SVPジャパン SDGsとは?今取り組むべき理由について

2030年までに「持続可能でより良い世界を目指す国際目標」

 「SDGs」を耳にしたことがある人は、どのくらいいるだろうか。ここ数年は、TV番組の特集や雑誌の企画など、メディアによる情報発信が影響しているのか「SDGs」という言葉の認知率は、現在までに約86%にまでなった。一方で、内容まで理解している人は約34%である。
本レポートでは、SDGsの紹介に加え、なぜ今取り組みが必要とされているのか、についても言及する。

■SDGsとは?

 Sustainable Development Goalsの略称。(訳:持続可能な開発目標)2015年の国連サミットで加盟店193カ国が全会一致で採択された、2030年までに「持続可能でより良い世界を目指す国際目標」のことである。分かりやすく言い換えると「2030年までに、世界中で課題となっている、貧困・人権・地球環境などの様々な問題を解決させて、誰一人残さない、より良い社会を皆で目指そう。」と言った内容である。世界が共通の目標を持ち、実現し続けられるように各国で取り組みが進んでいる。17の目標、169のターゲット(より具体的な目標)から構成され、社会・経済・環境の3側面から成り立つ。①社会:貧困や飢餓、教育、健康、福祉など②経済:働き方の改善、ジェンダー、エネルギーなど③環境:地球環境、気象変動など

参照:第5回「SDGsに関する生活者調査」を実施、電通、https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0427-010518.html(2022-04-27

■なぜ今SDGsに取り組むのか?

 日本は第二次世界大戦後、著しい経済成長を遂げてきた。ところが近年は少子高齢化が進み、2040年の高齢化率は35.3%と見込まれており、20~64歳の人口は全体の半分程度になると推計されている。少子高齢化を克服して、経済成長を持続可能にしていくには、都市に依存しない、それぞれの地域で人々が安心して暮らせる社会・まちづくりが必要である。それには、社会課題・地球環境にも配慮し、「経済・社会・環境」の3側面で発展を目指さなければならない。SDGsは、この3側面を取り入れた開発目標であり、将来を見据え、より良い日本社会を築いていくための、羅針盤にもなりえる。

 一方で、日本は国際社会とも深く関わるようになってきた。2019年以降、新型コロナウイルスが全世界で拡大し、貧困や教育の格差、働き方や食料安全保障の課題などが今まで以上に浮き彫りとなった。更に、2022年のロシアのウクライナ侵攻、その他の軍事紛争による人道危機、各国で起きている地球温暖化による異常気象や災害は、一国だけで解決できるものではなく、地球全体の問題である。日本も世界と足並みをそろえて、SDGs達成に向けて取り組みを進めていかなければならない。

参照:SDGs 達成に向けたビジョン報告書、外務省、SVPジャパン作成
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/vnr2021_04_section.pdf

■今までの日本の取り組み

 政府は2016年、総理大臣を本部長とする「SDGs推進本部」を設置。2017年以降は、政府の主要な取り組みをまとめた「SDGsアクションプラン」を定期的に策定している。さらに、次世代・教育現場においても、小学生は2020年から、中学生は2021年から学習指導要領に挙げられており、児童のうちから、SDGsについての理解を深めている。また、これまでの日本の取り組みを分析し、 SDGs17の目標から特に注力すべき8つの優先課題を下図の通り提示している。 

 目標達成予定の2030年まで残すところ、あと8年。2022年現在、目標達成度ランキングの上位3位は北欧諸国が占め、10位以内は全てヨーロッパ諸国である。日本は残念ながら19位に甘んじている。政府が旗振り役となり、各ステークホルダーと連携しながら、取り組みを進めてはいるが、国民一人ひとりが自分事として意識・行動を変えていくことが、目標達成へのカギであることは間違いない。
 次回のSVPインサイトでは、『企業』がSDGsに取り組むべき重要性やSDGsとビジネスの関わりについて考察する。

参照:Rankings The overall performance of all 193 UN Member States、SUSTAINABLE DEVELOPMENT REPORT
SustainableDevelopment Report 2022 (sdgindex.org)

■ 終わりに

 SVPジャパンでは、会員様向けサービスを通じて、日本国内のみならず、世界各国の経済指標や市場データ、事業環境や企業戦略、研究開発動向などをカスタマイズされた報告書にてご提供させていただいております。SDGsに関する情報収集例もございます。是非ご活用ください。

■SVPジャパンについて

「成功に導くビジネスの知を、もっと身近に」をミッションとした、会員制ビジネス情報提供サービスプロバイダー。
会員企業には、ビジネス公開情報に基づくクイックリサーチ、カスタムメイド型プロジェクトリサーチを提供。日本は1974年に創業し、現在世界40カ国に渡るネットワークのメンバーとして、大手企業を中心とした会員企業の意思決定を情報力でサポートしています。
 2021年には事業継承のため、経営体制を一新し、ガバナンスの強化、情報提供サービスの拡大、そして進化することを目指し、第二の創業をスタートしています。

《会社概要》
社名: 株式会社SVPジャパン
代表取締役: 橋本 雅
所在地: 東京都中央区日本橋蛎殻町1-38-9 宮前ビル2F
設立年月日: 1974年7月1日
事業内容: 会員制のビジネス情報提供サービス
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