「ビル再生100の物語」内見時に検討客がチェックするポイント(後半)

ビル再生100の物語 第65話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

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前回は、他のビルとの競争を勝ち抜くために、内見客がどういう点を気にしてみているのか、「ココに大事な客を呼べるかどうか」「自分はどこに座るか」「お昼はどうする?」「通勤はどうなる?」など、内見客が実は気にしている胸の内をいくつかご紹介しました。

参考になりましたでしょうか?今回はその続きです。

内見時に検討客がチェックするポイント(後半)

「お隣さんはどんな人?」

お隣さんというのは、隣の部屋とか、他の階にどんな業種のテナントが入っているか?ということです。内見の帰りがけにビルのテナント案内板を撮影しているお客さんっていませんか?これも、実際入居する身になると、同じ屋根の下になるわけですから気にする人が多いです。あらかじめ資料に書いておいたりすると喜ばれます。

それから

「トイレは清潔?」

また出ました、トイレ。トイレは本当に大事だってキモに銘じてください。

くつろげる場所かどうか、女性なら化粧ポーチ置ける台があるか、鏡が大きいか、そもそもお化粧したくなるような場所か、お小水の音がモレるような場所になってないか、男性と共用なんて絶対イヤっ! という理由で却下になったビルはいくらでもあります。

どうでしょうか?ほとんど感情的な問題ばっかりだと思いませんか?

コレがないと不便でしょうがない、という設備やスペックって、最初ざっくりビル選びするときは結構気にするんですが、内見の時は実はあんまりそういうことは考えてません。

あるとすれば、「重い荷物出し入れするからEVのサイズが」とか、電気容量たくさん使うけど大丈夫?といった程度のものが多いです。

どちらかというと、「窓が大きくて明るいね~」とか、「思ったより広く見えるね」「トイレがちょっと狭いかな」「会議室の場所が取りづらいかな」「隣のテナントさんはたくさんお客さんが来るの?」「表からの車の音ってどれくらいうるさいかな」といったような雰囲気とか印象に関するコメントが多いように思います。

また、ランチや通勤を気にするとか、今いるオフィスの近くに移転を希望しているお客さんの場合、電話番号が変わるかどうか、ということもビルを決めるポイントになることもあります。

要は、これらのポイントについて、できるだけ情報をあらかじめ用意しておくなど、ちょっとした気遣いと工夫でカバーできると、内見客の印象が変わってくるということです。


始めて読まれる方に

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これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。

リーシングマネジメントの基本的な考え方は、

「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」

です。

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