近大生が御年100歳の現役ビジネスマンと世代を超えて交流 「世代間交流ワークショップ」で相互の価値観を共有
近畿大学アカデミックシアター(大阪府東大阪市)のプロジェクト「『植・食、健康』産業支援プロジェクト」は、令和6年(2024年)2月21日(水)、大阪市北区にある産学連携活動支援施設「テラプロジェクト・まちラボ」にて、「世代間交流ワークショップ」を開催します。タオルメーカーである株式会社東進(大阪府泉南郡田尻町)の名誉顧問で御年100歳の現役ビジネスマン、宮本克己氏をお迎えして、近畿大学生が世代を超えた交流を行います。
【本件のポイント】
●100歳の現役ビジネスマンと近畿大学生が世代を超えて交流するワークショップを実施
●働き方、生き方、健康など、相互の世代の価値観を理解し合い、交流を図る
●高齢者と若者による世代間交流の乏少という社会課題の改善をめざす取り組み
【本件の内容】
近畿大学アカデミックシアターでは、学生が主体となって教職員、企業、地域住民と協働しながら新たな社会価値を生むことをめざして、学内公募で毎年約30のプロジェクトが採択され、選ばれた個人または団体が、自主性を持って取り組んでいます。そのうちの一つである「『植・食、健康』産業支援プロジェクト」は、平成29年度(2017年度)に発足しました。
今回開催する「世代間交流ワークショップ」は、御年100歳で現役ビジネスマンの宮本克己氏を講師としてお迎えし、近畿大学生と世代を超えた交流をしていただきます。超高齢社会の日本が抱える社会的課題の一つに、高齢者と若者等の世代間交流の断絶があり、「共通の話題がない」といった先入観などから人口の約8割は同世代としか交流しないと言われています。そこで、「世代を超えた交流、協働、共創が重要であり、大学がそのプラットフォームになれれば」という思いでこのイベントを企画しました。
宮本氏は、1960年代に世界的スポーツ用品メーカー「アディダス」の日本輸入に携わり、百寿を迎えた現在は株式会社東進の名誉顧問を務めておられます。100年の人生で気づいた価値観や働き方、生き方、健康などについてお話いただき、大学生と相互の共通点や違いを理解し合い、交流を深めることをめざします。
【開催概要】
日時 :令和6年(2024年)2月21日(水)13:00~14:00
場所 :テラプロジェクト・まちラボ
(大阪府大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル4F、
JR「大阪駅」から徒歩約5分)
参加者:近畿大学生 約20人
講師 :株式会社東進 名誉顧問 宮本克己氏
【講師プロフィール】
宮本克己(みやもとかつみ)氏
大正12年(1923年)9月、愛媛県に生まれる。総合商社の兼松株式会社在籍時にスポーツ用品メーカー「アディダス」の日本輸入に携わるなど数々の業績を残したのち、74歳でタオルメーカーの株式会社東進に転身。100歳を迎えた現在も名誉顧問を務め、現役で仕事を続けるとともに、自身の経験談をもとにした経営哲学の講演を企業経営者向けに行っている。
【「植・食、健康」産業支援プロジェクト】
近畿大学生が主体となって取り組み、新しい価値の創造に挑戦する「近畿大学アカデミックシアタープロジェクト」の一つで、「植・食、健康」に関する事業プランによって、社会実装までを実践することを目指して活動しています。近畿大学薬学総合研究所・同大アンチエイジングセンター教授 森川敏生が担当教授を務め、一般社団法人テラプロジェクトと共同で活動を展開しています。
https://act.kindai.ac.jp/projects/02cee7568a9fcfcc5c0168a5d0f1ddd226bf9466.html
【一般社団法人テラプロジェクト】
新たな産・学・官・民連携活動によるモノ・コトつくりを支援する新プラットフォームです。
21世紀は「Green Gold の時代」、環境と経済の両輪が世界を牽引する時代です。4人に1人が65歳以上となる日本の高齢社会を豊かに生き抜くためには、市民のニーズや知恵を直接「モノつくり・コトつくり」に生かしていくことが重要です。テラプロジェクトでは、その中心課題を「心身健康」に置き、「植・食」をキーワードとして、市民と大学・企業が協働して「モノつくり・コトつくり」に挑戦しています。また、「智の木協会」と連携し、社会貢献を目的とした都市緑化推進活動「One Green」や「植育」プログラムを展開しています。
https://midori-project.jp/members/thera-projects/
【関連リンク】
近畿大学アカデミックシアター
https://act.kindai.ac.jp/