7/19(火)文芸学部「文芸フェスタ」 アニメーション研究家・土居伸彰氏講演会
近畿大学文芸学部(大阪府東大阪市)は、毎年開催しているイベント「文芸フェスタ」の一環として、平成28年(2016年)7月19日(火)にアニメーション研究家・評論家の土居伸彰氏をお招きして、講演会「“ヘン”なアニメーションを観ること」を開催します。
【本件のポイント】
●気鋭のアニメーション研究家が、世界中で収集した“ヘン”なアニメーションを紹介
●毎年開催している「文芸フェスタ」の一環として、一般にも公開
●世界の“ヘン”なアニメーションを観ることで、学生が新たな視点を獲得する契機に
【本件の概要】
近畿大学文芸学部が開催する文芸フェスタの今年のテーマは「変」です。アニメーション大国の日本においては、世界中で作られている多彩なアニメーションの姿が逆に見えづらくなっています。普段見慣れた作品とは異なる“ヘン”なアニメーションを観ることは、今まで気づかなかった新たな視点を獲得することにつながります。
講演者の土居伸彰氏は、短編・インディペンデント作品を中心とした世界中の「知られざる」アニメーションを紹介する会社、ニューディアーを立ち上げています。また、世界初の空港映画祭である新千歳空港国際アニメーション映画祭のフェスティバル・ディレクターを務めるなど、多彩な活動で注目を集めるアニメーション研究家・評論家です。土居氏が世界を旅するなかで「収集」してきた“ヘン”なアニメーション作品を紹介し、研究者・評論家・会社経営者という多様な視点から解説していただきます。
■日 時:平成28年(2016年)7月19日(火)14:50~16:20
■会 場:近畿大学東大阪キャンパスA館 301教室
(大阪府東大阪市小若江 3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対 象:一般の方入場可能(定員224人、入場無料、申込不要)
■お問合せ:近畿大学文芸学部 TEL(06)4307-3061
【講師プロフィール】
土居伸彰(どいのぶあき)氏 アニメーション研究家・評論家
昭和56年(1981年)東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。株式会社ニューディアー代表取締役。新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアのアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした非商業・インディペンデント作家の研究を各大学の非常勤講師や助手を通じて行うかたわら、ウェブサイト「Animations Creators & Critics」やレーベル「CALF」などの活動を通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動にも精力的に関わる。海外映画祭での審査員やキュレーターとしての活動経験も多い。平成27年(2015年)、株式会社ニューディアーを設立。世界のアニメーションの才能をつながるべき場所へとつなげる活動を積極的にスタートさせる。
【文芸フェスタについて】
文芸フェスタとは、近畿大学文芸学部が、平成21年(2009年)から毎年開催している文化イベントです。年間を通した総合テーマを掲げ、学生・教員・職員が一緒になってさまざまなイベントを企画・開催しています。
今年度中に、学生の作品を展示する「写真コンクール展覧会」や「油彩画・版画・ヴィジュアルアートの展覧会」(日程等未定)も開催予定です。
【担当教員:文芸学部文化デザイン学科教授井面信行(いのものぶゆき)のコメント】
文芸フェスタの今年の年間テーマは「変」です。『易経』に「 窮即変、変即通(窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず)」という言葉があります。「変」は、来たるべき新たなものを内包しているということでしょう。その意味で「変」はすでに動きをはらんでいます。このテーマの下に展開される「文芸フェスタ 2016」が、「恒常」から「変化」へと向かう積極的活動となることを望んでいます。
【関連リンク】
文芸学部文化デザイン学科 教授 井面信行
http://www.kindai.ac.jp/meikan/944-inomo-nobuyuki.html