【名張市・近畿大学工業高等専門学校共同研究】都市環境コース建築学生による展示・発表会について

2024-09-26 10:00

名張市と近畿大学工業高等専門学校(以下、近大高専という)の田中研究室は、令和4年度から名張市旧市街地における歴史的建造物の調査と活用促進を目的とした共同研究を行っています。近大高専総合システム工学科の学生は、名張の旧市街地をフィールドワークすることによって、人々が気付かなかった町の魅力を発見するだけでなく、さまざま問題点を確認したうえで、授業の課題に取り組んでいます。今回は、総合システム工学科の2年生、3年生、4年生の作品を展示・発表いたします。

展示期間:令和6年10月2日(水)~令和6年10月6日(日)9:30~17:00
     ※ 学生による作品解説:令和6年10月2日(水)14:30~15:30
      (名張市副市長参加予定)
場所  :名張市旧細川邸 やなせ宿 中蔵(名張市新町136番地、駐車場あり)
入場料 :無料(申し込み不要)
展示内容:<4年生>名張市旧市街地にある寂しい公園をSNSでバズらせるオブジェの模型
     <3年生>展開図から立体化させた"江戸川乱歩"をモチーフにしたランプシェード
     <2年生>歩いて気になった旧市街地建物のデッサン(1年時制作)

【学生による展示作品の一例】

<4年生>名張市旧市街地にある寂しい公園をSNSでバズらせるオブジェの模型
<3年生>展開図から立体化させた"江戸川乱歩"をモチーフにしたランプシェード
<2年生>歩いて気になった旧市街地建物のデッサン(1年時制作)

【授業の課題とねらいについて】
近大高専都市環境コース(建築系)の実習では、5年生で履修する「建築設計製図Ⅱ」の設計課題に繋がる力を養えるよう授業カリキュラムを編成しています。1年生の課題では、建築の魅力を理解してもらうために、建物をよく見て描くデッサンの実習を行っています。3年生の課題では、空間把握能力を養うために、1枚のケント紙に展開図を描き、立体構成を把握できるスキルを身につけながら、名張市が生誕地であり、生誕130年を迎えた江戸川乱歩をイメージしたデザインを求めました。4年生の課題では、造形力や創造力を鍛えるために、旧市街地が抱える問題点を解決し人々の目に留まるオブジェの模型を制作しました。

発表会では、名張市職員や地域住民に加え近大高専教員が参加し、学生との意見交換を行います。それによって、学生がどのような視点で名張の旧市街地を見ているのかを知り、そしてどのように魅力を伝えようとしているのかを理解することで、これからの町づくりへと繋げて行くことを目指しています。

【関連リンク】
近畿大学工業高等専門学校
https://www.ktc.ac.jp/

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