした近大ICTメロンのロゴマーク(右)

近畿大学農学部(奈良県奈良市)と工学部(広島県東広島市)は、株式会社農業公園信貴山のどか村(奈良県生駒郡三郷町)と株式会社テンダーボックス(奈良県生駒郡平群町)との産学連携により、令和3年(2021年)10月10日(日)に「近大ICTメロンジェラートセット」を販売します。
近大ICTメロンジェラートのパッケージにはAR(拡張現実)の機能が付いており、専用アプリ「近大ARメッセージ」で読み込むとアニメーション画像やメッセージを送受信することができます。コロナ禍によって対面でのコミュニケーションが減少するなか、ARメッセージ付きのジェラートを贈ることで、友人や家族と交流するきっかけになることが期待されます。
なお、本件は近畿大学が全学を挙げて取り組んでいる「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」の一環として実施しています。

【本件のポイント】
●なら近大農法(ICT農法)とVegescan(ベジスキャン)を組み合わせた「近大ICTメロンジェラートセット」を販売
●農業分野の一連の過程にICTやIoTを導入することで、コロナ禍でも安全かつ安心な農作物を消費者に提供することを目指す
●学生は次世代農業を実践の場で学び、栽培から販売までの一連の過程を修得

【本件の内容】
本プロジェクトは、近畿大学農学部(担当:教授 野々村 照雄)が確立した「なら近大農法(ICT農法)」と、工学部(担当:講師 加島 智子)が開発した「Vegescan(ベジスキャン)」という農作物の販売促進システムを組み合わせたものです。
農学部生は「なら近大農法」を用いて、メロン栽培(定植から収穫まで)やメロンジェラートの商品化に携わり、工学部生は「Vegescan(ベジスキャン)」や「近大ARメッセージ」の開発、ロゴマークのデザインに関わってきました。農学部と工学部はキャンパスが離れているため、学生はオンライン上でアイディア出しや改善点の話し合いを進めました。「農の入口」から「農の出口」までの一連の過程にICTやIoTを導入することで、コロナ禍でも安全かつ安心な農作物を消費者に提供することを目指しています。
なら近大農法(ICT農法)で育てたメロンのジェラートのパッケージにAR機能を付け、工学部生が開発した「近大ARメッセージ」というアプリと連動させました。「近大ARメッセージ」アプリは、購入者がスマートフォンのカメラでジェラートのパッケージを読み込むと、ARによって、メロンの栽培過程を示すアニメーション画像やギフトメッセージを送受信することができます。
販売イベント当日は、農学部生が店頭に立って、「近大ARメッセージ」アプリの説明やメロンジェラートの販売などを行います。

【商品概要】
販売開始:令和3年(2021年)10月10日(日)10:00
販売場所:農業公園信貴山のどか村(奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1丁目7番1号)
     (JR大和路線「王寺」から奈良交通バスで「信貴山門」降車後、
      送迎バスで5分)
商品名 :近大ICTメロンジェラートセット
内  容:メロンジェラート6個、QRコード付きメッセージカード1通、
     オリジナル保冷バック1個、宅配用箱1個(宅配代別途)
価  格:2,800円(税込)
お問合せ:株式会社農業公園信貴山のどか村 TEL(0745)73-8203
     http://www.sigisan-nodokamura.com/

【販売イベント】
日 時:令和3年(2021年)10月10日(日)10:00~16:00
場 所:農業公園信貴山のどか村(奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1丁目7番1号)
    (JR大和路線「王寺」から奈良交通バスで「信貴山門」降車後、
     送迎バスで5分)
販 売:近大ICTメロンジェラートセット 100セット
参加者:農学部農業生産科学科1名、大学院農学研究科2名

【なら近大農法(ICT農法)】
農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、所得確保の不安定さが問題とされていますが、農作物の栽培に必要な温度調整など管理機能にICTを導入することによって農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易に栽培管理が可能となります。土壌センサーと日照センサーを連動させた装置によって、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地でもデータを確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機が温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つために自動的に開閉が行われます。このような完全自動化肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減するとともに、水や液肥の低減が可能となり、収穫量の増加と品質の安定化へと繋がることが期待されます。

【Vegescan(ベジスキャン)】
工学部情報学科の教育情報システム研究室では、農業生産者と消費者をICT技術で効果的に結びつける販売促進システム「Vegescan(ベジスキャン)」や「VEGETOMO(ベジトモ)」を学生とともに開発し、地域の直売店などで実証実験を行っています。
Vegescan(ベジスキャン)は、農産物に貼ったバーコードを読み取ると生産者や農産物の情報を見ることができます。生産者が栽培する他の出荷物や、農産物を使った料理のレシピ、注目度の高い商品のランキングなども検索可能で、生産者自らがおいしい食べ方や野菜の情報などを発信することができます。

【協力会社】
<株式会社農業公園信貴山のどか村>
所在地 :奈良県生駒郡三郷町信貴南畑1丁目7番1号
代表者 :代表取締役 奥田 哲生
事業内容:観賞・体験農園、体験学習、農産物の加工・販売、
     花卉花木・野菜・果樹・鶏卵等の生産 他
設  立:昭和62年(1987年)5月8日
資本金 :7,565万円
URL   :http://www.sigisan-nodokamura.com/

<株式会社テンダーボックス>
所在地 :奈良県生駒郡平群町菊美台1丁目7番33号
代表者 :代表取締役 辻 政秀
事業内容:手作りイタリアンジェラートの販売・企画・OEM、
     食品・食材の卸販売・商品企画、業務用製菓材料の卸販売、
     イタリアンレストラン「mamma」の経営 他
設  立:平成9年(1997年)3月25日
資本金 :1,000万円
URL   :http://www.tender-box.com/

【"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト】
近畿大学は、令和2年(2020年)5月15日から「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」を始動させました。これは、世界で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症について、医学から芸術までの研究分野を網羅する総合大学と附属学校等の力を結集し、全教職員から関連研究や支援活動の企画提案を募って実施する全学横断プロジェクトです。これまでに125件の企画提案が採択され、約2億3千万円の研究費をかけて実施しています。

【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 教授 野々村 照雄(ノノムラ テルオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html
工学部 情報学科 講師 加島 智子(カシマ トモコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/422-kashima-tomoko.html

農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
工学部
https://www.kindai.ac.jp/engineering/


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