生活雑貨ブランド『inoca』(紀州いぐさプロジェクト)が「いぐさ収穫祭2020」を開催。
紀州産いぐさを使った生活雑貨ブランド『inoca』が取り組む「紀州いぐさプロジェクト」は、『いぐさ収穫祭2020』を開催するにあたり「一般参加」を呼びかけています。
日本の文化『畳』を守り伝えよう。
日本古来の文化「畳」の原料となるいぐさ。
そのいぐさを育てる農家は年々減少の一途をたどっています。
「紀州いぐさプロジェクト」は、南紀白浜で3代続く老舗畳店「(有)井戸畳店」の社長、井戸宏和と畳店スタッフを中心に、地域おこし協力隊、デザイナー、地域住民とともに活動しています。
「地産地消の畳づくり」を通じて、畳の抱える現状を広く世の中に伝えつつ、農業従事者・伝統職人の抱える「後継者問題」や「地方創生」などのさまざまな課題解決に向けて取り組んでいます。
いぐさ収穫は「2年間の集大成」
住まいの洋風化にともなう畳販売数の減少。
さらに現在では化学製品・輸入品なども増加し、最盛期には2万件といわれた国内いぐさ生産者戸数は400件を下回ったといわれています。
関西有数のリゾート地「南紀白浜」で、創業80年の老舗畳店「(有)井戸畳店」を営む3代目、井戸宏和(48)は2014年、このような現状を憂慮し、将来を見据え自らの手で栽培したいぐさを使った「地産地消の畳づくり」を決意。そのノウハウを学ぶべく、いぐさの主産地「熊本県八代市」に何度も足を運びます。
いぐさ栽培は、苗作りから収穫まで2年かかるため、農業の中でも特に「手間」がかかり、「リスク」も大きいといわれています。
収穫後は「泥初め」「乾燥」「選別」「製織」と、多くの工程を経てようやく畳表(たたみおもて)として市場に出荷されます。もちろんそれぞれの工程には高度な技術が必要です。
こういった背景から、後継者はいぐさ以外の「手ばなれのいい作物」へと転作するケースが多いのだそうです。
いぐさは真冬の極寒の時期に田植えをし、7月半ばに収穫期を迎えます。
いぐさ農業に誇りを持ち、苦労をいとわず丁寧に時間をかけて「畳表」をつくり続けるいぐさ農家にとって、真夏の収穫作業ははまさに「集大成」といえるでしょう。
一般参加申し込み受付中
いぐさ栽培を開始してから6年目、国内でも類を見ない「地産地消の畳づくり」への取り組み。
最初の3年間は、なかなか思うように進まなかったといいます。
しかし、ようやく4年目の冬、地元和歌山で「紀州産いぐさ畳」の販売にこぎつけました。
「紀州いぐさプロジェクト」は2018年に発足され、
「いぐさ収穫祭」は今年で2回目となります。
当イベントは、一般の方にご参加いただけます。
参加資格は特にございません。お子様大歓迎です。
ご興味のある方は、下記の概要をご確認いただいきお申し込み下さい。
応募締め切りは7月16日(木)とさせていただきます。
南紀白浜での観光と合わせて、こんな珍しい体験イベントに参加してみては?
■開催概要
【いぐさ収穫祭2020】
主 催:紀州いぐさプロジェクト 代表 井戸宏和(有限会社井戸畳店)
日 時:2020年7月18日(土)午前10時~13時 (小雨決行)
※イベント終了後、1時間程度の取材時間を取らせていただきます。
場 所:寺田農園(和歌山県西牟婁郡白浜町十九渕 ローソン白浜町十九渕店様ウラ)
南紀白浜I.C.から車で約5分
内 容:いぐさ収穫体験、写真撮影、焼きとうもろこし・いぐさ茶試食会・スイカわり大会 など
申込み先:
有限会社 井戸畳店 「いぐさ収穫祭2020」係まで。
お申し込みは下記のいずれかでご連絡下さい。
電話 0739-42-2412
fax 0739-42-2448
email info@inoca.jp
【関連ウェブサイト】
有限会社井戸畳店 http://shirahama.net/
inoca WEB SITE https://inoca.jp/
紀州いぐさプロジェクト https://www.facebook.com/igusaproject/
Instagram https://www.instagram.com/inoca_jp/
【お問い合わせ】
(有)井戸畳店 inoca(いのか)事業部
担当:代表取締役 井戸宏和
MAIL:info@inoca.jp TEL0739-42-2412 FAX0739-42-2448