近畿大学経営学部生と橋本食糧工業がフードロスの削減を目指す 有機伊予柑を使用した和菓子を販売

2024-02-22 15:00
橋本食糧工業で試作する学生の様子

近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)経営学科准教授 上西聡子ゼミは、創業120年を誇る老舗あんこ屋の橋本食糧工業株式会社(大阪府茨木市 以下、橋本食糧工業)との共同研究「SDGsを意識した食品開発の検討」の一環として、有機伊予柑を使用した和菓子を企画・開発しました。
令和6年(2024年)3月20日(水・祝)に大正テンソル館(大阪府茨木市)で、共同開発した2種類の和菓子「伊予柑おはぎ -伊予感-」を販売します。

【本件のポイント】
●経営学部生が、フードロス削減を目指した和菓子を橋本食糧工業と共同開発
●通常は廃棄されてしまう皮なども美味しく食べることができる有機伊予柑を使用
●学生は商品企画等のマーケティングや、販売までの流れを実学で学ぶ

【本件の内容】
近畿大学経営学部の上西ゼミと橋本食糧工業は、フードロス対策・啓発を目標にした食品開発の在り方を検討することを目的とした共同研究を行っています。このたび、フードロスの観点から、愛媛県松山市で収穫された有機伊予柑を使用し、ヘタ以外の部分をすべて使った和菓子の企画・開発に取り組みました。有機伊予柑は、農薬や化学肥料などの化学物質を使用しないため、通常なら捨ててしまう皮も美味しく食べることができます。一方で、有機農産物には流通や規格外になってしまう問題があり、ゼミ生はそれらの課題をクリアするために、橋本食糧工業と和菓子屋「風月庵南坊」(大阪府茨木市)の協力のもと、有機伊予柑を丸ごと使った2種類の和菓子「伊予柑おはぎ -伊予感-」を開発しました。商品名は、伊予柑が「良い予感」と聞こえることと、伊予柑の果実感をイメージし「伊予感」に決定しました。伊予柑ジュレで爽やかな甘みを加えた「彩」と、伊予柑餡を味わう「純」のセットで販売します。
上西ゼミでは、今後も有機農産物の流通やフードロス問題に取り組み、有機農産物に対する興味関心の向上に貢献します。

【販売概要】
商品名 :「伊予柑おはぎ -伊予感-」「彩」と「純」2個セット 400円(税込)
     ※ 100セット限定
販売日時:令和6年(2024年)3月20日(水・祝)11:00~15:45
販売場所:大正テンソル館
     (大阪府茨木市別院町2-17、阪急京都線「茨木市駅」から徒歩約2分)
お問合せ:橋本食糧工業株式会社 担当:新川
     TEL(072)633-8779 FAX(072)633-5852

【学生のコメント】
経営学部商学科3年 北舎史佳(きたやふみか)さん
「もったいないをほっとけない」をテーマにフードロス削減の意識を広める活動を行っています。その一環として、今回の有機伊予柑を使ったおはぎを製作するプロジェクトに取り組みました。有機伊予柑は皮まで安心して食べられる利点がある一方、そのほとんどが規格外になってしまうという問題があります。おはぎを食べて、有機伊予柑の爽やかな味わいと有機農業と規格のジレンマを知っていただけたら幸いです。

【橋本食糧工業株式会社】
所在地 :大阪府茨木市沢良宜西2-17-29
代表者 :代表取締役社長 橋本敏克
事業内容:粉末あん、小倉あん(製菓・製パン・冷菓用)ならびに各種食品の製造・販売
創業年 :明治38年(1905年)
資本金 :1,000万円

【関連リンク】
経営学部 経営学科 准教授 上西聡子(ウエニシサトコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2139-uenishi-satoko.html

経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/

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