日本初!東レ・メディカルが全事業部で医療VR導入 VRで多職種のタスクシフトに貢献!海外展開にも活用へ

 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、開発・提供する医療VRセルフ制作ソリューション「JOLLYGOOD+make(ジョリーグッドプラスメイク)」が、東レ・メディカル株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:田邉充、以下 東レ・メディカル)の全事業部にて導入されたことをお知らせいたします。
なお、医療機器取り扱いメーカーが全事業部横断でVRを導入するのは日本初となります。

 医師の働き方改革(2024年3月開始)や医療現場でのタスクシフト推進に伴う医療環境の変化を見据えて、東レ・メディカルでは、医療機器の操作方法や安全情報を医師や医師以外の医療従事者にも的確にお伝えしていくことが今後更に求められると考え、今回の全事業部へのVR導入に至りました。
また、同社は積極的に推進をしている海外事業においても、言語や文化の違いがある中で医療機器の扱いに関する情報を正確に伝えることが重要であると考え、まずは国内外1,000人の医療従事者(医師、技士、看護師等)に対してVRを活用し、医療機器の技能向上を目指します。

 今後ジョリーグッドは、様々な医療機器メーカーに対して「JOLLYGOOD+make(ジョリーグッドプラスメイク)」を提供し、VRを通じて多職種の医療従事者に対して医療機器使用の習熟を促すと共に、医療機器メーカーの世界の医療現場におけるプレゼンス向上にも貢献していきます。

■タスクシフトにより、医師しかできなかった医療機器操作が他職種へ

 2021年の法改正により、臨床工学技士等の業務内容が拡大され、今まで医師や看護師のみ操作可能な医療機器を臨床工学技士も操作可能となりました。
 例えば人工透析業務では、患者に動脈穿刺を行えるのは医師のみでしたが、法改正後は臨床工学技士も表在した動脈に限り穿刺可能となり、さらに機器装置の動作確認や管理も行うことが可能となっています。
 また、内視鏡手術のカメラ操作や人工心肺装置を用いる手術にて患者の身体へ電気的刺激を与える機器操作も臨床工学技士が対応できるようになるなど、医師しかできなかった医療機器操作を他の医療スタッフが的確に習得する必要性が近年急激に高まってきています。
(公益財団法人 日本臨床工学技師会 公式サイト参照:https://ja-ces.or.jp/kokuji-kenshu/horei-kaisei1/

■東レ・メディカル株式会社 代表取締役社長 田邉充氏 コメント

ジョリーグッドのVRコンテンツは、医師の真横にいる臨場感はもちろんですが、映像の利点となる静止・再生・ポインタ等のユーザースキルに合わせて活用できる機能があるため、リアルな症例見学以上に医療機器操作の理解を深められると考えております。2022年3月には、日本不整脈心電学会にて、発作性及び持続性心房細動治療用カテーテル・アブレーションシステム「HotBalloon™」の手技体験VRが手技見学の代替になるトレーニングツールとして承認を得ました。
弊社の事業は、透析事業、救急・集中事業、医療用具事業等多岐に渡りますが、全分野において積極的に活用し、海外展開においても、VRコンテンツを有効に活用し、安全な治療の発展および医療従事者の医療教育と技能向上に貢献していきます。今後も、VRコンテンツを「JOLLYGOOD+」でシェアし、ユーザーからのフィードバックを参考に、医療従事者、患者様のためとなる素晴らしいコンテンツとして発展させていきたいと思います。

■東レ・メディカル株式会社について(https://www.toray-medical.com/

会社名:東レ・メディカル株式会社
代表取締役:田邉 充(たなべ みつる)
資本金:13億3300万円
所在地:東京都中央区日本橋本町2-4-1 日本橋本町東急ビル
設立:1980年1月12日
事業内容:1.医療機器の製造、販売および輸出入
2.医療関連製品の販売、輸出入
3.医療機器の保守管理、修理および裾付け工事
URL:https://www.toray-medical.com/

■石心会 川崎幸病院 循環器内科主任部長 桃原哲也医師 コメント

今回、東レ・メディカル様と協力の上で、「JOLLYGOOD+make」を活用して大動脈弁狭窄症患者に対するカテーテルを使った治療法(TAVI=経カテーテル大動脈弁留置術)のVR撮影を行いました。特に多様な専門性を要するTAVI治療では、循環器内科、心臓血管外科医、麻酔科医、コメディカルスタッフらのチームで密にコミュニケーションを取りながら力を発揮することが求められます。
制作したVRは、若手医師や新たに治療に加わるコメディカルスタッフのトレーニングに活用しています。また患者やご家族への説明に際し、実際の治療現場、治療方法を模擬体験して頂くことができるため、インフォームドコンセントに役立っています。今後は、このVRが国内外の臨床現場の技術習得の向上につながることを期待しています。
※東レ・メディカル株式会社はバルーン拡張式弁形成術用カテーテルを販売しています。

■JOLLYGOOD+makeについて(https://jollygoodplus.com/about/make/

 「JOLLYGOOD+make」は、医療に関わる全ての要素を高精度VRカメラを用いて本人視点の360度実写映像で簡単にVRコンテンツ化することができる医療VRセルフ制作ソリューションです。従来のCGで制作されたVRコンテンツと比較して、本サービスで制作した実写医療VRは、圧倒的な当事者⽬線で憑依するようなリアリティの高い臨床体験や患者体験などを得ることができます。

■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/

 ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。

【企業理念】

テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。

【ミッション・ビジョン・バリュー】

ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』


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