睡眠研究の世界的権威 西野精治氏講演会開催 睡眠負債とその対処法を学ぶ
近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成30年(2018年)10月25日(木)、近畿大学の実学教育拠点「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」にて、スタンフォード大学睡眠・生体リズム研究所所長を務め、睡眠研究の世界的権威の西野精治氏を招き、講演会を開催します。
【本件のポイント】
●本学学生を対象に、睡眠負債ついての講演会を開催
●スタンフォード大学睡眠・生体リズム研究所所長で、睡眠研究の世界的権威の西野精治氏を講師に招聘
●講演を通して、睡眠負債・睡眠障害による健康被害の対処法を学ぶ
【本件の概要】
近年、日々の睡眠不足が借金のように積み重なる「睡眠負債(sleep debt)」が注目されています。一見健康に思えるビジネスパーソンや主婦、子供でも蓄積した慢性の睡眠不足が顕著です。特に大学生は生活が夜型化し、一般的な睡眠時間と比べて短いといわれています。それによって学業の能率、成績の低下のみならず、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や精神疾患、癌、認知症などの発症リスクを高めることが明らかになってきました。
今回は、スタンフォード大学睡眠・生体リズム研究所所長を務め、睡眠研究の世界的権威である西野精治氏を招き、「睡眠管理で生産性は上がるか:スタンフォード式 最高の睡眠」をテーマに学生に向けて、睡眠負債とその対処方についてお話ししていただきます。
■日時:平成30年(2018年)10月25日(木)15:00~16:30
■場所:近畿大学アカデミックシアター 2号館実学ホール
(大阪府東大阪市小若江3丁目4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対象:近畿大学学生
【講演者】
西野 精治(にしの せいじ)氏
スタンフォード大学医学部精神科教授
スタンフォード大学睡眠・生体リズム研究所所長
ナルコレプシー研究所副所長
昭和62年(1987年)スタンフォード大学精神科睡眠研究所客員研究員。客員助教授、准教授を経て、平成19年(2007年)より現職。ナルコレプシー研究所の副所長として、ヒトでのナルコレプシー(過眠症)の主たる病態生理の発見(オレキシンペプチドの産生不全)の中心的役割を果たす。平成17年(2005年)より睡眠・生体リズム研究所の所長に就任し、概日リズムや、睡眠・覚醒調節にかかわるメカニズムを、分子・遺伝子レベルから、個体レベルまでの幅広い視点から解明を行っている。
月刊誌「Sleep」編集委員。