アンチエイジングセンター第27回市民公開講座 いきいき・健康・幸福・長寿をめざして-ロコモとフレイル予防-

近畿大学アンチエイジングセンター(大阪府東大阪市)は、令和元年(2019年)10月19日(土)、近畿大学東大阪キャンパスにて、市民公開講座を開催します。第27回目の今回は、『いきいき・健康・幸福・長寿をめざして-ロコモとフレイル予防-』をテーマに講演会を行い、その後には「ストレス」を数値化するストレスチェックテストを実施します。

【講座の内容】
(1)「フレイルと漢方」(13:00~14:00)
■講  師:薬学部創薬科学科 教授 遠藤 雄一
■講演内容:加齢とともに心身の活力が低下する状態を「フレイル」と呼び、様々なフレイルが健康寿命の障害になっていることから、その予防と治療が注目されています。フレイルは、⾷事や運動、治療によって回復することができ、厚生労働省もフレイルを防ぐ対策を進めています。一方、日本の伝統医学である漢方は、身体全体のバランスを総合的に診断し治療する医療で、ひとりひとりの体質や生活習慣を見直し整えます。漢方では、発病には至らないものの軽い症状がある状態を「未病」と言いますが、フレイルはまさに「未病」に近い状態と考えることができます。今回は、フレイルなどの「未病」に対する漢方の考え方をご説明し、フレイルに有効な漢方薬や普段の予防の例など、役立つ情報を紹介します。

(2)「ロコモ・フレイルを知って健康寿命を延ばそう」(14:20~15:20)
■講  師:大阪府薬剤師会副会長 道明雅代
■講演内容:フレイルの原因のひとつであるロコモとは、身体の運動器のいずれかに障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいい、その原因はたくさんありますが、最も多い原因が「運動不足」です。運動器の衰えにより動けなくならないように日常生活に簡単な運動を組み込んだり、必要な栄養をバランスよく摂取することで丈夫な骨と筋肉を維持したりすることから始めてみてはいかがでしょうか。また、薬局では、フレイルの早期発見と介入(治療や予防)のための様々な取り組みを行っています。ロコモ・フレイルを防いで健康寿命を伸ばし生き生きとした毎日を過ごしましょう。

(3)「ストレスチェックテスト」(11:50~整理券配布 先着60人限定)
唾液中に含まれる消化酵素のひとつである唾液アミラーゼを測定し、「ストレス」を数値化するストレスチェックテストを実施します。

【本件の背景】
予防医学領域におけるアンチエイジング(抗老化)の基盤および実践的研究は、世界的にも特に著しい高齢化が進む我が国において極めて重要です。近畿大学アンチエイジングセンターでは、国民の第一の財産である健康を守り、健康寿命を延ばし、生き生きとした社会を創るため、学術的研究のみならず、スポーツ教室の他、講演会や研究会を通じて市民の健康増進に貢献しています。公開講座はその一環で、今回で27回目の開催となります。

【開催概要】
日  時:令和元年(2019年)10月19日(土)13:00~15:20(12:30受付開始)
場  所:近畿大学東大阪キャンパス C館1階 101教室
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約15分、
     近鉄奈良線「八戸ノ里駅」から徒歩約25分)
対  象:一般の方(定員先着250人、入場無料)※10月15日現在 応募者205人
お問合せ:近畿大学アンチエイジングセンター
     TEL(06)4307-3097 FAX(06)6729-3577
     E-mail:antiaging@itp.kindai.ac.jp

【関連リンク】
薬学部 創薬科学科 教授 遠藤 雄一(エンドウ ユウイチ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2306-endo-yuichi.html

過去の公開講座の様子
過去の公開講座の様子

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