近畿大学工学部のメディアセンターがリニューアルオープン デスクトップ型パソコン350台を撤去し、アクティブラーニングエリアを拡充

メディアセンターH101教室の完成イメージ
メディアセンターH101教室の完成イメージ

近畿大学工学部(広島県東広島市)では、令和6年(2024年)4月8日(月)、メディアセンター1階の3つのコンピュータ教室を、時代に即した学習環境の施設としてリニューアルオープンします。本学では、学生に対してノートパソコンを必携としており、それを活用できるアクティブラーニングエリアを拡充するため、既存のデスクトップ型パソコン約350台を撤去し、新たに可動式の机や椅子、大型ディスプレイ、授業支援システムを導入します。

【本件のポイント】
●時代に即した学習環境を提供するため、メディアセンターの大規模改修を実施
●デスクトップ型パソコンを約350台撤去し、必携としている個人のノートパソコンを活用できる環境を構築
●アクティブラーニングエリアを充実させ、主体的な学びやコミュニケーションを促進

【本件の内容】
昨今、技術の進歩によりあらゆるものが急速に情報化し、現代社会における重要なトピックとなっています。教育現場もその変化に適応する必要があり、時代に即した新たな教育方法やツールを導入するなど、柔軟な対応が求められています。近畿大学では、そうした情報化社会の急速な変化に適応し、従来の授業形態に革新をもたらす施策として、ノートパソコンの必携化によるBYOD(Bring Your Own Device)※ の推進や、WEBを通じて講義映像を視聴できる「メディア授業」に対応した科目の充実、学習管理システムLMS(Learning Management System)の積極的な導入および利活用などを進めてきました。
これを受け、工学部でもメディアセンターの設備や運用体制の大幅な見直しを行い、平成17年(2005年)7月の竣工以来初となる大規模改修を実施しました。この改修によってBYODを取り入れた新たな授業形態を実現し、主体的な学びやコミュニケーションの促進をめざします。
デスクトップ型の固定パソコン約350台を撤去するとともに、1階の3つのコンピュータ教室を改修し、アクティブラーニングに対応した新たな設備を導入しました。授業内容にあわせてフレキシブルにレイアウトできる机や椅子を設置し、大型ディスプレイを可動式のものに変更したほか、場所やデバイスに依存しないクラウドサービスを用いた授業支援システム「Wingnet Cloud」を導入しました。これにより、学生の画面のモニタリングなど、教員目線を重視した授業管理機能の充実化が図れ、授業をより円滑に行うことができます。さらに、ワイヤレスで簡易的に画面投影できるビジュアルコラボレーションツール「Solstice Pod」と、それらの操作性を向上させる専用ソフト「Solstice Active Learning」を導入することにより、学生や教員のパソコンからワイヤレスで画面投影が行えるようになります。
※ 個人が所有するパソコンやタブレットを大学内に持参して学習などに活用すること。

【新たな3つのコンピュータ教室】
●H101教室
既存の固定パソコンを撤去し、アクティブラーニングに対応した教室にリニューアルします。対話形式の授業に適したレイアウトとして、教室の中央に講師が立つためのセンターステージを配置し、学生と教員との距離を縮めてコミュニケーションを促進し、積極的な学びを促すことを目的としています。また、収容人数を80人から134人に増やし、従来2つの教室に分かれて行っていた授業を1つの教室で行うことが可能になりました。

H101教室
H101教室

●H102教室
思考のアウトプットがより活発になる空間にリニューアルします。収容人数を60人から84人に増やし、H101と同様に既存の固定パソコンを撤去して、可動式の机や椅子、大型ディスプレイを備えます。グループワークに適したレイアウトを主としますが、用途に応じた多様なレイアウトへの変更が可能です。

H102教室
H102教室

●H104教室
H102教室と同様の仕様にリニューアルします。収容人数を56人から68人に増やしました。

H104教室
H104教室

【メディアセンター概要】
メディアセンターは、教育・研究活動を主体的かつ能動的に学ぶ学生を支援することを目的に、近畿大学広島キャンパスの中心エリアに平成17年(2005年)7月に竣工しました。1階に情報教育センター、2・3階に図書館の機能をもつ複合施設です。1階の情報教育センターは学生への情報教育の支援を目的とし、アクティブラーニングに適した教室や映像音響設備を有する教室、コミュニケーションゾーンとしてのメディアラウンジを備えています。2・3階には図書館があり、約25万冊の蔵書を有するほか、個室やグループ研究室などの学習環境が整っています。

竣工  :平成17年(2005年)7月
主要用途:情報教育センター、図書館
構造  :鉄筋コンクリート構造 地上3階

~メディアセンター全体面積~
敷地面積:138,118.04㎡
建築面積:2,255.58㎡
延床面積:5,381.20㎡

~改修面積~
延床面積:2,085.49㎡(メディアセンター1階全体)
     251.14㎡(H101)
     149.79㎡(H102)
     133.88㎡(H104)

【関連リンク】
近畿大学工学部メディアセンター
https://www.kindai.ac.jp/engineering/about/facility/media-center/


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