【名城大学】「体操のお兄さん」佐藤弘道・薬学部特任教授が今年度初めての講義

1年次開講科目「健康・スポーツ科学理論」で登壇

今年度初めての講義に臨む佐藤特任教授

NHK「おかあさんといっしょ」の第10代「体操のお兄さん」として知られる本学薬学部の佐藤弘道特任教授が4月26日、八事キャンパスで今年度初めての講義をしました。梅田孝教授の1年次開講科目「健康・スポーツ科学理論」で、3限と4限の2コマで合わせて学生287人に「地域保健(健康づくり)活動」について解説しました。

「体操の一つ一つの動きの解説もできるように」とアドバイス

佐藤特任教授は初めに、学位(医学博士)を取得した弘前大学大学院医学研究科社会医学講座時代から参加している地域保健活動「岩木健康増進プロジェクト」などの目的や概要、成果などを解説。生活習慣病予防や健康増進施策として実施している検診や健康実践教室の様子などを各種データや写真を交えて紹介しました。

2コマ合わせて287人が受講
写真やデータも交えて解説

続いて、長年取り組んでいる「親子体操」の研究について、自らの弘前大学大学院時代の論文も示しながら解説。佐藤特任教授は「親子体操」について「家の中で簡単にできる親子体操を通じて、子どもたちの運動能力の向上だけでなく、子育てや仕事で余裕のない20~30代のお父さんやお母さんの健康づくりにつながります」と指摘しました。

薬剤師は今や地域の健康づくりに積極的に参画し、健康状況を把握するための各種測定を担ったり、健康増進教室で運動指導をしたりすることが求められています。このため、佐藤特任教授は「岩木健康増進プロジェクト」などの解説の際には、学生たちに「運動指導の際には体操の一つ一つの動きの解説も上手にできるように」などとアドバイスしていました。

梅田教授が紹介
長年研究する「親子体操」も解説
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