落語家・桂福団治(かつらふくだんじ)氏らが落語を披露 近畿大学附属和歌山高校・中学校「古典落語鑑賞会」

学校法人近畿大学

近畿大学附属和歌山高等学校・中学校(和歌山県和歌山市)は、平成28年(2016年)6月3日(金)、和歌山県民文化会館にて、本校の全生徒を対象とした芸術鑑賞会「古典落語鑑賞会」を開催します。

【本件のポイント】
●桂福団治氏ら3人の落語家と女流曲芸師による寄席芸を鑑賞
●全校生徒1,612人が参加し、生徒が落語等を体験するワークショップも実施
●中学・高校の感受性豊かな時期に古典芸能を鑑賞することで情操を養う

【本件の概要】
本校では、歌舞伎や演劇などの舞台芸術をテーマとした全生徒対象の芸術鑑賞会を毎年6月頃に開催しています。

今年は、手話落語を考案・普及させ、大阪府知事から表彰された桂福団治氏をはじめとする3人の落語家による落語と、女流曲芸師・三増れ紋(みますれもん)氏による曲独楽を鑑賞します。そのほか、落語のしぐさなどを学ぶ落語教室や、寄席で使用される邦楽器を体験する寄席囃子教室など、生徒参加可能なワークショップも実施します。優れた日本伝統の古典芸能を鑑賞することにより、情操を養うとともに、芸術鑑賞に適した振る舞いを身につけます。

■日 時:平成28年(2016年)6月3日(金)
    [午前]10:30~12:00(中学生・高1) [午後]13:00~14:30(高2・3)
■場 所:和歌山県民文化会館 大ホール(和歌山県和歌山市小松原通り1-1)
■対 象:本校の全生徒1,612人(中学生:507人、高校生:1,105人)
■内 容:1.ワークショップ(落語教室・寄席囃子教室)
     2.落語『動物園』(月亭 文都(つきてい ぶんと)氏)
     3.落語『スタディ・ベースボール』(笑福亭 仁智(しょうふくてい じんち)氏
     4.曲独楽(三増れ紋氏)
     5.落語『饅頭こわい』(桂 福団治 氏)

【出演者プロフィール】
■月亭 文都(つきてい ぶんと)氏(若手真打クラス)
昭和61年(1986年)に近畿大学商経学部を卒業後、同年、月亭八方に入門。古典的な上方落語を得意とし、はんなりとした語り口には定評がある。日本舞踊、邦楽、歌舞伎などに造詣が深く、芸事修行に熱心な努力家で、本格的な上方落語の継承者として将来楽しみな落語家の一人である。平成25年(2013年)、月亭八天改め、七代目月亭文都を襲名。これまでに、第33回なにわ芸術祭落語部門最優秀新人賞・大阪府知事賞・大阪市長賞、第6回繁昌亭奨励賞など、多くの賞を受賞。

■笑福亭 仁智(しょうふくてい じんち)氏(中堅真打クラス)
昭和46年(1971年)に笑福亭仁鶴に入門。入門当初から、明るく若々しいキャラクターが注目を集め、テレビやラジオでも幅広く活躍。言い回しの良い軽快なリズムの創作落語は、現代の感覚を見事に取り入れた完成度の高い作品として評価され、古典落語のみならず、新作派としても高く評価されている。コントグループ「大阪パイレーツ」を結成し、落語以外の方面でも活躍している。

■三増 れ紋(みます れもん)氏
学生時代に演芸に興味を持ち、平成10年(1998年)に三増紋也に入門。その後、平成12年(2000年)に三増れ紋を襲名。舞台を盛り上げる巧みな話術と独楽を自由自在に操る鮮やかな手捌きの曲独楽で観客を楽しませる。現在、日本の伝統芸能に艶やかな花を添える女流曲芸師として、メディア各方面で活躍中。

■桂 福団治(かつら ふくだんじ)氏(看板真打クラス)
昭和35年(1960年)、三代目桂春団治に入門。一春、小春を経て、昭和48年(1973年)四代目桂福団治を襲名。三洋文化新人賞や上方お笑い大賞功労賞、文化庁芸術際優秀賞を受賞する一方、昭和50年(1975年)には、明治末期の上方落語家・桂馬喬(かつらばきょう)の生涯を描いた映画「鬼の詩」にも主演。そのほか、手話落語を考案し広めた功績により、平成10年(1998年)には、大阪府憲法記念日知事表彰(文化芸術部門)を受ける。現在、関西演芸協会会長および上方落語協会理事を兼務。

昨年の芸術鑑賞会ミュージカル「ジュリアおたあ」